グズグズと機嫌も悪くなってしまい、ママのストレスも溜まってしまう悪循環になりがちです。そんなときに役立つのが「鼻吸い器」で、持っていて損はないアイテムですよ。
今回は、新生児からでも使える辛い鼻水を吸ってくれる鼻吸い器のおすすめ商品をご紹介していきますね。記事を参考に、赤ちゃんとママのライフスタイルに合わせて選んでみてください。
鼻吸い器の必要性とは?使用しても鼓膜は破れない?
赤ちゃんや子どもは、よく風邪を引きますよね。やっと風邪が治ったと思っても、風邪ウイルスは200種類以上もあるといわれており、すぐさま別の風邪にかかってしまうことも。毎回ダラダラと鼻水を垂らしてかわいそうな姿になってしまいます。
そこで、鼻水を少しでもスッキリさせてあげられるアイテムが鼻吸い器。風邪を引いていても鼻水を吸ってあげることにより軽症で済む場合も。
鼻水・鼻づまりによる症状
- 息苦しさを感じる
- 眠りに付きにくくなる
- 母乳やミルクが飲みにくくなる
- 中耳炎や副鼻腔炎になるリスクがある
中耳炎は、小学校入学までに6~7割の子どもに発症するといわれる病気で、一度発症してしまうと治りが遅く耳の痛みや耳垂れといった症状が出てくることもあります。
副鼻腔炎は、長引く鼻水が喉に落ちて咳につながり、ときには頭痛なども伴う病気です。咳き込みが悪化すると気管支炎や肺炎といったリスクも上がり、重度になると入院しなければいけない事態にもなる厄介な病気なのです。
赤ちゃんや子どもは鼻と耳の距離が短く、耳管が太いことが特徴。ウイルスや菌が鼻から入りこみやすく、耳奥に入ってしまうと中耳炎につながり、悪化すると副鼻腔炎となってしまいます。なので、ウイルスや菌を奥に侵入させないために鼻水を吸ってあげることが効果的です。
危険!鼓膜が破れるという噂
鼻吸い器の使用によって、赤ちゃんの鼓膜が破れると聞いたことがあるママも多いと思いますが、基本的に鼓膜が破れることはありません。しかし、強い圧がかかったまま長時間の吸引をしていると鼓膜に圧力がかかって負担になることはあります。
とくに、ネバネバとして色が付いた鼻水や固まった鼻くそを取ろうとして無理に吸うことは避けましょう。安全に鼻水を吸うためには、鼻吸い器を正しく使用してください。
鼻吸い器はいつから使える?大人もOK?
製品によっては使用年齢が決まっているものもありますが、基本的には新生児から使えるので、鼻水が出はじめたタイミングで使用してあげてください。
使用期間について定めはなく、何歳になっても使うことができますが、まだ鼻がかめない子どもには鼻吸い器で鼻水を吸ってあげるといいですよ。
その子によって鼻をかめる年齢は違ってきますが、早くて2~3歳、遅くても6歳くらいまでには自分で鼻をかめるようになってくるので、鼻吸い器が必要ないときになるまでは使ってあげましょう。
また、しっかりと洗浄や除菌後に大人も同じ鼻吸い器を使えるので、鼻をかみすぎて鼻の下が真っ赤になってしまう前に使えるというメリットも。
鼻吸い器のタイプやお手入れ方法をチェック
電動や手動といった鼻吸い器があり、家庭と外出用でわけて使用しているママも多くいます。それぞれお手入れ方法も異なるので、さっそくチェックしていきましょう。
大型の電動据え置きタイプ
抜群の高い吸引力を持つ、電動据え置きの鼻吸い器です。吸引力は調節可能なので、鼻水の量が多いときや、ネバネバ鼻水のときには使用をおすすめします。
ただ、重くて持ち運び向きではなく、大型なので場所も取ってしまうことが難点。電源につなげて稼働するタイプで、おうちなどのコンセントがあるところでの使用に限られます。
小型の電動ハンディタイプ
持ち運びが可能で吸引力もある電動ハンディタイプ。吸引力が据え置きタイプよりは劣りますが、外出先でも吸引力がある鼻吸い器がほしいママにはおすすめです。
こちらは充電式のため、家庭で充電しておく必要があります。電池内蔵のものだと、予備で鼻吸い器と一緒に持ち運んでも良いかもしれませんね。
スポイトタイプ
ポンプを握って鼻水を吸うスポイトタイプは、軽くて持ち運びに便利です。手動なので吸引力は電動に比べて弱く、ネバネバ鼻水は吸いにくいかもしれません。
口吸いタイプ
安くて手に入りやすい口吸いタイプは、赤ちゃんの鼻の穴に入れるノズルと、ママが口にくわえて吸うノズルにわかれています。吸引力はママの吸う力によって調節できますが、頑張りすぎるとすぐに息切れしてしまうので注意。
また、直接鼻水を吸うわけではありませんが呼気感染する場合もあるので、使用後はママのうがいを忘れずにおこないましょう。
その他
レバーを引いて鼻水を吸引するタイプもありますが、片方はレバー、もう片方は赤ちゃんの鼻に当てることとなりママの両手が塞がってしまいます。こちらは年齢が上がり、子ども自身でノズルパーツを持つことができるようになってからの使用がおすすめ。
ノズルの種類やお手入れ方法
鼻吸い器のノズルはかたいプラスチックではなく、やわらかいシリコン製のものを選び、鼻の粘膜を傷付けてしまわないようにしましょう。吸引時には新生児の小さな鼻の穴に合う、ノズルが長くて細いタイプを選んであげると奥の鼻水まで吸ってくれますよ。
ほかには、洗うパーツが少ない商品だとお手入れが楽で助かります。鼻吸い器の消毒には、煮沸・レンジ・薬液で可能なものがあるので、パーツを傷めないように商品説明をしっかり読んでお手入れしましょう。
新生児から使える鼻吸い器のおすすめ8選
商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | サイズ | お手入れ方法 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BabySmile メルシーポット S-504 |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 鼻奥に詰まった鼻水も吸えるロングノズル付きの便利なセット | 10,890円 | 220×90×143mm | 中性洗剤・無水エタノール等 | |
ベビーザらス ピジョン 電動鼻吸い器 SHUPOT |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 赤ちゃんに合った吸引力と吸引流量を独自開発し、鼻水もスッキリ | 12,267円 | 21.5×16×14.8cm | 煮沸・レンジ・薬液 | |
Scroll Beauty BabySmile 電動鼻水吸引器 |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 乾電池式で持ち運びに便利な電動鼻吸い器 | 3,828円 | 201.5×42.5×42.5mm | 無水エタノール・塩素系漂白剤等を薄めたもの | |
大揚商店 電動鼻水吸引器 |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 6つの強さが調節可能で音も控えめ。バッテリー残量も知らせしてくれる | 4,250円 | 200×30mm | アルコール等 | |
JCT shop バリキュー |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 簡単に弱・強モードに切り替えOK。デザインもかわいい鼻吸い器 | 2,980円 | 10.3×7.8×10.7cm | 煮沸 | |
ピジョン ドクター 鼻吸い器 |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 外出先でも使用可能で持ち運びに便利なスポイトタイプ | 660円 | 15.5x6x4.5cm(梱包時) | 煮沸・レンジ・薬液 | |
OK shop ピジョン 鼻吸い器 お鼻すっきり |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | チューブは鼻水の逆流を防ぐ設計。お手入れパーツも少なめ | 1,073円 | 18.39x10.16x3.91cm | 煮沸・レンジ・薬液 | |
ウェルネス 丹平製薬 ママ鼻水トッテ |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 赤ちゃんの鼻穴の粘膜を傷付けないノズルで安心 | 708円 | 18.4x10x3.2cm(梱包時) | 煮沸・レンジ・薬液 |
1.BabySmile メルシーポット S-504
吸引力が抜群の電動据え置きタイプの鼻吸い器に、鼻の奥まで届くロングノズルとチューブホルダーが付いた便利なセットです。おうちでも耳鼻科のように、奥に詰まった鼻水もすっきりさせてくれる吸引力が最大のおすすめポイント。従来のメルシーポットよりも最小・最軽量になり、ちょっぴりコンパクトになりました。
- 価格:10,890円(税込み)
- サイズ:220×90×143mm
- お手入れ方法:中性洗剤・無水エタノール等
2.ベビーザらス ピジョン 電動鼻吸い器 SHUPOT
赤ちゃんにぴったりな吸引圧と吸引流量で、しつこい鼻水もスルッと吸引してくれる鼻吸い器です。チューブは鼻水が入らない設計なので、お手入れしなければいけないパーツが少なくて助かりますよ。ノズルがはずれにくく、赤ちゃんが動いても鼻水が吸いやすくなっています。- 価格:12,267円(税込み)
- サイズ:21.5×16×14.8cm
- お手入れ方法:煮沸・レンジ・薬液
3.Scroll Beauty BabySmile 電動鼻水吸引器
乾電池2本を使用する電動の鼻吸い器です。外出先でも鼻水の吸引力が必要と感じるときにはぴったりの持ち運び可能サイズですよ。ドロッとした鼻水でもスルッと吸引してくれますが、電池残量が少なくなると吸引力が衰えます。吸引の音が小さくなってきたら電池を取り替えましょう。パーツが少なく、お手入れは流水で可能なところも嬉しいポイント。
- 価格:3,828円(税込み)
- サイズ:201.5×42.5×42.5mm
- お手入れ方法:無水エタノール・塩素系漂白剤等を薄めたもの
4.大揚商店 電動鼻水吸引器
吸引力が6つの段階で調節できて便利な鼻吸い器です。軽い鼻水だと吸引力も高すぎないパワーで音も気にならずに使用感も良いです。バッテリー残量がわかるので、外出先で使用するときには事前にチェックできて安心です。- 価格:4,250円(税込み)
- サイズ:200×30mm
- お手入れ方法:アルコール等
5.JCT shop バリキュー
コロンとした形がかわいらしく、2カラーから選べる鼻吸い器。吸引力は2段階で、電源ボタンを2回押すと弱モード、もう1度押すと強モードと操作も簡単。本体以外のパーツは耐熱なので、普段は水洗いでもタイミングを見て煮沸消毒OKです。- 価格:2,980円(税込み)
- サイズ:10.3×7.8×10.7cm
- お手入れ方法:煮沸
6.ピジョン ドクター 鼻吸い器
シリコン使用のノズルで赤ちゃんの鼻穴の粘膜を傷付けません。片手で持ちやすい形状で、赤ちゃんがぐずってもサッと鼻水を吸うことができますよ。場所を取らないので、外出先でもすぐに取り出して使用できるところが嬉しいポイント。- 価格:660円(税込み)
- サイズ:15.5x6x4.5cm(梱包時)
- お手入れ方法:煮沸・レンジ・薬液
7.OK shop ピジョン 鼻吸い器 お鼻すっきり
ノズルの先端がU字カットになっており、鼻穴の内側に吸い付かずに鼻水がスルスル取れる設計の鼻吸い器。ママの吸う力で吸引力を調節できて、吸っても鼻水が逆流しない仕様です。パーツが少なくお手入れが簡単なところも助かりますね。- 価格:1,073円(税込み)
- サイズ:18.39x10.16x3.91cm
- お手入れ方法:煮沸・レンジ・薬液
8.ウェルネス 丹平製薬 ママ鼻水トッテ
手動なのでママの吸引力が必要ですが、持ち運びに便利なサイズなので外出先では重宝します。赤ちゃんの鼻粘膜を傷付けないノズル、鼻水の逆流を防ぐチューブ設計でママも安心です。- 価格:708円(税込み)
- サイズ:18.4x10x3.2cm(梱包時)
- お手入れ方法:煮沸・レンジ・薬液
使い方やタイミングを掴んで赤ちゃんの鼻を快適に
吸引器を使用するときに、はじめは赤ちゃんに嫌がられるかと思いますが、使い方やコツを掴んで赤ちゃんに負担をかけすぎないようにしましょう。使い方
従弟の赤ちゃんに今日挨拶しに行って今帰ってきた🚗
— 🌏hide(沖縄)🌺お休み中時々出没。 (@hideOkinawa612) November 10, 2023
赤ちゃん可愛かったー
けど、抱っこするの怖かった😅
オムツ替え初挑戦
肌がもちもちしててお手手がクリームパンみたいで可愛かった🥰
癒されたー✨
# 赤ちゃん pic.twitter.com/XD3EvDVXcY
赤ちゃんを横抱きにし、ママの片手は赤ちゃんの頭を固定、もう片方の手で鼻吸い器を持って吸引します。ほかには、赤ちゃんを寝かした状態にして鼻水を吸う方法も。
ママがやりやすい方をおすすめしますが、赤ちゃんが嫌がってうまく鼻水が吸えないこともあるので、タオルやおくるみに包んで吸引してあげても○。頭を固定することで、鼻水の吸入量が上がるのでスッキリ感があり、赤ちゃんがご機嫌になるかもしれません。
鼻水を吸うさいは、赤ちゃんの鼻とノズルが水平になるように入れ、鼻穴をぴったりと塞ぎ、角度を変えながら数回吸います。吸っていくと、鼻水がズズッと出る箇所に当たりますよ。 時間が経って固くなってしまった鼻の入り口付近の鼻水には、ベビーオイルを含ませた綿棒で鼻水を取り除いてあげると、奥の鼻水まで吸うことができます。
使用後のノズルには、ウイルスや細菌だらけなので洗浄や乾燥をして清潔を保ちましょう。
タイミング
鼻水は一気に吸い出そうとせずに、毎回7割ほど吸えたらいいかな?と思い、こまめに吸引することが大切です。とくに、鼻が温められて鼻水が出やすいお風呂上がりや、寝付きをよくするための就寝前には鼻吸い器で鼻水を吸ってあげると呼吸が楽になりますよ。
また、寝起きは就寝中にたまった鼻水が出てくるので、そのタイミングでも吸ってあげると良いです。1日○回と決めずに、こまめに吸ってあげましょう。
鼻吸い器を使うときの注意点
赤ちゃんの鼻の粘膜は非常にデリケートです。鼻吸い器で強く吸いすぎてしまうと、粘膜が弱くて薄い赤ちゃんの鼻から鼻血が出てしまう恐れも。万が一、鼻血が出てしまったときには鼻吸い器の使用を中断し、翌日以降に使用するようにしましょう。
鼻水が多いからといって、そのまま吸引をつづけると鼻血を繰り返してしまうことになり、粘膜の傷の治りが遅くなります。
鼻水が止まらない!医療機関を受診する目安は?
受診目安- 発熱した
- 咳が出てきた
- ずっと機嫌が悪い
- 眠れないことがある
- 母乳やミルクが飲めない
- 呼吸が苦しそう(ゼーゼーしている)
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まとめ
大人でもティッシュで鼻をかみつづけたら鼻の下が真っ赤になってしまうように、赤ちゃんの鼻水をティッシュで拭き続けると肌によくありません。肌荒れしてしまい、皮膚が切れてしまうこともあります。こまめに鼻吸い器を使用して、鼻の不快感をやわらげてあげましょう。耳鼻咽頭科でも鼻水は吸ってくれますが、赤ちゃんを連れて毎日通うのは大変です。おうちで出来る鼻水ケアをしてあげるほうが赤ちゃんやママにとっても負担が少なく済みますよ。