このような悩みを持っている方が多く「見た目だけで選びそう」「選び方とかおすすめの布団があれば教えてほしい」などの声が挙げられています。中には新聞の一面広告に載っている、ベビー布団を選ぶ方もいるようです。
そこで今回はベビー布団の選び方やおすすめの8選をご紹介します。
ベビー布団を選ぶ際に考えておきたい3つのこと
赤ちゃんの健康や安全を守るためにも、ベビー布団は必要になります。その理由は次の3つです。1.赤ちゃんにとっては適度な硬さがある敷き布団の方が安全
大人が使用している布団は柔らかい物が多いです。そのような布団を使用して寝かせると赤ちゃんの骨や関節は未熟な為、体が沈み込んでしまいます。
布団に沈み込んでしまうと赤ちゃんの骨がゆがんだり、血行が悪くなったりと成長の妨げになります。また寝返りを打てるようになると赤ちゃんが下を向いた場合に、顔が沈み込んでしまいフカフカの布団だと窒息してしまう危険もあります。
2.赤ちゃんを安全に眠らせる為の布団選びを
赤ちゃんを寝かしつけるために、添い寝をしているパパ・ママさんも多いはずです。毎日の育児で疲れてしまい一緒に寝てしまうこともあるかもしれません。また、夜は同じ布団でそのまま寝てしまうパパ・ママさんも多いのではないでしょうか。しかし、ここにも赤ちゃんにとっての危険が潜んでいます。
大人と同じ掛け布団を赤ちゃんに使ってしまうと、重くて分厚いため危険です。寝ている間に赤ちゃんの顔に掛け布団が覆いかぶさり、気道を塞いでしまう窒息事故も起きています。
赤ちゃんを危険から守るためにも大人と同じ掛け布団ではなく、ベビー用の軽くて張りがあるものを使いましょう。
夏場などで大人も薄い掛け布団やブランケットを使っている場合は、同じものでもいいかもしれません。赤ちゃんの顔に覆いかぶさってしまわないように、十分注意しましょう。
3.通気性が良く、お手入れが簡単でサイズが合うものを
ベビー布団は通気性が良く、お手入れが簡単なところも重要となっています。大人の布団は保温性能が高いため、元々体温の高い赤ちゃんは汗をかき体が冷えてしまい風邪をひく原因になります。 また、通気性の高い布団を使いかぶれやあせもなどの皮膚トラブルから守りましょう。
赤ちゃんは大人よりもたくさん汗をかいたり、吐き戻しをしたりおむつ漏れをしたりして布団を汚してしまう場合が多くあります。
そのため布団のシーツを素早く変えることができる、サイズの小さいベビー布団が適しています。またベビー布団はシーツが乾きやすかったり、丸洗いできたりするものがあるため常に清潔を保てます。サイズも小さいため、小柄なパパ・ママさんでも大人の布団と違い簡単に洗濯できますね。
赤ちゃんの不慮の事故で最も多いのは窒息です。赤ちゃんを窒息から守るためにも、体に合ったベビー布団を使うようにしましょう。
ベビー布団の選び方
ベビー布団のサイズや種類、質感など何を選べばいいのか悩むパパ・ママさん達のために選び方について項目ごとにご紹介します。
年齢・サイズ別やベビーベットを使うかでも考える
国内で販売されているベビー布団は標準サイズとミニサイズの2種類があり、まず標準サイズは約120×70㎝で2歳頃まで使うことができます。ミニサイズは約90×60㎝で新生児から1歳頃まで使うことができます。ベビー布団の卒業は寝相(ねぞう)や成長によって変わってきます。ねんねの頃ならば寝ているだけで、寝返りがないため安心です。しかし、寝返りが始まると布団からはみ出してしまうため、上記の基準に関係なくベビー布団を卒業することになります。
また、ベビーベッドを使うかにもよってベビー布団のサイズも変わります。先にベビー布団を買ってしまうとベビーベッドに合わなくなり、隙間などができ赤ちゃんへの危険が生じます。ベビーベッドを使うのであれば、サイズを確認してからベビー布団を準備しましょう。
使用用途の違いで選ぶ
次に家庭で使うものと幼稚園や保育園で使うものの、使用用途の違いについてご紹介します。家庭用ではベビー布団がおすすめ
家庭で使われることが多いのはベビー布団です。赤ちゃんが長時間寝ることを想定し、しっかりとした作りになっているため値段は高くなります。夜用として使われることが多く厚くしっかりとしているため、持ち運びにはあまり向いていません。
保育園等ではお昼寝布団がおすすめ
保育園等で使われるのがお昼寝布団です。ベビー布団に比べて値段が安く、薄く作られているため持ち運びに便利です。短時間で寝る準備ができるため、保育園等でのお昼寝用として使われます。赤ちゃんが長時間寝るには向いていません。大きな違いは厚みにありベビー布団は4~6㎝、お昼寝布団は2~2.5㎝となります。使用用途により、家庭用と幼稚園や保育園用で使い分けるのがおすすめです。
敷き布団や掛け布団など種類別での選び方
ベビー布団は7点セットや9点セットで売られているものが多いです。メーカーにより内容は異なりますがそれぞれの選ぶポイントについてご紹介します。
敷き布団
まず大切になってくるのは敷き布団です。大きく分けて2種類あり、家庭で洗えるタイプと洗えないタイプです。洗えるタイプは家庭の洗濯機でも、洗えるように薄型で作られています。常に清潔を保てるメリットがあります。赤ちゃんが安心して眠れるように十分な硬さでも作られており、お昼寝用だけでなく夜用のものも販売されています。
洗えないタイプは、大人用のマットレスに近い作りになっています。赤ちゃんの発達を支える最適な硬さになっており、機能性も高くなります。洗えるタイプよりも比較的安いのも特徴です。
掛け布団
掛け布団では天然素材・合成素材・羽毛布団と素材に違いがあります。
天然素材
天然素材は赤ちゃんの肌にも優しく、汗をたくさんかいてもムレにくくなっています。洗濯後も乾きやすいです。合成素材
合成素材はふんわりと軽く暖かいのが特徴です。丸洗いをしやすく、天気が良い日だと1日で乾きます。羽毛布団
羽毛布団はご自宅などで使ったことがある方も多いと思いますが、機能性が高いのが特徴です。暖かさを逃さず、汗や湿気を素早く吸って蒸発させるため肌がデリケートな赤ちゃんに向いています。掛け布団・敷き布団カバー
掛け布団・敷き布団カバーは汚れやすいため数枚用意しておくのがおすすめです。赤ちゃんのデリケートな肌に合わせて、天然素材のものを選ぶといいでしょう。
オーガニックやコットンを使用している安心安全なものや、地球環境に配慮したものもあります。なかでも、汗っかきな赤ちゃんにおすすめなのは柔らかい綿素材です。汗をしっかりと吸収し外へと逃がしてくれます。
枕
意外と重要になってくるのが枕です。「赤ちゃんに枕は必要ないのでは?」と思う方も多いはずです。しかし、ベビー枕はミルクの吐き戻しや向き癖を防止する効果もあります。ドーナツ型や傾斜型の2種類があり、そのなかから目的に合わせた形を選びましょう。
ドーナツ型・くぼみ型
ドーナツ型とくぼみ型は中央がくぼんだ形をしています。そのため、まっすぐ上を向いて寝ることができます。向き癖により、後頭部が平らになる絶壁を防止する大きなメリットがあります。傾斜枕
傾斜型枕は平べったい枕に少し角度が付いたものです。状態を少し起こして寝かせることにより、胃から上がってくるミルクを防ぐことができます。また鼻づまりを楽にする効果もあり、赤ちゃんの自然な呼吸をサポートする枕です。ベビー布団をセットで購入すると枕も付いてきますので、まずはセット内のものを使用して目的に合わせた枕を後から購入するのがいいでしょう。
質感・素材・軽さから選ぶ
ベビー布団で一番のおすすめは天然素材です。触り心地も滑らかで軽く、保温性も高いです。また、羽毛布団はムレにくくもなっているため汗っかきな赤ちゃんには最適といえます。
敷き布団は硬さで選ぶようにしましょう。赤ちゃんが沈み込まない適度の硬さがある、敷布団を選びましょう。
洗濯やお手入れのしやすさ
ベビー布団の中でも洗えるタイプと洗えないタイプのものがあります。なかには手洗いが可能な場合もあります。洗えるタイプではポリエステルなど、扱いやすい素材のベビー布団が多いです。洗えないタイプでは、おむつ漏れなどで汚れてもいいように防水シートなどで対策をとりましょう。
常に清潔を保つのであれば、自宅でも洗濯可能な洗えるタイプのベビー布団がおすすめです。
セット品から選ぶ
ベビー布団は単品でも販売されていますが初めて購入する際は、なにを買っていいのか分からないパパ・ママさんが多いはずです。そこでおすすめなのがセットになっているものです。7点や9点セットのものが多く、必要最低限のものが全て入っています。
単品で購入するよりも安いため、まず悩んだらセットで購入することをおすすめします。
人気品やブランド品から選ぶ
ベビー布団で人気が高いブランドは、機能性が高い西川やオーガニックコットンを使用しているun doudouがあります。やはり人気が高いのは、大人用の寝具も手掛けている西川ではないでしょうか。老舗寝具メーカーということもあり、信頼性が高くなっています。
おすすめのベビー布団8選
1.un doudou 日本製 ベビー布団セット 10点
素材 | カバー・シーツ 綿100%(オーガニックコットン) |
掛け布団 | 側生地/ポリエステル65%・綿35% 中綿/ポリエステル100% |
枕中芯 | 側生地/ポリエステル65%・綿35% 中綿/ポリエステル100% |
敷き布団 | 側生地・中綿/ポリエステル100% |
まるがた枕 | 側生地/綿100%(オーガニックコットンダブルガーゼ) 中身/ポリエチレン樹脂 |
防水キルトパッド | 綿100%(パイル部分)(オーガニックコットン) 中綿/ポリエステル100% |
タオルケット | 綿100% |
洗濯ネット | ポリエステル100% |
サイズ | 120×70㎝(標準) |
価格 | ¥11,990(税込) |
洗濯ネットや防水パットが付属しているため、余計に購入する必要がなくすぐに使うことができます。
2. HashkuDeベビー布団 洗える 7点セット 日本製
素材 | カバー・シーツ 綿100%(オーガニック) |
掛け布団 | 側生地/ポリエステル65%・綿35% 中綿/ポリエステル100% |
敷き布団 | 側生地/ポリエステル65%・綿35% 中綿:ポリエステル100% |
まくら | 側生地/ポリエステル65%・綿35% 中綿/ポリエステル100% |
王冠まくら | 側生地/綿100%(オーガニック) 中綿/ポリエステル100% |
サイズ | 120×70㎝(標準) |
価格 | ¥12,980(税込) |
3.サンデシカ 洗える ベビー布団 6点セット
素材 | シーツ 綿100% |
ヌード掛布団 | 側地/ポリエステル100% 詰めもの/ポリエステル100% |
洗える敷き布団 | ポリエステル100% |
敷き布団カバー | 敷き布団カバー ポリエステル100% |
王冠枕 | 側地/綿100% 詰めもの/ポリエステル100% |
サイズ | 120×70㎝(標準) |
価格 | ¥9,900 |
足りないものはあとからでも購入可能なため、まずは必要最低限のものをという方におすすめの商品です。
4.Babyshop YAYOIベビー布団 6点セット
素材 | カバー・シーツ 綿100%(オーガニックコットン) |
掛け布団 | 生地/ポリエステル100% 詰めもの/ポリエステル100% |
敷き布団 | 生地/ポリエステル65% 綿35% 詰めもの/ポリエステル100% |
枕 | 生地/ポリエステル100% 詰めもの/ポリエステル100% |
サイズ | 120×70㎝(標準) |
価格 | ¥12,100(税込) |
5.ハリコ犬の渡嘉毛織 ベビー組布団 6点セット
素材 | カバー・シーツ 綿100% |
掛け布団・敷き布団・枕 | 側地/綿100% 中綿/ポリエステル100% |
サイズ | 120×70㎝(標準) |
価格 | ¥12,705 |
またセット内の全てを国内工場で作っているため、丁寧な仕上がりとなっています。
6.Baby Shower ベビー布団 11点セット
素材 | カバー・シーツ 綿100%(オーガニックコットンダブルガーゼ) |
掛け布団 | 側生地/ポリエステル100% 中身/ポリエステル100% |
枕 | 側生地/ポリエステル100% 中身/ポリエステル100% |
敷き布団 | 側生地/綿100% 中身固綿/ポリエステル100% |
キルトパット | 側生地/綿100% 中身/ポリエステル100% |
防水シーツ生地 | ポリエステル100% |
サイズ | 120×70㎝(標準) |
価格 | ¥15,980 |
水通しをせずにすぐ使えるため、出産前や出産後の忙しい時期のパパ・ママさんの負担軽減を考えて作られた商品です。
7.西川 ベビー布団 6点セット
素材 | カバー・シーツ 綿100% |
掛け布団 | 側生地/綿100% 詰めもの/ポリエステル100% |
敷き布団 | 側生地/綿100% 詰めもの/ポリエステル100% |
枕 | 側生地/綿100% 詰めもの/ポリエステル100% |
サイズ | 120×70㎝(標準) |
価格 | ¥19,990 |
赤ちゃんに使うものはいつでも清潔を保ちたいものです。そのため繰り返し洗っても、形が崩れないのはいいですよね。
8. PUPPAPUPO 洗えるベビー布団 ミニサイズ5点セット
素材 | カバー・シーツ 綿100% |
掛け・敷き布団 | ポリエステル100% |
枕 | 中綿/ポリエステル100% |
サイズ | 90×60cm |
価格 | ¥7,990 |
5点セットで防水シートなどが付属していない分、価格が抑えられています。お出かけ用や予備のベビー布団として購入するのがいいでしょう。
ベビー布団に関するQ&A
ベビー布団はいつまで使う?
標準サイズなら2歳頃まで使用できますが、赤ちゃんが寝返りをできるようになったころに卒業するのが一般的です。赤ちゃんの寝相(ねぞう)や成長に合わせてベビー布団も卒業していきましょう。また、保育園等で使用する昼寝布団はお昼寝が必要なくなる年長ごろまで使用できます。
ぶっちゃけ必要ない?何かで代用できる?
掛け布団の代用として、バスタオルやタオルケットなどが安心して使うことができます。敷き布団は長座布団やマットレスなどで代用できますが、赤ちゃんが沈みこまない硬さが必要です。しかし長時間寝ることを考えれば、ベビー布団を準備した方がいいでしょう。大人用の布団では、窒息の危険性があるためやめましょう。
ベビー布団は水通しが必要?
ベビー布団は水通しをする必要があります。なぜならベビー用品には防虫やしわ防止の効果がある、化学物質のホルムアルデヒドが付着しています。ベビー布団に付着しているホルムアルデヒドが赤ちゃんの体に触れてしまうとアレルギー反応を起こす可能性があります。
ホルムアルデヒドは水に溶けやすい性質のため、赤ちゃんの肌を守るためにも水通しで除去しましょう。
ベビー布団を敷く順番は?
ベビー布団をセットで購入しても敷く順番に困ってしまうパパ・ママさんも多いでしょう。まず敷き布団は下から順に固綿敷き布団→防水シーツ→汗取りパッド→フィットシーツとなります。フィットシーツですべてを包むようにします。
掛け布団は、肌布団やタオルケットから掛けてあげましょう。
防水シートもセットに含まれていることが多いので、おむつ漏れなどの汚れを防ぐためにも使うことをおすすめします。
春夏秋冬、季節によりどう使い分ける?
ベビー布団の敷き布団はシーツを冬は暖かい素材に、夏場など気温が高くなってきた時は涼しめのものに変えていきましょう。セットで購入した場合は時期に合わせてシーツを別に購入するのをおすすめします。
吐き戻しなどで汚すことも多いため替えを買っておいても無駄にはなりません。
掛け布団は2枚組になっていることがほとんどです。冬は2枚をカバーに入れ使用し少し暖かくなった春には1枚にするなど使い分けます。
また気温が高い夏場は、赤ちゃんのお腹を冷やさない程度にタオルケットだけでもいいでしょう。
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まとめ
ベビー布団は何を買えばいいのかと悩むパパ・ママさん達はまず、一式が揃っているセットを購入すれば間違いありません。デザインで選ぶのも良いですが、赤ちゃんの肌にやさしいオーガニック素材がおすすめです。代用もできますが、赤ちゃんが安全に眠れるようにベビー布団をしっかりと揃えていきましょう。