「お弁当箱選びの注意点やコツが知りたい」
今回は、このような方に向け子ども向けお弁当箱について特集してみました。サイズ目安や素材の違いによる特性が知りたい方はぜひ参考にしてください。
入園前・入学前にはお弁当箱を用意しよう
お子様が保育園・幼稚園や小学校に入学すると、お弁当箱を使うタイミングがかなり多くなります。入園・入学の際にはほぼ必需品となるので、前もってお弁当箱を用意しておきましょう。
なお子ども用のお弁当箱は、サイズや素材、形やデザインの選び方が重要になります。大人用とは違ったこども専用のお弁当箱が多数発売されているので、ベストなものを選びましょう。
また子どもによって、お弁当箱を毎日使うケース、週に数回だけ使うケース、行事のタイミングだけ使うケースとあるでしょう。給食の有無でお弁当箱を使う頻度は大きく変わります。
まずは入園・入学前に使用頻度を確認し、どのようなものが使いやすいかを考えておくと良いでしょう。
子ども用お弁当箱のサイズ選びについて
学年・年齢 | 容量の目安 |
---|---|
年少(3〜4歳) | 280ml |
年中(4〜5歳) | 360ml |
年長(5〜6歳) | 450ml |
小学校低学年(7〜9歳) | 450〜600ml |
小学校高学年(10〜12歳) | 600〜850ml |
なお園や学校によってお昼ご飯の時間は決められています。特に保育園や幼稚園児の場合、時間内に食べ切れる量に合わせてお弁当箱のサイズも選ぶようにしましょう。お弁当箱の容量は見た目だけでは分かりづらいですが、パッケージや裏面を見ると容量が確認できます。
上表は学年・年齢別のお弁当箱の目安サイズになります。例えば年少の場合は280mlほどがジャストサイズと言われていて、年齢が大きくなるにつれてサイズが少しずつ大きくなります。
ただし上表はあくまでも目安の量になり、月齢や体格の違い、そして食欲旺盛か否かでお弁当箱のサイズも大きく変わってくるでしょう。心配な場合は園や学校の先生に子どもの様子を確認しながら、お弁当箱のサイズを適宜調節してあげるようにしましょう。
素材やフタの形などお弁当箱選びのポイント
サイズの他にも、素材や形状、機能などチェックすべきポイントがいくつかあります。
ここからはお弁当箱を選ぶ際に確認すべき点を解説していきます。
素材の違いとメリット・デメリット
お弁当箱は素材の違いで大きく特徴が変わります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、特徴を理解しておくことが大切です。子ども用のお弁当箱は「プラスチック製」のものが多いです。このほか「アルミ製」や「ステンレス製」、「木製」などがあります。
<プラスチック製>子ども用お弁当箱の定番でデザイン豊富
子ども用お弁当箱として最もメインに扱われている素材で、大きさやデザインのバリエーションが豊富です。プラスチック製のお弁当箱は子ども向けのキャラクターデザインのものも多く、小さな子どもも喜ぶものがたくさんあります。
中でもポリプロピレン製(PP製)のお弁当箱は耐熱のものが多く、電子レンジや食洗機に対応している商品があるため使い勝手に優れています。軽量で扱いやすいことも、デイリー使いしやすいポイントになります。
一方でプラスチック素材は、ニオイ移りがしやすく、衝撃による破損もしやすいという側面があります。耐久面では他素材に比べ、やや劣る部分があることを覚えておきましょう。
ただし先ほども説明したように、子ども向けのお弁当箱は年齢や月齢、体の成長でサイズがどんどん変わってきます。破損する前に買い替える機会も多いので、さほど気にする必要はないでしょう。
<アルミ製>熱伝導率がよく詰めたおかずがすぐに冷める
プラスチック製のお弁当箱がブームになる前は、アルミ製が定番とされていました。最近はデイリー向けの商品は少なくなっていますが、キャンプ用品などに増えている傾向です。
アルミ製のお弁当箱は熱伝導率がよく、保温庫で使える、食材を詰めた後にすぐに冷ませるという特徴があります。一方で電子レンジや食洗機では使えないものも多いので、使い方をよく確認しておきましょう。
<ステンレス製>耐久性に優れていてニオイや汚れに強い
丈夫で壊れにくいステンレス製のお弁当箱は、ニオイや汚れにも強いという点から人気があります。ただしプラスチック製やアルミ製に比べると重さがあるので、小さな子どもに持たせる場合は注意です。また子ども向けというよりは大人向けのシンプルな製品が多い傾向にあります。小学校高学年になり、大人サイズが使えるようになってから選ぶのも良いでしょう。
近年はステンレス製でもパッキン付きという商品が増えており、汁漏れなどにも対応しやすいです。ただし電子レンジは使用できません。
<木製>吸湿性が高く白米を美味しく感じさせてくれる
「曲げわっぱ」などに代表される木製のお弁当箱は、ご飯が美味しくなると評価されています。吸湿性に優れているため、ご飯が冷めても美味しく感じやすいのです。そのため、白ごはんを美味しく食べたいという子におすすめです。一方で密閉には不向きなので、色々なおかずを食べたいという子にとっては使いにくいかもしれません。
また汚れやすく扱いが難しいというところにも気をつけておきましょう。洗った後はすぐによく乾かすことが必要になります。価格もプラスチック製に比べると高いものが多いです。
フタの形で使いやすさが変わる
お弁当箱はふたの形状によって開けやすさ、密閉性などの使いやすさが変わってきます。ふたの種類には「かぶせ式」「シール式」「ロック式」などがあります。<かぶせ式>幼い子どもでも力要らずで開け閉めできる
かぶせ式は、フタをそのまま被せて使うタイプのお弁当箱のことです。留め具などが付いていないので、別途ランチベルトなどを用意してフタを留める必要があります。
力いらずで開け閉めができるので、年少など小さな子どもでも使いやすいです。一方で密閉力はないので、汁気の多いおかずは入れにくいです。
<シール式>密閉性があり汁漏れしにくい
シール式は、タッパーのようにフタが密着するタイプのお弁当箱です。しっかりと閉められて密閉性があるので、汁漏れしにくいです。
ただし中のおかずが温かいままフタを先に閉じてしまうと、フタがくっついてしまい開けづらくなるので気をつけましょう。子どもが指先にうまく力を入れられるようになってから使うのがベターです。
<ロック式>密閉性が高く使用方法もわかりやすい
ロック式はサイドをカチッと止めて使うタイプのお弁当箱のことです。シール式同様に密閉性に優れており、シール式よりも留め方がわかりやすいというメリットがあります。
多少の力は必要になりますが、練習していれば幼稚園児でも十分に扱うことができるでしょう。ただし使っていく間にロック部分が壊れてしまう場合もあります。
食洗機対応などお手入れのしやすさをチェック
毎日のようにお弁当箱を使うという方は、お手入れのしやすさもぜひチェックしておきましょう。自宅に食洗機がある方は、食洗機対応しているかを必ず確かめておきましょう。
また清潔さを保つためには、パッキン部分などをきちんと外して洗えるかを確認しておきたいところです。
電子レンジ対応の商品であれば、前日におかずを詰めて温め直すということもできます。
仕切りの有無や高さ・細さも確かめよう
お弁当箱はおかずを入れやすいかどうかも重要なポイントになってきます。特に小さな子が使う場合は、仕切りのあるお弁当箱がおすすめです。
年齢が上がりおかずが大きくなってきたら、ある程度高さのあるお弁当箱を選ぶと良いでしょう。フタがふんわりとドームのような形状になっているお弁当箱は、見た目以上に高さのあるおかずを入れやすいです。
また楕円形や丸型のお弁当箱は、表面積が広くなるのでキャラ弁などを作りやすいです。一方で長方形などスリムな形状のお弁当箱は、通園バッグなどマチが狭いカバンにも収納しやすいです。
高学年など年齢を重ねてきたら、二段タイプを選ぶのも良いでしょう。二段タイプはお米とおかずを分けて入れられるのもポイントです。
子ども用お弁当のおすすめランキング8選
商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | 容量 | 素材 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セレクトショップAQUA KIDS DISHランチボックス |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 合成漆器素材でできた、クマの形のキュートなお弁当箱。かぶせ蓋とバンドで小さなお子様でも開け閉めが容易。 | 2,310円 | 400ml | PET、ABS樹脂など | |
Skater 子ども用ランチボックス |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 年長前後のお子様にぴったりなサイズ感で、ドーム型のフタは大きなおかずも入れやすい。電子レンジや食洗機にも◎ | 1,188円 | 450ml | ポリプロピレンなど | |
KEYUCA 抗菌はじめてのお弁当箱 |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | ロック式のフタは、留め具部分に恐竜やお花の目印がついていてわかりやすい。はじめてのお弁当箱にもおすすめ。 | 1,089円 | 360ml | ポリプロピレンなど | |
TABERUNY 抗菌bitieランチボックス |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | シンプルデザインでキャラものではないお弁当箱をお探しの方におすすめ。抗菌加工で安心できる。 | 1,980円 | 480ml | PET・ABS樹脂など | |
学研ステイフル はらぺこあおむしお弁当箱 |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 耐久性に優れたアルミ製お弁当箱。小さめサイズなので少食のお子様にもピッタリ。入園前から使用したい方にも。 | 1,980円 | 280ml | アルミニウム | |
お弁当グッズのカラフルボックス シール容器3個セット |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | メインのほか、フルーツ用などサブにも使えるシール容器。大・中・小の3サイズセットでコスパも良好。 | 988円 | 大480ml/ 中280ml/ 小180ml |
ポリプロピレン、EVA樹脂 | |
みよし漆器本舗 Hinata 曲げわっぱ |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 近年人気上昇中の曲げわっぱが子どもサイズで登場。冷めてもおかずや白米が美味しく感じられるのがメリット。 | 2,538円 | 350ml | 天然木 | |
hauhau ラク軽弁当箱Mサイズ |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 作り置きをそのまま冷凍しておける、時短に便利な機能性お弁当箱。Mサイズのほか、S/Lサイズも展開中。 | 1,155円 | 550ml | ポリプロピレンなど |
1位:セレクトショップAQUA KIDS DISHランチボックス
- 素材:PET、ABS樹脂など
- 容量:400ml
- 電子レンジ:○
- 食洗機:○
- 価格:2,310円(税込)
かぶせ式のフタ+バンド付きで、小さな子どもでも扱いやすいです。またポリエチレンの内蓋も付いているので、汁漏れが心配なおかずも入れやすいです。内側は仕切りトレイ付きで、おかずを小分けにしやすいのもポイントです。
2位:Skater 子ども用ランチボックス
- 素材:ポリプロピレンなど
- 容量:450ml
- 電子レンジ:○
- 食洗機:○
- 価格:1,188円(税込)
フタを外して電子レンジが使えたり、食洗機が使えたりと機能面も充実しています。仕切りも高めに設定されていて、おかずが偏りにくいのが特徴です。
柄はティラノサウルスや車など、男の子に人気の柄が中心となっています。
3位:KEYUCA 抗菌はじめてのお弁当箱
- 素材:ポリプロピレンなど
- 容量:360ml
- 電子レンジ:○
- 食洗機:○
- 価格:1,089円(税込)
KEYUCAにはお揃いのスプーン&フォークセットや水筒があるので、揃えておくのもおすすめです。
4位:TABERUNY 抗菌bitieランチボックス
- 素材:PET・ABS樹脂など
- 容量:480ml
- 電子レンジ:○
- 食洗機:○
- 価格:1,980円(税込)
内側は抗菌加工が施されており安心です。年齢を問わず使いやすいデザインで、小学校低学年の子や小ぶりなお弁当箱がお好みの方におすすめです。
5位:学研ステイフル はらぺこあおむしお弁当箱
- 素材:アルミニウム
- 容量:280ml
- 電子レンジ:-
- 価格:1,980円(税込)
ふたは扱いやすいかぶせ式で、付属のゴムベルトには記名スペースもあり安心です。大人気のはらぺこあおむし柄で見た目もキュートです。
6位:お弁当グッズのカラフルボックス シール容器3個セット
- 素材:ポリプロピレン、EVA樹脂
- 容量:大480ml/中280ml/小180ml
- 電子レンジ:○
- 食洗機:-
- 価格:988円(税込)
軽量で汁漏れもしにくいシール式のフタで、遠足などでも役に立ちます。お弁当として使うほか、保存容器として使うこともできます。
7位:みよし漆器本舗 Hinata 曲げわっぱ
- 素材:天然木
- 容量:350ml
- 価格:2,538円(税込)
冷たいご飯に抵抗があるという子も、食べるきっかけを与えられるチャンスになるでしょう。フタはかぶせ式で、付属のバンドは8色から選ぶことができます。
8位:hauhau ラク軽弁当箱Mサイズ
- 素材:ポリプロピレンなど
- 容量:550ml
- 電子レンジ:○
- 食洗機:○
- 価格:1,155円〜(税込)
くまのプーさんやすみっコぐらし、ミッフィーなど人気キャラクターの柄が豊富です。
お弁当袋や食器セットも合わせて選ぼう
お弁当箱を用意したら、合わせて「お弁当袋」などのグッズもゲットしておきましょう。またお箸やスプーンなどの入った「食器セット」も必要になります。
お弁当袋はお弁当箱と食器セットが十分に入るサイズのものを選ぶようにしましょう。通園や通学に使う目的なら、簡単に洗える布素材・巾着タイプのものがおすすめです。一方で遠足などの特別なシーンでしか使わないのであれば、保温機能付きのランチバッグなどを選ぶのも良いでしょう。
食器セットはお箸・スプーン・フォークが3点セットになったもののほか、お箸のみ、スプーン&フォークのみのタイプもあります。保育園や幼稚園児の場合はお箸を上手に扱えない場合もあるので、必要な食器を適宜用意してあげてください。なお園によってはお箸を必ず持たせるなど、指定がある場合もあるので準備する前にきちんと確認しておきましょう。
また「ランチマット」や「お弁当用の保冷剤」、そして「水筒」なども用意する必要があります。中にはお弁当箱と同じデザインで揃えておけるグッズもあるので、ぜひお弁当箱選びとともにチェックしてみてください。
ベビー・キッズ・ママグッズ用品はコチラ
まとめ
子ども用のお弁当箱を選ぶ際は、見た目だけでなくサイズや素材、フタの形状などに注目しておきましょう。保育園児や幼稚園児など子どもが小さい場合は、いきなり使うのではなく前もって開け閉めなどを練習しておくことも大切です。ぜひお子様にピッタリなお弁当箱をチョイスして、お弁当タイムを楽しいものにしてあげてください。お弁当が楽しくなることで、きっと通園・通学の楽しみが増えることでしょう。