子どもにぴったりのものは、なにを基準に選べばよいのか悩んでしまいます。年齢や好みもそれぞれ異なるため、個人に合った絵本をピックアップしてあげることが大事。
今回は、絵本を選ぶときのポイントや、子どもと楽しく読めるおすすめ絵本などをご紹介します。記事を参考に、お気に入りの絵本を見つけてあげてくださいね。
子どもに絵本の読み聞かせをするメリット
絵本は、子どもに数多くのメリットを与えてくれます。「子どもには絵本の読み聞かせをするべき」と言われる理由を知っておくと、絵本選びにも役立ちますよ。
- 想像力が膨らむ
- 集中力がアップする
- 語彙力が鍛えられる
- 感情表現が豊かになる
- 心が安定する
たくさんの物語に出会うことで子どもの知識が増え、考え方も養えるため脳の発達につながるサポートにもなります。
お子、絵本を隅々までじっくり観察して読むタイプなんだけど、そらまめくんのベッドに四葉のクローバーあるの発見してた🍀(知らなかった!!!)
— コッコ@1y🐔 (@thisiskokko) February 19, 2024
昔自分が読んだ絵本をこうしてまた一緒に読んで、お子に知らなかった事実を教えてもらえるなんて、嬉しすぎる🥹🫰🧡 pic.twitter.com/pQEP6dstEu
好きな絵本、好きなページを繰り返し読むと、新たな発見があり刺激にもなります。親が小さいころに読んでいた絵本を、改めて読んでみると違った見方で読めて面白いかもしれませんよ。
子どもが与えてくれるヒント。
— みゆき|編集×ライター×沖縄在住 (@Oka_taira) February 19, 2024
眠る前に、娘は絵本を読んでくれとせがんでくる。
ここ一週間......実は、同じ絵本を毎日、毎日読んでいる。
実は、最初は絵本の読み聞かせが、少し億劫に思うことがあった。
ママだってやりたいことたくさんあるし。
だけど、今の時期は大切だよな~と感じ...↓…
親が子供に絵本を読むことは、子どもは親の匂いや体温、声に包まれて安心できるため、親子のコミュニケーションにもぴったり!
習慣にすると「親が絵本を読む」という負担が大きいですが、子どもに読んであげられる時期はそう長くはありません。大きくなって、自分で絵本を読めるようになるとママやパパの出番がなくなります。今ここにある、親子の時間を大切にしましょう。
絵本を選ぶときのポイントとは
絵本が子どもに与えてくれる効果を知ると、早く子どもに絵本を読んであげたいと思うのが親心です。絵本を購入する前に、重要なポイントを確認しておきましょう。
とくに対象年齢はチェックしておくべきですが、必ず守らないといけないわけではありません。0歳が対象年齢としても「0歳~」と書かれている場合が多いです。
そういったものは、1歳でも楽しめるということで、見方を変えれば2歳でも楽しめますよ。
子どもの年齢に合わせて選ぶ
イラストや文字、文章の量など、子どもの年齢によって異なる理解度に合わせることが大事です。
イラストが多く文章が少なめで、テンポよく読めるものは小さい子向け。いっぽう、ストーリー性があり文章が多いものは、親と会話ができるようになる大きい子向けです。
1歳
声で楽しめる音やリズムがある絵本がおすすめです。ママやパパの声を聞かせ、ゆっくりとしたペースで読んであげましょう。0歳から読んでいる絵本を引き続き読んでも構いません。0歳のころより少しずつ視力が発達しているため、見え方も変わって楽しんでくれますよ。
2~3歳
日常のストーリーを描いた絵本で、同じフレーズが出てくるものがよいです。
言葉を理解し興味を持ち、反復を楽しむ時期です。おうちでの生活習慣やお友達との関わりで、物事の良し悪しにも判断が付くようになります。生活に沿った絵本を選ぶと、周りの人たちとのコミュニケーション法を学ばせるのにもぴったりです。
絵本に出てくる言葉の意味を教えてあげるのもポイント。
4~5歳
絵本選びは、相手の気持ちになって考えられるものや困難に立ち向かうものなどがおすすめです。
個性がはっきりと出てくるため、おうちや園での生活にいろいろな感情や欲求が多く見られる時期。子ども自身に好きな絵本を選ばせてあげるのも大事です。
親が読み聞かせをおこなう内に、すっかり絵本の文章をコピーし、自分で読んでいるときもあります。文字は読めなくても、各ページで親が読んでくれた文章を覚え、声に出しているのです。
安心のシリーズもので選ぶ
子供って絵本が好きだな〜。最近は「そらまめくんのごめんなさい」という絵本にハマっている様子。だるまさんシリーズもほぼ毎日読まさせられるけど😅
— runa🇹🇭 (@runa3_runa3) February 21, 2024
でも、知らない間に絵本の言葉を覚えて使うようになってる。
好奇心が旺盛過ぎるこの時期にいっぱい絵本読んであげたいな〜。 pic.twitter.com/Z1bYnmHSO7
絵本の中には、1冊完結でなくシリーズ化しているものも多くあります。メインのキャラクターが同じなので、スッと絵本の世界に入りこみやすいでしょう。また、1冊目と同じようなストーリー性があるため、安心感がありますよね。
まずは本屋さんで試し読みして、気に入ればセットで購入するのもアリです。
飽きない仕掛け絵本を選ぶ
絵本に開いた穴に指を入れて動かせたり、ページをめくると中身が飛び出したりするような仕掛けがされているものもあります。さまざまな動きを目で見て楽しめるメリットがあり、飽きずに読み進められますよ。
イラストの濃さで選ぼう
やわらかいタッチで淡く描かれているものか、くっきりとした輪郭で濃く描かれているものなのかも選ぶポイントです。絵本を読むのは親なので、視覚的に読みたいかどうかの好みもわかれますよね。
また、視力が未発達な子どもは淡いカラーよりも原色を好みます。「カラフル=かわいい」と結び付け、興味を持つ子どももいるのでイラストの濃さにもこだわってみてください。
迷ったら名作を選ぶ
「ぐりとぐら」や「おおきなかぶ」、以下オススメ絵本10選にも出てくる「はらぺこあおむし」などは長年多くの子どもたちに読まれてきた名作絵本です。ママやパパも一度は読んだことがあるかもしれません。
一定の期間によく売れるベストセラーや、長い期間売れ続けるロングセラーと呼ばれる絵本は子どもに人気があります。イラストの色使い、文章のリズム感、繰り返されるストーリーのおもしろさなどが名作となる理由です。
絵本選びに迷ったら、名作の中から選んでみてくださいね。
「子どもと楽しく読める」人気ロングセラーおすすめ絵本10選
商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | ページ数 | 対象年齢 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「だるまさん」シリーズ | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | リズムに合わせて体を動かしながら読める絵本 | 2,805円 | 各20ページ | 0/1/2/3歳~ | |
おつきさまこんばんは | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 寝る前に読んであげたい絵本。コロコロ変わるおつきさまの表情にも注目 | 990円 | 20ページ | 0/1/2/3歳~ | |
きんぎょが にげた | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | きんぎょが、いろいろなところに隠れる絵本。親子で探して楽しめる | 990円 | 24ページ | 2/3/4歳~ | |
やさいさん | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | すっぽーんと抜ける野菜たちを描いた仕掛け絵本 | 1,480円 | 38ページ | 0/1/2歳 | |
ノンタン 2冊セット | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | ノンタンとその仲間たちの日常の出来事がテーマで親しみやすい | 1,320円 | 24~32ページ | 3/4/5歳~ | |
どうぞのいす | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | どうぞのいすが繋げていく、心がほっこりする物語 | 1,100円 | 32ページ | 3/4/5歳~ | |
パンどろぼう | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | パンがパンを盗むというシュールな姿にハマる親子が続出 | 1,430円 | 32ページ | 3/4/5歳~ | |
はらぺこあおむし | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 世界の名作で、虫の成長を描いた物語。色使いもきれいで繊細 | 1,320円 | 25ページ | 4/5/6歳~ | |
こんとあき | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 女の子とぬいぐるみの2人旅に、思いやりの気持ちを感じられる絵本 | 1,430円 | 40ページ | 4/5/6歳~ | |
バムとケロ 絵本セット | Amazon | ベビシア | 楽天市場 | イラストを隅々まで見ると、おもしろい発見があり楽しく読み進められる | 8,250円 | 各32ページ | 3/4/5歳~ |
1.「だるまさん」シリーズ
大人気の「だるまさん」が3冊セットになっています。「だ・る・ま・さ・ん・が」「だ・る・ま・さ・ん・と」などのリズムに合わせて、子どもの体を動かしながら読める絵本です。大人でも笑ってしまうほどにキュートなだるまさんの行動には、子どももニッコリしちゃいますよ。
- 価格:2,805円(税込み)
- ページ数:各20ページ
- 対象年齢:0/1/2/3歳~
2.おつきさまこんばんは
寝る前に読むのがおすすめの絵本です。暗い夜空におつきさまがゆっくりと出てきて明るくなった、と思ったら雲がやってきておつきさまを隠してしまう。そんな雲には、おつきさまを隠してしまった理由がしっかりとあります。明るさと暗さのコントラストで、おつきさまがさらにキレイに見えるイラストにも注目です。
- 価格:990円(税込み)
- ページ数:20ページ
- 対象年齢:0/1/2/3歳~
3.きんぎょが にげた
金魚鉢から逃げ出した1匹のきんぎょの物語です。きんぎょはキャンディーケースの中に入りこんだり、お花のマネっこをしたりと隠れ上手。絵本の中で、あちこちに逃げるきんぎょ探しに子どもは真剣です。「どっちが先にきんぎょを見つけられるかな?」と親子で楽しむこともできますよ。
- 価格:990円(税込み)
- ページ数:24ページ
- 対象年齢:2/3/4歳~
4.やさいさん
いろいろな野菜が、すっぽーんと抜けていく様子がおもしろい絵本です。途中で野菜ではない何かが出てくるところも、子どもを飽きさせないポイント。仕掛け絵本なので、子どもがページをめくって楽しめますよ。破れにくい紙を使用しているので、低月齢の子どもにもぴったりです。
- 価格:1,480円(税込み)
- ページ数:38ページ
- 対象年齢:0/1/2歳
5.ノンタン 2冊セット
14冊のノンタンシリーズの中から好きな2冊をピックアップできます。いたずら大好きノンタンが、周りのお友達のことを考えられるようになる、やさしさ溢れる物語が多くあります。日常の出来事がテーマとなっているため、イメージしやすいところもおすすめです。
- 価格:1,320円(税込み)
- ページ数:24~32ページ
- 対象年齢:3/4/5歳~
6.どうぞのいす
物語は、うさぎさんが小さなイスを作るところからはじまります。うさぎさんが作った「どうぞのいす」には次々と動物たちがやってきて、それぞれを思いやるストーリーに心がほっこりしますよ。いろいろな動物たちの、かわいらしい表情にも注目してみてくださいね。
- 価格:1,100円(税込み)
- ページ数:32ページ
- 対象年齢:3/4/5歳~
7.パンどろぼう
おいしいパンが大好きな「パンどろぼう」の絵本。パンがパンをかついで逃げていく、なんともシュールな絵に笑ってしまいます。ツッコミどころ満載のパンどろぼうの魅力にハマる親子も多くいますよ。シリーズ化していますが、まずは1作目のこちらから読むのがおすすめ。パンどろぼうの正体がわかるかも!?
- 価格:1,430円(税込み)
- ページ数:32ページ
- 対象年齢:3/4/5歳~
8.はらぺこあおむし
誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?エリック・カール作の「はらぺこあおむし」は世界で愛される名作ですよね。小さな卵から、大きく立派なちょうちょになるまでの成長過程を描いた絵本です。曜日の流れや果物、数字の勉強もできる上、色彩も美しくて見ごたえがありますよ。
- 価格:1,320円(税込み)
- ページ数:25ページ
- 対象年齢:4/5/6歳~
9.こんとあき
あきは小さいころからずっと一緒だった、ぬいぐるみの"こん"と、あきのおばあちゃんの家に行くことに。しかし、2人の旅はトラブル続き。そんな中、こんとあきのお互いを思いやる気持ちが感じられ、読み終わったころには幸せな気持ちになります。2人のやさしさに包まれ、大人が泣いてしまうという口コミも多くある人気の絵本です。
- 価格:1,430円(税込み)
- ページ数:40ページ
- 対象年齢:4/5/6歳~
10.バムとケロ 絵本セット
しっかり者のバムと、やんちゃなケロの日常はいつも楽しいことばかりです。とくに、悪気ないケロの行動には笑っちゃいます。イラストのところどころにおもしろい発見があり、子どもと一緒に見つけるのも楽しいですよ。大人でもハマってしまう絵本なので、全種類持っているという家庭もあるほど。
- 価格:8,250円(税込み)
- ページ数:各32ページ
- 対象年齢:3/4/5歳~
絵本の読み聞かせQ&A
Q.絵本は1日に何冊読めばいい?
A.「1日1冊を目安に読む」のがおすすめです。
余裕があれば、2~3冊でもOK!毎日の習慣にすることが大事なので、無理せず読み聞かせをしましょう。
Q.子どもが絵本のページをすぐめくってしまう
A.それが普通です。3歳くらいまでの子どもに多い現象と言われる絵本のページめくり。原因の1つ目は、大人が選んだ本の場合、違う絵本がいいというサインです。今読んでいる絵本を早く終わらせて、違う本が読みたいと伝えてくれています。
2つ目は、自分の好きなページに早くたどり着きたいということです。そこには、子どもの「好き」があるので共感してあげてくださいね。
Q.すぐに飽きて集中力が続かない
A.集中力の持続時間は、未就学児だと長くて年齢+1分と言われています。よって、2歳だと3分となります。
集中力が続かないのは当たり前と考え、いさぎよく絵本を中断してみましょう。子どもの意識が別に向いていては、絵本を読むママやパパが疲れてしまうだけです。
集中できないときは、無理せず子どものしたいことを優先させてあげてください。
ベビー・キッズ・ママグッズ用品はコチラ
まとめ
今回ご紹介した絵本以外にも、名作が数多く存在します。習慣化できて「子どもと親が楽しく読めること」が1番大事なので意識しておきましょう。子どもが絵本を読むときの指定席は、ママやパパの膝の上。もちろん、寝る前には寝転びながらの読み聞かせもOK。好きな絵本を大好きな人が読んでくれた記憶は、しっかりと子どもの心に残ります。
子どものお気に入り絵本を見つけて、親子時間をたっぷり楽しみましょう。