新生児の洗濯洗剤は大人と一緒は駄目?ベビー用おすすめ洗剤

新生児の洗濯洗剤は大人と一緒は駄目?ベビー用おすすめ洗剤8選

新生児期の赤ちゃんは、大人に比べ抵抗力が弱めです。そのため身の回りのグッズや洋服なども、大人とは違う専用の洗剤でお手入れをすることが推奨されています。
そこで今回は、新生児期から使えるおすすめの洗濯洗剤を紹介します。選び方や使用時期などもご案内するので、出産準備を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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新生児・赤ちゃんには専用の洗濯洗剤がある

赤ちゃん用の洗濯洗剤とは

赤ちゃん用の洗濯洗剤とは
赤ちゃん用の洗濯洗剤は、新生児期から使える洗剤のことを指します。大人の使用する洗濯洗剤に比べ、刺激物が少なく肌への負担がかかりにくいという特徴があります
赤ちゃんは個人差もありますが、一般的に肌の厚みが大人の半分程度しかなく、肌が乾燥しがちだと言われています。またバリア機能もまだまだ育っていないため、些細な刺激で肌荒れや肌トラブルを起こしてしまいます。新生児期から赤ちゃんの様子を見ずにいきなり大人用の洗剤を使用してしまうと、湿疹や痒みといった症状を引き起こしたり、アレルギーによる症状が出てしまったりする場合もあるでしょう。一方で赤ちゃん用の洗剤があれば、洋服に残る洗剤成分からの刺激を抑えることができます。

いつからいつまで使うべき?

いつからいつまで使うべき?
赤ちゃん用の洗剤は、必ずしも使わなければならないというものでもありません。赤ちゃんによって抵抗力は変わるので、ママやパパが様子を見ながら適宜使用するかどうかを決めると良いでしょう。一般的には生まれる前の水通しの段階から使用し、1歳前後を目安に大人用の洗剤に切り替えるという方が多いです。
特に新生児期はまだまだ抵抗力が弱いので、赤ちゃん用の洗濯洗剤を使用するのがおすすめです。短肌着やコンビ肌着などを着ている時期は、洗剤も大人とは分けておきましょう。徐々に様子を見ながら、肌トラブルがなければ大人用の洗剤に移行してしまって構いません。目安がわからないという方は、1歳児検診の際に質問してみるのも良いでしょう
赤ちゃん検診
1歳を過ぎると外遊びや食事の機会も増え、洋服が汚れやすくなります。赤ちゃん用の洗剤では汚れを落としにくいと感じてきたら、洗浄力の高い洗剤に移行していきましょう。
ただしもともと肌が弱い赤ちゃんや、大人洗剤を使っていて肌トラブルが起こってしまった場合などは、自己判断で大人用洗剤を使うことはおすすめできません。肌に関して心配なことがある場合は、必ず医師の判断を仰ぐようにしましょう。

赤ちゃん用洗剤の3つのタイプと特徴

赤ちゃん用洗剤の3つのタイプと特徴
新生児が使える赤ちゃん用洗剤には「液体洗剤」「粉末洗剤」「ジェルボール」の3タイプがあります。それぞれ特徴が異なるので、ご自宅の環境や用途に合わせて使用していきましょう。

<液体洗剤>水に溶けやすく少量でも使用しやすい

<液体洗剤>水に溶けやすく少量でも使用しやすい
液体洗剤は大人用洗剤にも多い、一般的なタイプです。水に溶けやすく量を調節しやすいため、使い勝手に優れています。溶け残りが発生しにくいので、すすぎ1回でも清潔さを保ちやすく、肌トラブルを引き起こしにくいというメリットがあります。水温が低い場合・水量が少ない場合にも使いやすいので、冬生まれの赤ちゃんやドラム式洗濯機をお使いの方には特におすすめです。
また商品としてメジャーなものが多いので、近所の薬局やスーパーなどで購入しやすいところも魅力です。

<粉末洗剤>洗浄力に優れているものが多い

<粉末洗剤>洗浄力に優れているものが多い
粉末洗剤は液体タイプのものよりも洗浄力に優れたものが多いです。新生児期は外出の機会が少ないため幼児に比べ服は汚れにくいですが、吐き戻しやお漏らしなどが多いお子様の場合は高い洗浄力の洗剤が役に立つでしょう。また皮脂汚れや食事のニオイを落としやすいので、離乳食が始まる生後半年以降も使いたいという場合にもおすすめです。液体洗剤よりも溶けにくいというデメリットはありますが、ぬるま湯などお湯の温度をあげることで溶けやすくなります。

<ジェルボール>計量不要で忙しいママ・パパにおすすめ


ジェルボールタイプは、計量要らずでそのまま使えるのが大きなメリットです。「夜泣きがひどく洗濯をゆっくりしている暇がない」「双子育児をしている」といった悩みを抱えている方でも気軽に使いやすいです。
一方で少量からの使用ができないので、コスパが悪いというデメリットもあります。洗濯物の量や洗濯の頻度に合わせて使用するようにしましょう。

安全性はどうチェックする?成分や刺激テスト結果を目安に

赤ちゃん用の洗濯洗剤を選ぶ際は、安全であることが第一になります。成分や皮膚刺激テストの結果などを参考にし、安心して使えるものをチョイスしましょう。成分等はラベルの裏に書いてあることが多いので、必ず目を通してみてください。

1.「洗濯石鹸」であるか「合成洗剤」なのか

「洗濯石鹸」であるか「合成洗剤」なのか
洗濯洗剤には、細かく分けて「洗濯石鹸」と呼ばれるものと「合成洗剤」と呼ばれるものがあります。赤ちゃん用の洗剤にもこの2種類があるので、まずは成分を確認しましょう。
洗濯石鹸はいわゆる石けん成分から作られているので、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムが主な原料となります。合成界面活性剤と呼ばれるものが入っていないので、肌への刺激が弱く安心できます。洗濯後の洋服がゴワゴワしにくいのも特徴で、柔軟剤などを使わずとも優しい肌触りを保ちやすいです。
ただし石けん成分が多いことから、石けんかすが残りやすい、洗濯槽が汚れやすいという点には注意です。正しく使わないとカビが発生する原因にもなるので、洗濯槽の洗浄を定期的に行いつつ、丁寧に使用することを心がけましょう。
一方で合成洗剤には合成界面活性剤が含まれます。洗浄力に優れていますが、成分によっては赤ちゃんにダメージを与えてしまうリスクがあるのでむやみに使用するのは避けてください。赤ちゃん用の合成洗剤として選ぶなら、“アルキルグリコシド”という成分を含むものが良いでしょう。アルキルグリコシドは合成界面活性剤の中でも皮膚刺激などが少なく、赤ちゃんにも使用しやすいです。

2.蛍光増白剤・着色料・合成香料などは避ける

蛍光増白剤・着色料・合成香料などは避ける
洗濯洗剤の中には「蛍光増白剤」や「着色料」「合成香料」などが含まれるものがあります。これらの成分は服を白く見せて発色を良くしたり、香りをつけて悪臭を防いだりといった効果が期待できます。しかし大人の衣類では好まれるこれらの成分も、赤ちゃん用としてはおすすめできません。なぜなら衣類に成分が残りやすく、肌トラブルの原因となる場合が考えられるからです。
特に新生児期の洗濯洗剤として使う場合は、衣服を白くするものよりも“不純物を取り除ける”ものを選ぶように心がけましょう。

3.皮膚刺激テスト済みのものがおすすめ

赤ちゃん用洗剤の中には、「皮膚刺激テスト済み」や「アレルギーテスト済み」と書かれたものもあります。これらの記載がある洗剤は、実際の試験に基づいて、刺激が弱いことが確認されている商品となります。肌トラブルのリスクが完全にゼロというわけではありませんが、一般的な洗剤に比べて安全に使える可能性が高いと考えられます。特に肌が弱いお子さんにはおすすめです。

新生児期から使用OK!肌に優しいおすすめ洗濯洗剤8選

1.サラヤ アラウベビー 洗たくせっけん

  • タイプ:液体タイプ
  • 成分:純石けん分(30%脂肪酸カリウム)
  • 香り:ラベンダー&スペアミントのほのかに香る天然ハーブ
  • 皮膚科医による乳幼児安全性テスト済
サラヤのアラウベビー洗たく石けんは、合成界面活性剤、合成香料、着色料、蛍光剤などを含みません
そのため赤ちゃんの肌に優しく、安心して使用ができます。天然ハーブ、アロエエキスを含む洗剤なので、ママにとっても手洗いしやすいです。柔軟剤なしでもふっくらとした仕上がりになると人気です。

2.ピジョン 赤ちゃんの洗たく用洗剤 ピュア 洗浄力プラス

  • タイプ:液体タイプ
  • 成分:界面活性剤(7.9%アルキルグリコシド)、金属封鎖剤(クエン酸)、pH調整剤、安定化剤
  • 香り:フレッシュアクアの香り
  • 皮膚科医による皮膚刺激性テスト済
無着色、無漂白剤、無リン、無蛍光剤というこだわりの無添加洗剤です。洗浄力を高めるクエン酸を配合しているので、うんちによる黄ばみなども落としやすいです。
液体タイプで泡切れがよく、洗剤残りによるトラブルも起こしにくいです。

3.P&G さらさ 無添加 洗濯用洗剤

  • タイプ:液体タイプ
  • 成分:界面活性剤、安定化剤、水軟化剤、香料など
  • 香り:優しい柑橘系の香り
  • 皮膚科医のもと肌テスト済
さらさは蛍光剤・漂白剤・着色料を含まない無添加洗剤です。洗剤のこりの心配が少ないのが特徴で、すすぎ1回でも使用ができます
天然酵素を配合しているため、赤ちゃん洗剤でありながら汚れ落ちも良いと評価が高いです。

4.ネオベビー 善玉菌酵素洗たく洗剤

  • タイプ:粉末タイプ
  • 成分:アルカリ剤、水軟化剤、分散剤、再汚染防止剤、酵素、香料など
  • 香り:ハーブの香り
ネオベビーは粉末タイプの洗濯洗剤です。乳酸菌や酵母菌などをミックスした独自製法の酵素を含むのが特徴で、合成界面活性剤は使用されていません
酵素が汚れ・ニオイをしっかりと分解するので、清潔さを保ちやすくイヤなニオイも防いでくれます。

5.ベビーファーファ 洗たく用複合石けん

  • タイプ:液体タイプ
  • 成分:界面活性剤、安定剤、水軟化剤など
  • 香り:天然精油ベルガモットの香り
石けん成分や低刺激性のアルキルグルコシドを成分とする肌に優しい複合石けんです。漂白剤や蛍光剤、リンなどは含まれていません。ミルク由来の保湿成分が配合されている点もポイントで、優しい洗い心地を体感できます。

6.サラヤ ヤシノミ 洗たく洗剤濃縮タイプ

  • タイプ:液体タイプ
  • 成分:界面活性剤、安定剤
  • 皮ふ刺激テスト済み、残留刺激テスト済み
無香料・無添加で愛されるヤシノミ洗たく洗剤の濃縮タイプです。高い洗浄力で皮脂汚れから食品汚れにまで広く対応ができます
価格が安く少量からでも使用できることからコスパにも優れています。

7.しぜんのめぐみすい 赤ちゃん用衣類洗い ふわっしゅ

  • タイプ:液体タイプ
  • 成分:ミネラル、青森ヒバ、オレンジ、大豆レシチン、発酵物質など
  • 香り:ほぼ無臭
  • 第3者機関での経口毒性試験・皮膚刺激性試験データ取得済み、アトピーの原因・黄色ブドウ球菌への抗菌試験済み、第3者機関での消臭試験データ取得済み
アトピー肌の赤ちゃんにもおすすめしたい、天然成分100%の洗たく洗剤です。大豆レシチンを使用しており、界面活性剤などの化学物質は含まれていません。
抗菌や消臭効果にも優れているので、洗い上がりが非常に気持ち良いです。

8.パックスベビー 洗濯せっけん

  • タイプ:液体タイプ
  • 成分:純石けん成分(35%脂肪酸カリウム)
マカダミアナッツ油など、植物性油脂を原料に作られた洗濯用石けんです。手肌に優しい原料から作られているので、お肌の繊細な赤ちゃんはもちろん大人にとっても嬉しい作りです。
手洗いも多い新生児期の洗濯に役立ってくれるでしょう。外観から中身の残量が確認しやすいので、詰め替えタイミングなどもわかりやすいです

ベビー服には洗濯洗剤のほか柔軟剤も必要?

ベビー服には洗濯洗剤のほか柔軟剤も必要?
ベビー服に使える洗濯グッズには、洗濯洗剤のほか柔軟剤もあります。赤ちゃん用と謳われている柔軟剤は、洗濯洗剤と同様に赤ちゃんの肌に優しい成分で作られているのが特徴です。新生児から柔軟剤を使って良いのか、と迷うママやパパも多いかと思いますが、赤ちゃん用のものなら新生児期からでも使用することができます。
赤ちゃん用の柔軟剤を使用することで、タオルや衣類などのごわつきが解消され滑らかな肌触りになるのを期待できます。ぜひ洗濯洗剤と合わせて、柔軟剤もチェックしてみましょう。
ただし今回の記事で紹介した洗濯洗剤の中には、柔らかな洗い上がりで“柔軟剤要らず”とアピールされている商品もあります。必ずしも使わなければいけない、使ってはいけないといった決まりはないので、赤ちゃんの肌の様子を見ながら適宜使用を検討してみてください。
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まとめ

生まれたばかりの赤ちゃん、特に生後1ヶ月までの新生児期の赤ちゃんは、肌が弱く繊細です。衣類や洗剤の成分から肌トラブルを起こしてしまう可能性があるので、「赤ちゃん用洗濯洗剤」を使用しトラブルから守ってあげると良いでしょう。
赤ちゃん用の洗濯洗剤には肌に優しい石けん成分のものや、洗浄力に優れていながらも優しい洗い上がりを実感できる合成洗剤などがあります。液体・粉末などタイプも様々なので、ご自宅の環境に合ったものを選ぶようにしてみてください。