もしかすると、着用義務のあるシートベルトの問題かもしれません。よく見ると、肩ベルトがちょうど子どもの首元に当たっていませんか?
シートベルトによる首のこすれや窮屈感によって起こる体の不快感は、子どもが車に乗るのを嫌がる原因でもあります。
今回は長時間のドライブでも首の負担を軽減し、快適に過ごせるアイテムとして人気の「シートベルトクッション」を紹介します。
日用雑貨がそろう100均やニトリでは購入できるのかどうかにも触れているので、ぜひ記事を参考にしてみてくださいね。
首元の負担を軽減!シートベルトクッションとは?
シートベルトクッションは車のシートベルトが首に食い込んだり、こすれたり、首がカックンとなるのを防ぐためのものです。
とくに子どもは、座高が低いためにシートベルトが首元でこすれやすくなっています。また、ドライブ中に寝てしまった子どもの頭が下向きになり寝ずらそうと感じることも多いです。
頭が下を向いたままだと、よくない姿勢のまま過ごすこととなり体への負担も大きくなってしまいます。クッションを使うと子どもの首が安定するため、首への負担を軽減、首カックンを防止し、姿勢を楽にしてくれる効果があります。
前に買った娘のシートベルトクッションが今日届いたから早速つけてみたら、すぐにシートベルトつけてくれた🙌✨役に立ってよかった🐰 pic.twitter.com/Or8htoCRlR
— マメリーヌ (@ochuntatagi) January 18, 2024
クッションはシートベルトに面ファスナーで取り付けるタイプが多く、すぐに使えて便利です。シートベルトを正しい位置に戻す場合には、クッションを取り外す必要があり少々面倒ですが、車内での子どもの過ごし方が変わるためおすすめですよ。
シートベルトカバーとの違い
しまむらにシートベルトカバー買いに行ったけど、売り切れてたー!
— 鹿村まめ (@MAME_Kamura) August 9, 2023
オンラインショップも売り切れてるし。。。
どこの子どもも脱走するのね。。。
ミキミニにこだわらないので、再販希望!!
リラックマ だと、なお良し!!#しまむら #シートベルトカバー #再販希望 pic.twitter.com/bA5AyUYM7O
シートベルトカバーは、シートベルトクッションとは異なるもののシートベルトの首への食い込み、こすれを軽減してくれるものです。ベルトカバーを付けることによりシートベルトによる圧迫感も感じにくいというメリットがあります。
中でも肩と腰のシートベルト両方を挟むタイプは、子どもが肩シートベルトの内側から腕を出してしまうことを防止するために購入する方も。
※ベルトカバーにクッションは付いていないので、睡眠中に発生してしまう子どもの首カックンは防ぎきれません。
ジュニアシートやブースターシートで活躍
新生児や1歳ごろから使用可能なチャイルドシートには、肩ハーネスにクッションが付いているものが多くあります。なので、わざわざシートベルトクッションを購入する必要はないでしょう。
シートベルトクッションが必要と感じるのは、ジュニアシートやブースターシート、大人用の座席に座るようになってからです。大人用のシートベルト着用となるため、クッションがあるだけで長時間のドライブでも子どもの機嫌が悪くなりにくいですよ。
3~4歳ごろで身長が100cm、体重が15kgに達するとジュニアシートの出番。また、身長が125cm、体重が15kgからはブースターシートの使用も可能となってきます。
- ジュニアシート・・・チャイルドシートと似たような形状で、ヘッドレストや背もたれが付いている
- ブースターシート・・・高さのある座席のみで背もたれがない
※ジュニアシート、ブースターシートの使用基準はメーカーにより異なる場合あり
ドライブが快適になる「シートベルトクッション」を選ぶポイント
シートベルトクッションは素材や形、デザインもさまざまな種類があります。できるだけシンプルなものや抱っこして使えるタイプなどの選ぶ基準を決め、お気に入りのものを見つけてくださいね。
素材で選ぶ
綿やポリエステル、ベルベットなどの素材があります。敏感肌の方は綿100%や綿の割合が多いものがおすすめです。ベルベットはやわらかくて肌触りがよく、お昼寝で使うと心地よいですよ。
形状やデザインで選ぶ
クッションはシンプル型やH型、ぬいぐるみ型から選べ、コンパクトで扱いやすいものから目立つ大きめのものまであり、種類が豊富です。子どもが好きなキャラクターや、車内の色にマッチするものなどから選んでみてくださいね。
シンプル型
場所をとってしまう大きすぎるクッションは、車内が窮屈に感じてしまいがちです。とくに、後部座席で子どもの隣に座っている大人は圧迫感のあるクッションが気になってしまうことも。
どうしても気になる場合は、省スペースで邪魔にならないシンプルなクッションを選びましょう。カラーは、強調しすぎないものだと狭い車内でも落ち着いて過ごせるかもしれません。
H型
H型のシートベルトクッションは顔の左右にクッションがくるため、左右どちらかに向き癖がある子どもでも使いやすいです。座席のシートベルトやヘッドレストに通して使うタイプで取り付けも簡単ですよ。
ただ、使わない時には場所を取ってしまうのがデメリットです。
ぬいぐるみ型
抱き枕のように使えるぬいぐるみ型のシートベルトクッションは、長時間のドライブで疲れた車内でのお昼寝にぴったりです。ぬいぐるみのサイズ感や抱き心地がフィットすると、自然とウトウトしてしまうかもしれません。
面ファスナーでシートベルトへ直接取り付けるタイプや、ぬいぐるみに付いた通し穴へベルトを通して使うタイプなどがあります。デザインが豊富で選びやすいですよ。
洗濯可能かどうかで選ぶ
クッションは顔の近くに置くものなので、子どものよだれや汗の汚れが頻繁に付いてしまいます。
汚れが気になる時に洗えるタイプだと衛生的に使えるため便利でおすすめです。暑い季節では車内のエアコンが効いていても、子どもは寝汗をかきがちなので、洗濯が可能なのかもチェックしておくべきポイント。
人気のH型も!シートベルトクッションのおすすめ8選
大人も使いやすい「シンプル型クッション」
商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | 素材 | サイズ | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PLUSiiNE シートベルトクッション中綿タイプ |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | クッション表面は綿100%なので敏感肌の子どもにおすすめ | 1,300円 | 綿/合成繊維 | 15×11×35cm | |
mitas シートベルトクッション |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 肌触りがよく、適度な厚みのあるクッションはドライブ中のお昼寝もぐっすり | 880円 | ポリエステル | 12×7.5×30cm |
1.PLUSiiNE シートベルトクッション中綿タイプ
綿100%で通気性・吸湿性も抜群なシートベルトクッションです。たっぷりと入った中綿が頭を支えてくれるため、寝心地もよく楽な姿勢で眠れますよ。面ファスナーですぐに取り付け可能な上、大きすぎないので使用しない時でも邪魔になりにくいメリットがあります。
- 価格:1,300円(税込み)
- 素材:綿/合成繊維
- サイズ:15×11×35cm
2.mitas シートベルトクッション
大人でも使いやすいシンプルデザインで、簡単に装着OKなシートベルトクッション。肌触りがよいとの口コミが多く、適度な厚みがあるクッションは長距離ドライブで疲れたお昼寝タイムにぴったりです。- 価格:880円(税込み)
- 素材:ポリエステル
- サイズ:12×7.5×30cm
体にフィットする「H型クッション」
商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | 素材 | サイズ | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MUSOUKA H型シートベルト |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 体の上部をすっぽり覆ってくれるH型で安心感がある | 2,980円 | ベルベットコットン | 75×45cm | |
Mother garden ドライブ用クッション |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 接触冷感タイプで夏にぴったり。車のヘッドレストに通して使える | 3,500円 | ナイロン/ポリエステル | 51×9×59cm |
1.MUSOUKA H型シートベルト
頭の両サイドにクッションがくるH型タイプです。クッションが体の上半身を覆ってくれるため、安心感があって寝付きやすいのもポイント。同じ形で4カラーから選べるので、親や兄弟で色違いにしてみるのもアリですよ。
- 価格:2,980円(税込み)
- 素材:ベルベットコットン
- サイズ:75×45cm
2.Mother garden ドライブ用クッション
夏におすすめの接触冷感生地を使用したシートベルトクッションです。車のヘッドレストに通して使うH型で使いやすく、子どもの身長に合わせて長さ調整も可能。デザインは1種類のみですが、ユニコーン好きな子は長時間のドライブでも喜んでくれそうです。
- 価格:3,500円(税込み)
- 素材:ナイロン/ポリエステル
- サイズ:51×9×59cm
抱っこでお昼寝しやすい「ぬいぐるみ型クッション」
商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | 素材 | サイズ | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BACKYARD FAMILY miffyシートベルトクッション |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 人気のミッフィーやボリスのクッション。商品によって取り付け方法が異なる | 2,948円 | ポリエステル | 商品により異なる | |
KIDS MIO ハグドールLIGHT |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 肌触りがよいベルボア生地を使用したハグドールは世界に認められたデザイン | 4,345円 | ポリエステル | 34×9×39cm | |
ボンドオンラインストア シートベルトカバークッション |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 12種類の中から好きな動物クッションを選べる | 2,280円 | クリスタルボア生地 | 商品により異なる | |
CUSHION FACTORY BANANAクッション |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | バナナ好きな子どもにはぴったりなクッション。腰ベルトにも使用可能 | 2,980円 | ポリエステル/綿 | 60cm |
1.BACKYARD FAMILY miffyシートベルトクッション
人気のミッフィーやお友達のボリス、洋梨の形から選べるかわいらしいクッションです。車のヘッドレストにベルトを通すタイプ、面ファスナーで取り付けるタイプがあり、生地は商品によって異なる「ふわもふ」「パイル地」の2種類があります。
- 価格:2,948円(税込み)
- 素材:ポリエステル
- サイズ:商品により異なる
2.KIDS MIO ハグドールLIGHT
ハグドールは、デザイン、品質、安全性などが評価されて選定される「ドイツIFデザイン賞2014」を受賞したシートベルトクッションです。やわらかくて肌触りのよい高級ベルボア生地を使用し、子どもの肌に刺激を与えない工夫がされています。
- 価格:4,345円(税込み)
- 素材:ポリエステル
- サイズ:34×9×39cm
3.ボンドオンラインストア シートベルトカバークッション
ウサギやパンダ、恐竜などといった子どもが好きそうな動物たち12種類の中から選べるクッションです。やわらかなクリスタルボア生地を使用しており抱き心地も抜群。中綿にはふんわり軽いPP綿が入っており、衝撃を吸収してくれる効果もあります。- 価格:2,280円(税込み)
- 素材:クリスタルボア生地
- サイズ:商品により異なる
4.CUSHION FACTORY BANANAクッション
「バナナだー!!!車にバナナがある!!」と子どもが喜んでくれそうなシートベルトクッション。表面には、しっかりとワンポイントのシールが付いていることにも注目です。肩のベルト装着で首の負担を軽減してくれるのはもちろん、腰ベルトに付けるとひじ置きにもなります。
- 価格:2,980円(税込み)
- 素材:ポリエステル/綿
- サイズ:60cm
シートベルトクッションは100均やニトリにある?
100均やニトリでは、2024年5月現在シートベルトクッションは見つかりませんでした。店舗やオンラインショップでは、クッションのみの販売でシートベルト専用のものではありません。
一方で、育児用品でお世話になることの多い西松屋ではシートベルトクッションが販売されています。しかし、種類がなく選択肢がないため、いろいろと見て選びたい方は数が多くそろうネット上で購入するのがおすすめです。
材料は3つ!シートベルトクッションの作り方
シートベルトクッションは手作りできるため、少し手間はかかりますが100均やホームセンターなどで材料を集めて作る方もいます。「お気に入りのクッションで作りたい」という方はチャレンジしてみてくださいね。
先日、手芸店で買ったハギレ布で
— はに きたえーる初参戦済み♡ (@01041018) May 17, 2020
おチビ用に作ったシートベルトクッション
思っより上手く作れました♡
他も作りましたがまた今度#ハンドメイド#ミシン pic.twitter.com/He0LvNX1cQ
裁縫に慣れていれば中綿や生地から準備してクッションを作る方もいますが、今回は裁縫が苦手な方でも簡単にできる方法をチェックしてみましょう!
材料
- お気に入りのクッション
- フェルト
- ファスナーテープ
- 長細く切ったフェルトの表裏、それぞれの端にファスナーテープを縫い付ける(輪っかにした時に表裏のテープが引っ付くよう)
- 縦長でフィット感のあるクッションへフェルトを縫い付ける
- シートベルトへ巻き付けて完成
ベビー・キッズ・ママグッズ用品はコチラ
まとめ
シートベルトクッションは、車内でシートベルト着用時に子どもの首元の不快感や寝てしまった時の首カックンを防止してくれるもの。長時間のドライブでは首の負担を軽減し、お昼寝もぐっすりと快適にしてくれるアイテムです。チャイルドシートに取り付け可能と記載されたものもありますが、シートに対してクッションが大きすぎると子どもの座席が窮屈になってしまいます。クッションを付けると、逆にドライブを嫌がってしまう可能性もあるため注意しましょう。
年齢が上がり、ジュニアシートやブースターシートが使えるようになってからの使用をおすすめします。また、シートベルトクッションは、子どもだけでなく大人でも使えるため1つ持っていると便利ですよ。