新生児と呼ばれる生後約1ヶ月を過ぎたころからは、寝返りやお座り、ハイハイなどより活発に動くようにもなってきます。
活発に赤ちゃんが動き始めると、余計に頭にも汗をかいてしまいますよね。全身を洗うことのできるベビーソープだけを使っていて、頭皮のニオイや、髪の毛のきしみが気になり始めた場合には、ベビーシャンプーの使用を検討するのがよいでしょう。
ベビーシャンプーについてどのような成分が肌に優しいのか、おすすめもご紹介していきますのでご購入を悩まれている方はぜひ参考にしてくださいね。
大人用シャンプーの使用は避けよう
赤ちゃんに、大人用シャンプーの使用はやめましょう。大人用のシャンプーは、ベビーシャンプーよりも洗浄成分が強いため、肌のデリケートな赤ちゃんには不向きです。
無理に使用してしまうと、肌荒れなどのトラブルの原因となってしまうので注意しましょう。
洗浄成分だけでなく、赤ちゃんの弱い肌にとっては刺激の強いものも含まれているため、成分の優しいベビーシャンプーを使用します。
もしも、ママ・パパさんと赤ちゃんが同じシャンプーを使用したいのならば、0歳から大人まで使用できるものを探しておくとよいのではないでしょうか。
ベビーシャンプーはいつからいつまで使用すべきなのか
ベビーシャンプーは、新生児を過ぎた2ヶ月頃から2歳頃まで使用していきます。
種類によって使い始められる時期に違いはありますが、ベビーシャンプーのほとんどが0歳からの使用を想定したものとなっています。
ベビーシャンプーを始めるタイミングの目安としては、髪の毛がきしんでしまったり、頭皮や首周りのニオイが気になったりした場合には使用を開始するのがよいでしょう。
また、髪の毛が短い場合には全身用のベビーソープで、髪の毛を洗ってしまっても問題はありません。そのため、1歳になるまではベビーソープのみという家庭も多いようです。
赤ちゃんの月齢や肌の状況に合わせて、ベビーシャンプーを使い始める時期を見極めていきましょう。
ベビーシャンプーを使用するのならば、基本的には身体用のベビーソープと使い分けることとなります。中には、全身を洗うことのできるタイプもあります。
ベビーシャンプーの選び方
ベビーシャンプーを選ぶ際にはいくつかの点に注目することで、赤ちゃんの肌への負担を減らすことができます。
ベビー用だとしても、赤ちゃんによっては肌に合わない場合もありますので、慎重に選んでいきましょう。
肌に優しい洗浄・保湿成分に注目
ママ・パパさんがまず注目すべきなのが、ベビーシャンプーの主な成分です。とくに注目すべきなのが、洗浄成分と保湿成分の2点です。
洗浄力の強い石鹸系やオレフィン系はやめよう
まず洗浄成分は、大人に比べて赤ちゃんの頭皮は皮脂分泌量が少ないため、洗浄力の強い石鹸系やオレフィン系は必要ありません。
ベビーシャンプーのメインとなる洗浄成分は、優しく洗い上げることのできる、ノニオン系・ベタイン系・アミノ酸系を選ぶようにしましょう。
成分表の記載されている順番に注目!
次に保湿成分ですが、成分表には配分量が多いものから先に記載されています。先頭に表記されているものほど多く配分されており、保湿成分が2番目に記載されていればしっかりと保湿してくれるベビーシャンプーといえるでしょう。
洗浄成分より先に保湿成分が記載されていることが理想的で、保湿力が少ないと頭皮がカサカサとしてしまうなどの肌トラブルにも繋がりますので注意しましょう。
成分表の表記の仕方は、食品でも同じなので食物アレルギーを持つお子さんや自分自身に経験があるママ・パパさんにとっては、常に意識しているかもしれません。しかし、慣れていないと成分表にまで細かく注目する機会は少ないでしょう。
成分表の順番には、成分量が関わっていることを理解しておくことで、肌への負担を軽減することができますね。
赤ちゃんの月齢と肌質を考えて選ぶ
赤ちゃんの皮脂分泌量は、生後2~3ヶ月から減少してきます。そのため、洗浄力も月齢に合わせて使用するのがよいでしょう。
皮脂分泌量が多い時期には、少し洗浄力の高いものを使用するのもおすすめです。洗浄力が極端に弱くなってしまうと、皮脂汚れが残ってしまいニオイやべたつきの原因となってしまいます。
しかし、赤ちゃんの肌への負担を1番に考えることが最も大切です。
肌に優しく、月齢に合わせた洗浄力を意識して使用すれば、赤ちゃんの肌を健康的に保つこともできますね。
香料の成分にも注目して選ぶ
よい香りがするベビーシャンプーは、寝る前にリラックスすることもでき赤ちゃんも心が落ち着くことでしょう。香りは、ママ・パパさんの好みで選ぶのでよいのですが、種類によっては肌への負担になる場合があります。
天然香料と聞くと、全てが安全のように感じてしまう、ママ・パパさんも多いかもしれません。
しかし、天然香料はどの植物のどこの部分で、収穫した時期などが不明です。IFRA(国際香粧品香料協会)と呼ばれる、香料が安全に使用できるのかを判断する機関の評価対象外となっているため、安全面も不透明なものとなってしまいます。
そのため、赤ちゃんの肌に合わない場合もあります。その点、合成香料はIFRAの厳しい基準を通過したものが使用されているため、安心して使用することができるでしょう。
オーガニック成分でも厳しい検査を行っているベビーシャンプーは、安心して使用することができます。
ベビーシャンプーに香りが付いたものを使用したいのならば、香りの成分にも注目して選んでいきましょう。
赤ちゃんに優しい成分のおすすめベビーシャンプー8選
1.ママベビー ベビーシャンプー
容量 | 500ml |
主な成分 | オーガニック成分
|
価格 | ¥1,870(税込) |
ベビーシャンプーの多くは泡タイプで、ママ・パパさんの使いやすさを重視していますが、ママベビーはあえて液体タイプとなっています。
子ども自身が自分で泡立てられるようになったときに、泡と触れ合うことで感性を育てていきたいという思いから液体タイプでの販売となっています。
また、オーガニック成分配合なのでしっとりとふんわりした髪の毛へと、洗い上がることでしょう。
優しい成分で赤ちゃんに安心して使用できる、ベビーシャンプーとなっています。
2.ハーベストシーズン 天然アミノ酸シャンプー アロマのやさしさ
容量 | 500ml |
主な成分 | アミノ酸系洗浄成分 |
価格 | ¥3,080(税込) |
すぐに髪や頭皮が良質になっていくわけではありませんが、アロマの優しい成分で5年・10年先と長い期間使用することで、健康な肌を維持していくことができるシャンプーです。
優しい洗浄力を補うために、汗をたくさんかいたときなどには2度洗いが推奨されています。
アミノ酸系で肌がデリケートな赤ちゃんにも嬉しい、優しい仕上がりとなるシャンプーとなっています。
3.オルナ オーガニック ベビーシャンプー
容量 | 300ml |
主な成分 | 3種のヒアルロン酸 35種の植物エキス 3種のコラーゲン |
価格 | ¥1,780(税込) |
泡で出てくるタイプのため、ママ・パパさんがワンオペでバスタイムをこなすときにも、片手ですぐに洗うことができるため便利です。
無添加となっているため、肌トラブルを起こしにくいベビーシャンプーではないでしょうか。
赤ちゃんだけでなく、妊娠期間中のママさんも安心して使用できる成分となっています。
4.ママ&キッズ ベビー ヘアシャンプー
容量 | 370ml |
主な成分 | アミノ酸系洗浄成分 8種のうるおいアミノ酸 ヒアルロン酸配合 |
価格 | ¥1,485(税込) |
皮膚科・小児科・産婦人科医の協力のもと開発されたベビーシャンプーとなっているため、新生児からでも安心して使用できる成分が配合されています。
医療現場と25年以上もの間、肌への負担を研究してきたベビーシャンプーのため、赤ちゃんに安心して使用することができるのではないでしょうか。
5.資生堂 ドゥーエ ベビー泡シャンプー
容量 | 300ml |
主な成分 | うるおいバリアサポート成分 キシリトール |
価格 | ¥1,430(税込) |
化粧品でも有名な資生堂から販売されているベビーシャンプーとなっており、赤ちゃんの頭皮の潤いを保ちながら皮脂汚れをしっかりと落としてくれます。
どのベビーシャンプーがよいのか悩んでしまっているママ・パパさんは、有名ブランドから購入を検討していくのもよいのではないでしょうか。
6.リクエスト ディープモイスチャー シャンプー
容量 | 500ml |
主な成分 | 植物由来成分90%配合 抗炎症成分 マンダリンオレンジ精油 |
価格 | ¥2,860(税込) |
子どものための精油とも呼ばれている、マンダリンオレンジが香りの成分として使用されており、肌への負担を最小限に抑えています。
また、抗炎症成分が配合されていることにより、アトピー体質の赤ちゃんに使用すれば肌質を改善していくことも期待できるでしょう。
アミノ酸が配合されていることにより、赤ちゃんの中でも特に肌が弱い子に向いている、高保湿で低刺激なベビーシャンプーとなっています。
7.アロベビー ベビーシャンプー
容量 | 350ml |
主な成分 | アミノ酸系洗浄成分 天然のトリートメント成分配合 |
価格 | ¥1,980(税込) |
少し頭皮のニオイが気になりだしたときには、月齢を気にせず使用することもできます。
またベビーソープなど全身用だけでは、髪の毛のきしみが気になりだした場合に使用すれば、天然成分のツバキ種子油とホホバ種子油などが配合されていることにより、髪の毛がしっとりと仕上がります。
初めて赤ちゃんが使用するベビーシャンプーは、新生児から使用できるものが成分も優しいためおすすめです。
8.ママフィ 泡ヘアウォッシュ
容量 | 280ml |
主な成分 | アミノ酸系洗浄成分 天然由来キトバリア 保湿成分
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価格 | ¥1,100(税込) |
赤ちゃんの肌は、紫外線や花粉といった外部からの刺激でもダメージを受けてしまうものです。
そこで、ママフィのベビーシャンプーには天然由来の保護膜であるキトバリアが配合されているので、外部の刺激から肌を守りうるおいを保ちます。
実際に使用した方の口コミでは「汗をかいても頭の嫌なニオイなどが全くしない」「肌荒れのひどい娘に使っています」などが挙げられていました。
優しい洗浄成分なのに、頭皮の嫌なニオイをしっかりと洗ってくれるベビーシャンプーとなっています。
赤ちゃんの正しいシャンプーの方法とは
初めて赤ちゃんにシャンプーをする場合には、目や耳などにシャンプーの泡が入ってしまわないかと不安になってしまうママ・パパさんも多いでしょう。
手順を覚えておくことで、スピーディーにバスタイムを終えることもでき、赤ちゃんの体を冷やすことなくシャンプーを行うこともできます。
- 赤ちゃんの頭をお湯で軽く洗い流していきます。
- しっかりとベビーシャンプーを泡立てていき、円を描くように優しく洗っていきます。※ここでのポイントは、爪を立てることなく指や手の平で洗ってあげることです。
- 最後に耳を指で内側に抑えて、水が入らないように注意しながらしっかりと洗い流してあげましょう。
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まとめ
ベビーシャンプーは大人用のシャンプーより洗浄力は低いものの、赤ちゃんの肌に合わせて優しく綺麗に洗うことができます。汗や皮脂汚れが溜まってしまうと、頭皮のニオイが気になってしまうときもあるでしょう。
髪の毛が伸びてきたり、月齢が1ヶ月を過ぎてきたりすれば、ベビーソープとは別にベビーシャンプーを使い分けて使用するのもよいのではないでしょうか。
洗浄力だけを意識するのではなく、それぞれの赤ちゃんの肌に合うのかを1番に考慮しながらベビーシャンプーを選んでいきましょうね。