産後骨盤ベルトいつからいつまでする?ワコールピジョン等人気おすすめ7選

産後骨盤ベルトいつからいつまでする?ワコールピジョン等人気おすすめ7選

妊娠・出産を経験すると、ママの体型には変化が現れがち。特に骨盤の広がり・ゆるみには注意が必要で、丁寧なケアを心がけたいところです。
骨盤のケアには「骨盤ベルト」があると便利です。骨盤ベルトを正しく使い、産前・産後の体型ケアに努めましょう。
この記事では、骨盤ベルトの効果や種類、選び方などを解説していきます。
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産後は骨盤ベルトで体型を整えよう

産後は骨盤ベルトで体型を整えよう

骨盤ベルトとは

骨盤ベルトとは、その名の通り骨盤をサポートするためのベルトです。妊娠や出産で緩んでしまう骨盤を支え、腰の負担を和らげたり、骨盤を正しい位置に戻すサポートをしたりという目的で使われます。
骨盤ベルトは妊娠・産後における重要アイテムの一つで、プレママ・ママのうち8割ほどの方が持っていると言われるほどです。特に産後、緩んだ骨盤を正しい位置に戻し体型を戻すためには欠かせないアイテムになります。

なぜ出産で骨盤が緩むの?

なぜ出産で骨盤が緩むの?
出産では必ずといっていいほど骨盤が緩みます。なぜなら赤ちゃんは出産時でも頭の直径が8〜10cmほどあり、無事に出てくるためには骨盤が開いていないといけないからです。なお骨盤は出産時に一気に開くのではなく、妊娠初期の段階から徐々に開いていくのが特徴です
女性の身体は妊娠すると「リラキシン」というホルモンを分泌します。このリラキシンには、骨盤を支える関節を緩ませる作用があります。リラキシンが作用すると、骨盤の下が開き、恥骨の接合部や左右の坐骨部分も広がっていきます。この広がりのおかげで、赤ちゃんはママのお腹から無事に出てくることができるようになるのです。
なおリラキシンは出産後には分泌量が減るため、産後には骨盤の広がりも落ち着いていきます。しかし広がる際に時間がかかったように、骨盤が締まっていくのにも時間がかかります。骨盤が戻る期間は人によってまちまちですが、一般的には骨盤の位置が戻るまで3〜4ヶ月ほどかかると言われています。不安定な期間が長く、この期間に正しいケアをしないと骨盤が歪んだ状態のままになってしまうことがあります。

骨盤ベルトを付けないとどうなる?

骨盤ベルトを付けないとどうなる?
骨盤ベルトを付けないまま妊娠中や産後を過ごすと、母体にかかる負担が増えてしまいます。特に産後は骨盤が不安定なままでも育児をしなければならないという点に注意したいところです
骨盤ベルトなしで日々を過ごしていると、不安定な状況の中に負荷がかかってしまい、骨盤が歪んだままになってしまいます。また骨盤周りの筋肉も緩んでしまうので、ベルトによるサポートがないと腰痛反り腰などのトラブルを起こしやすくなります。人によっては恥骨痛や子宮脱などの症状に見舞われることもあるでしょう。
さらに骨盤ベルトを使わずに骨盤が歪んだままになってしまうと、産後太りの原因にもなる場合があります。「産んだ後に体重が戻らない」「体重が戻ったのに体型が戻らない」という方は、出産を経て骨盤がずれている可能性があります。
このようなトラブルや悩みを解消するためにも、骨盤ベルトは必要であると言えます。母親学級や産院の指導でも骨盤ベルトは推奨されているので、妊娠中の方や産後の体型でお悩みの方はぜひ骨盤ベルトを取り入れてみましょう。

帝王切開でも骨盤ベルトは必要?

帝王切開の場合でも骨盤ベルトはあった方が良いです。なぜなら前述したように、骨盤は分娩時にのみ開くのではなく、妊娠時からすでに緩んでいるからです。たとえ自然分娩でなかったとしても、産前・産後は骨盤の緩みによるトラブルが起こりがちです。トラブルを避けるためにも、骨盤ベルトはぜひ活用したいところです。
正し帝王切開の場合は、腹部に傷がある状態で身体の回復も遅くなります。無理に骨盤ベルトを付けてしまうと、ベルトが傷に触れてしまい痛みを感じることがあるので気をつけておきましょう。帝王切開後に骨盤ベルトを使う場合は、傷口を守るような柔らかい素材を選んだり、傷の痛みが落ち着いてから使ったりといった工夫が必要になります。

骨盤ベルトの種類!妊娠中・産後でタイプが異なる!

骨盤ベルトの種類!妊娠中・産後でタイプが異なる
骨盤ベルトには「産前用」「産後用」そしてどちらの時期にも使える「産前産後用」の3タイプがあります。種類をきちんと把握し、用途に合わせたものを選ぶことが重要です。

1.産前用骨盤ベルト


産前用の骨盤ベルトは妊娠で大きくなっていくお腹を支え、腰痛や恥骨痛を緩和できるというものになります。特に産前用として作られているものは、お腹周りを圧迫しない設計で、さらにベルト部分が幅広になっているのが特徴です。
柔らかな素材のものが多いのもポイントで、骨盤をサポートしつつもお腹周りに負担をかけない作りになっています。またお腹が大きくなっても長く使えるようなサイズ感のものが多いです。

2.産後用骨盤ベルト


産後用の骨盤ベルトは骨盤が元の位置に戻るのを正しくサポートするという役割を持ちます。産前用のものに比べ締め付け力が高く、骨盤をしっかりと固定してくれるのが特徴です。ブランドや商品デザインにもよりますが、ベルト部分がダブルになっているなどサポート力が高めです。なお産後用の骨盤サポートアイテムには出産後すぐに使えるベルトタイプの商品のほか、産後1ヶ月ごろからを目安に使えるガードルタイプの商品も存在しています。

3.産前産後用骨盤ベルト


近年増えているのが産前・産後どちらにも使える兼用タイプの商品です。産前産後用骨盤ベルトなら、1本あれば妊娠初期から産後までをうまくカバーできます。サイズ調整の幅が広めに取られていることが多く、変化していく体型にうまくフィットしてくれるのがポイントです。

骨盤ベルトはいつからいつまでつけるべき?

骨盤ベルトはいつからいつまでつけるべき?
妊娠中はいつからつける?

骨盤ベルトは妊娠が発覚してからすぐにつけることをおすすめします。なぜなら妊娠状態になると、まだお腹が出ていない頃からでもホルモンが変化し体型が変わっていくためです。
ただし妊娠初期は悪阻によるトラブルが起こりやすい時期なので、人によっては骨盤ベルトをストレスに感じることがあるかもしれません。骨盤ベルトの締め付けが気持ち悪いと感じる方は、無理に使う必要はないでしょう。安定期と言われる妊娠5ヶ月目を目安に取り入れるという方も多いので、自身の体調と相談しながら準備を開始してみてください。

産後はいつからいつまで?

産後は出産直後から、できれば3ヶ月目ごろまでは骨盤ベルトを毎日着用することをおすすめします。なぜなら出産直後から3〜4ヶ月目が、骨盤の位置がもっとも戻りやすい時期だからです。この時期にしっかりと骨盤ケアをするか否かで、今後の体調や体型に変化があるといっても過言ではありません。もちろん3ヶ月目を過ぎても、自分の体調に合わせて着用を続けていくことはOKです。
なお帝王切開で骨盤ベルトの着用が不安な方や産後に体調が安定しないという方は、一度医師に相談してから骨盤ベルトを使用しましょう。

産後にあった骨盤ベルトの選び方

産後にあった骨盤ベルトの選び方

1.安全性が確認できるブランドのものをチョイスしよう

骨盤ベルトは正しく安全に使用しなければ意味がありません。骨盤ベルトを選ぶ場合は安全性が確認できる、信頼のおけるブランドのものを選ぶようにしましょう。
「ワコール」などの下着ブランドが販売している骨盤ベルトや、「トコちゃんベルト」など骨盤ベルトに特化した商品開発をしているブランドがおすすめです。なお“骨盤ベルト”と名のつく商品にも様々なタイプがあるので、妊娠〜産後に使えるアイテムなのか使用可能時期はいつなのかをきちんと確認するように心がけましょう。

2.伸びる素材や通気性のあるベルトがおすすめ

妊娠初期〜産後までと考えると、骨盤ベルトを使う時期はおよそ1年ほどとなります。毎日つけるものなので、ストレスフリーに過ごせるかどうかも重要なポイントとなるでしょう。快適に過ごすためには、伸びの良い素材や通気性のある素材などを選ぶのがおすすめです。特に熱のこもりがちな夏シーズンは、メッシュ素材のベルトや簡単に洗えるベルトが人気を集めています。

3.体型に合ったサイズで使おう

骨盤ベルトにはサイズ展開があります。自身の体型や使用時期にあったサイズのものを選び、正しく使用するように心がけましょう。産後に使う場合は、使用時の実寸にあったものを選ぶことが大切です。
例えば産後用の骨盤ベルトを出産準備の段階から早めに用意しておくという場合は、ヒップやお腹周りのサイズに変化があることを考えた上で選ぶようにしましょう。

使いやすさ抜群のおすすめ産後骨盤ベルト7選

1.トコちゃんベルトⅡ

  • 使用時期の目安:妊娠初期〜産後1年ほど
  • 素材:ナイロン、綿、ポリエチレン、ポリエステル、ポリウレタン
  • サイズ:S、M、L、LL
  • 価格:6,600円〜8,800円(税込)
トコちゃんベルトは1995年に誕生した人気の骨盤ベルトです。緩んだ骨盤を快適に支えるベルトで、体の安定につながります。トコちゃんベルトにはⅠ、Ⅱ、Ⅲとシリーズがありますが、腰痛や背中の痛み、骨盤の緩みには「トコちゃんベルトⅡ」がぴったりです。
妊娠初期から産後1年ほどと長い期間使えるベルトで、妊娠時以外に生理痛が重い時などにも活用ができます。コスパの良いベルトなので、まずは1本骨盤ベルトを持っておきたいという方におすすめです。

2.ワコール 産前&産後骨盤ベルト

  • 使用時期の目安:産前、産後
  • 素材:ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン
  • サイズ:S、M、L、LL、3L
  • 価格:7,700円(税込)〜
ワコールから発売されているこちらは、「仙腸関節」「大転子」「恥骨結合」という骨盤のポイントを3箇所うまく支えてくれるベルトです。引っ掛けて留めるだけという付けやすい設計で、産前から産後まで長く使うことができます。
滑りにくいテープやストレッチ素材を採用しているため、ずれにくく使いやすいです。素材は通気性がよく、オールシーズンストレスフリーに使うことができます。

3.犬印本舗 なが〜く使えるマタニティベルト

  • 使用時期の目安:産前、産後
  • 素材:ナイロン、ポリウレタン、その他
  • サイズ:M、L、LL
  • 価格:5,280円(税込)
犬印本舗のマタニティベルトは、産前・産後どちらも使用可能です。産前には恥骨痛や腰痛を緩和し、産後には骨盤・関節の緩みを回復するのをサポートしてくれます。商品名の通り長く使えるアイテムでありながら、5,000円台で購入できるのも魅力の一つです。
背面がクロス構造になっていて、着用時ももたつきを感じにくいです。また体型の変化に合わせて柔軟にサイズ調節しやすいです。

4.ピジョン 妊娠中から使える骨盤ベルト

  • 使用時期の目安:産前、産後
  • 素材:ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル
  • サイズ:M、L、LL
  • 価格:4,950円〜5,170円(税込)
ピジョンの骨盤ベルトは、本体ベルト・外側ベルト両方で固定できるような作りになっています。2段階でしっかりと骨盤を締めることができ、骨盤や恥骨、腰をサポートしてくれます。
伸びの良い素材を使っているのが特徴で、使用時の食い込みも気になりにくいです。助産師の先生とピジョンの共同開発商品で、安全面でも信頼できます。

5.ローズマダム 腰らく妊婦帯&骨盤ベルト

  • 使用時期の目安:妊娠中期〜産後
  • 素材:ナイロン、ポリウレタン、ポリエステルなど
  • サイズ:M-L、L-LL
  • 価格:3,199円(税込)
特殊エラストマー素材で腰回りから骨盤までをうまくサポートしてくれるベルトです。マシュマロタッチのソフトな素材で食い込みにくく、通気性も保たれています。
前後を入れ替えて使うことができる仕様で、リボンを前にすると産前の妊婦帯に、リボンをヒップ下側にすると産後の骨盤ベルトになります。

6.ラディアンヌ 骨盤マーメイドベルト

  • 使用時期の目安:産後
  • 素材:ポリエステル、スパンデックス
  • サイズ:S、M、L、XL、XXL
  • 価格:2,000円(税込)
ラディアンヌの骨盤ベルトは、骨格ウェーブや下半身太り、そして産後の骨盤ケアにぴったりなアイテムです。寝ている間に大転子を引き締めホールドしてくれます。
ずれにくい二重設計で、お尻をきゅっと引き上げてくれるような効果も期待できます。産後からデイリーまで長く使えるベルトをお探しの方におすすめです。

7.オオサキメディカル dacco(ダッコ)キュッとベルト®️

  • 使用時期の目安:産後
  • 素材:ポリエステル、スパンデックス
  • サイズ:S、M、L、XL、XXL
  • 価格:2,000円(税込)
daccoは助産師さんとママの声から生まれたブランドで、妊娠中や産後に役立つアイテムを多く展開しています。キュッとベルト®️はワンタッチタイプで留めやすい骨盤ベルトで、1人でもすんなりと着用できます。
座ってもずれにくいような工夫がなされていて、日常使いがしやすいです。

産後骨盤ベルトを使用する際の注意点

産後骨盤ベルトを使用する際の注意点

正しい位置に装着しよう

骨盤ベルトはお腹ではなく、骨盤を支えるように巻く必要があります。正しい位置で装着できるように、使い方をきちんと確認してから使用するようにしましょう。
正しい位置で使わないと効果が得られなかったり、トラブルの原因となる場合があるので注意しましょう。不安な方はワンタッチタイプなど、簡単に着けられる骨盤ベルトを選ぶのがおすすめです。

強く巻きすぎないように注意しよう

骨盤を締めるとなると、ついついベルトを強く巻きたくなるかもしれません。ただしベルトを必要以上に強く巻いてしまうと、血流が悪くなるなどのトラブルが引き起こされる可能性があります。ベルトはある程度ゆとりを持って巻くようにしましょう。
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まとめ

骨盤ベルトは多くのプレママ・ママが利用しているアイテムです。
出産時期に緩くなってしまう骨盤をうまくサポートしてくれるので、骨盤の緩みが気になる方や腰痛に悩まされている方、産後太りを防ぎたいという方はぜひ活用してみてください。