幼稚園や保育園での新しい生活がスタートするにあたり、ワクワクする気持ちと同時に、「何を準備すればいいの?」「入園準備はいつから始めるべき?」と不安を感じているママ・パパも多いのではないでしょうか。
幼稚園・保育園の入園準備は、制服や持ち物の準備だけでなく、子どもがスムーズに園生活を始められるよう、生活習慣の見直しや必要な手続きも重要です。
園によって指定される持ち物や準備物は異なるため、事前にリストを確認し、計画的に進めることがポイントになります。
本記事では、幼稚園・保育園の入園準備に必要なアイテムやスケジュール、途中入園のポイントまで詳しく解説。初めての入園準備に戸惑う方でも、スムーズに準備が進められるようサポートします!
入園準備のチェックリスト|幼稚園・保育園には何が必要?
項目 | アイテム | 説明 |
---|---|---|
身につけるもの | 制服・帽子・名札 | 制服は身長+20cmを目安に購入。帽子は視界を妨げないサイズを選ぶ。 |
お着替えセット(肌着・トップス・ボトムス・靴下) | 汗っかきな子ども向けに通気性のよいものを選び、洗い替えを準備。 | |
スモック | 服の上から着るので、1~2サイズ上を推奨。外遊びや工作時に使用。 | |
体操服 | 日中の着用が多いため、サイズに注意し、適宜追加購入。 | |
傘・レインコート・長靴 | レインコートはフードの視界を確保したものを選ぶ。反射テープ付きが安心。 | |
上靴・スニーカー | サイズチェックを定期的に行い、子どもが履きやすいものを用意。 | |
通園バッグ | 園指定がない場合、子どもが扱いやすいものを選択。ショルダー・リュック型が主流。 | |
生活用品 | 連絡ノート・出席ノート | 園の連絡事項や出席管理に使用。園によっては不要な場合も。 |
ハンカチ・ティッシュ・ループ付きタオル | 日常的に使用するため、洗い替えを複数用意すると安心。 | |
歯ブラシ・コップ | 食後の歯磨き用。毎日持ち帰る園もあるため管理が重要。 | |
座布団・座布団カバー | 冬のみ使用する園も。カバーが取り外せると便利。 | |
工作や音楽用品 | お道具箱 | A4・B5サイズ指定あり。収納力を考慮して選択。 |
ハサミ・のり・クレヨン・粘土 | 個人で使用するため、幼児向けサイズ・安全性を考慮。 | |
スケッチブック | 絵を描く機会が多い園では追加購入が必要。 | |
カスタネット・鍵盤ハーモニカ | 音楽の時間に使用。発表会にも活用される。 | |
お弁当や給食用品 | お弁当箱 | 保温庫対応のアルミ素材が推奨。サイズは250~450mlが適当。 |
コップ | 食事時・歯磨き時に使用。園指定の有無を確認。 | |
カトラリー | 子どもの手の大きさに合ったサイズを選択。 | |
ランチマット | 食事時に使用。一般サイズは縦25×横35cm。 | |
水筒 | カテゴリ | |
季節やイベント用品 | プール用品(水着・タオルなど) | プールバッグに必要アイテムをまとめて持参。 |
浴衣 | 幼稚園の夏祭り等で着用。プライベート利用も考慮。 | |
レジャーシート | 遠足時に使用。親子用サイズを選ぶと便利。 | |
防災ずきん | 防災訓練時に使用。脱げにくいサイズを選択。 | |
それぞれの袋 | お着替えセット | それぞれの持ち運び用に袋が必要。 |
上靴 | 夏はプール用バッグも追加で必要。 | |
体操服 | 通園バッグに入らないものは手提げ袋に収納。 | |
歯ブラシ・コップ | 手作り指定がある場合はキットを活用。 | |
お弁当 | SNSなどを活用し、手作りの工夫を学ぶとよい。 | |
お道具箱 | 1つ作ると手早く追加作成できる可能性あり。 |
身につけるもの
- 制服・帽子・名札
- お着替えセット(肌着・トップス・ボトムス・靴下)
- スモック
- 体操服
- 傘・レインコート・長靴
- 上靴・スニーカー
- 通園バッグ
制服・帽子・名札
服装が自由な園、制服が必要な園があります。制服購入が必要な場合は、買い直しをしないようにサイズ選びが重要です。入園前に、子どものサイズぴったりの制服を買ってしまうことのないように注意。
目安としては、子どもの身長+20cmとし、普段100cmの服を着ているならば制服は120cmを購入すると、卒園までの3年間同じ制服を着られます。入園時にはブカブカだった制服も、卒園時にはぴったりサイズになっていることが多いですよ。
とは言っても、ブカブカな制服は裾が気になるので裾上げをして子どもの成長に合わせて調整します。長く着られるので、失敗して高い制服を再購入する必要がありません。
帽子は少し余裕があるくらいのサイズにし、ブカブカで視界がさまたげられないようにしましょう。
お着替えセット(肌着・トップス・ボトムス・靴下)
子どもは汗っかきなので、夏場はとくにお着替えの頻度が多いです。どろんこになって遊ぶ園では1日に3~4回お着替えすることも。
服は子どもが着やすく、通気性がよいものを選びましょう。
スモック
制服や私服の上から着るスモックです。着ている服の上からの着用となるので、1サイズ、もしくは2サイズ上を選ぶことをおすすめします。お外遊びや工作時に使用しますよ。
体操服
園に着いたら、制服から体操服に着替えて過ごす園もあるので使用頻度は高めです。
日中は、ずっと体操服で過ごすことも多いので大きめサイズを購入するとブカブカで、とくにズボンは下にずれてしまうこともあります子どもに合ったサイズを選び、小さくなってきたら追加購入がおすすめ。
傘・レインコート・長靴
徒歩や自転車での通園に必須のレインコート。遠足で雨具が必要な時にも役立ちます。レインコートは視界がさまたげられず、フードの一部が透明になっているものがいいです。
また、車から見やすい反射テープ付きだと安心ですよ。

上靴・スニーカー
上靴は、子どもの足に合ったサイズを常にチェックしておきましょう。毎週持ち帰って洗う際に足は痛くないか、窮屈ではないかなどを確認してあげてください。
スニーカーは、マジックテープ式で子どもが自分で履きやすいものを用意します。こちらも、日ごろからサイズ確認をしてあげましょう。
通園バッグ
園指定でなければ準備しなければいけない通園バッグ。子どもの体に合ったものを用意しましょう。
- ショルダータイプ
- リュックタイプ
ショルダータイプは、ものを取り出しやすいですが荷物が多いとバランスを取りにくいデメリットも。リュックタイプは、両手があくので便利ですが、大きすぎるものだと肩からずり落ちてしまうこともあるので胸元ベルトがあると安心。
生活用品
- 連絡ノート・出席ノート
- ハンカチ・ティッシュ・ループ付きタオル
- 歯ブラシ・コップ
- 座布団・座布団カバー
連絡ノート・出席ノート
連絡ノートは幼稚園をお休みする予定や、子どもの体調で気になることがあれば記入しますが、園によってはないところもあります。その場合は先生に口頭で伝えるか、電話での対応になります。
出席ノートは子どもの出席確認用で、子どもが出席した日にシールを貼るものです。
ハンカチ・ティッシュ・ループ付きタオル
個人で使用するハンカチやティッシュ、タオルが必要です。ハンカチやタオルは毎日使うものなので、洗い替え用に数枚準備しておくと安心。
歯ブラシ・コップ
食事後の歯磨き用に準備しましょう。衛生管理として、おうちでしっかりと除菌・乾燥等をするために毎日持ち帰る園が多いです。
座布団・座布団カバー
年中使用、または冬のみの使用となる座布団です。カバーが取り外し可能だと、汚れた時にお手入れが簡単で便利ですよ。
工作や音楽用品
- お道具箱
- ハサミ・のり・クレヨン・粘土
- スケッチブック
- カスタネット・鍵盤ハーモニカ
お道具箱
ハサミやのりを収納するお道具箱です。A4やB5サイズなど幼稚園で指定サイズがあるので参考にしましょう。
ハサミ・のり・クレヨン・粘土
工作グッズは、個人で使うものなのでそれぞれ準備が必要です。
スケッチブック
クレヨンを使う機会が多い幼稚園では、絵を描く頻度が多いと追加で何冊も購入しなければいけません。
だからといって、子どもにお絵描きを控えるような発言はしないようにしましょうね。
カスタネット・鍵盤ハーモニカ
音楽の時間には、子どもが扱いやすいカスタネットや鍵盤ハーモニカを使用します。
子どもたちは日々の園生活で楽器の練習をし、発表会などにも使われますよ。
お弁当や給食用品
- お弁当箱
- コップ
- カトラリー
- ランチマット
- 水筒
お弁当箱
幼稚園では、冬になると保温庫という場所でお弁当を保管します。子どもたちに、温かいごはんを提供するためにあり、とてもありがたいのですが注意すべきポイントがあるので確認しておきましょう。
保温庫はだんだんと温まって80°前後まで温度が上がるようになっており、熱に弱いプラスチックは溶けてしまったり、変形する恐れがあります。そこで、幼稚園では保温庫対応でアルミ素材のお弁当箱が指定される場合が多いです。
プラスチックでも保温庫対応と記載があれば問題ないですが、熱伝導がよく丈夫なアルミはおすすめですよ。サイズは子どもに合わせますが、一般的に250~450mlがよいとされています。
コップ
食事の時に、お茶や牛乳を飲むためのコップです。歯磨き用と同じものを使うことが多いので、持ち物が増えずに済むのかを園に確認しましょう。
カトラリー
お箸やスプーン、フォークを持参します。お箸の長さはさまざまなので子どもの手の大きさを目安とし、手のひら下から1番長い中指+3cmのものを選ぶといいですよ。
ランチマット
お弁当や給食の時にお皿の下に敷くマットで、一般的なサイズは縦25×横35cmです。ランチョンマットとも呼ばれています。
水筒
年中使用する水筒のサイズは、470~600mlサイズのステンレス製を使っている子が多いです。中身がなくなったら水やお茶をつぎ足ししてくれる園や、コップで水分補給をさせてくれるところも。
季節やイベント用品
- プール用品(水着・タオルなど)
- 浴衣
- レジャーシート
- 防災ずきん
プール用品(水着・タオルなど)
夏になるとプールがはじまります。プールバッグに水着やタオル、お着替えなどを入れて持参するように言われます。
プール開きは地域によって時期は変わりますが、7月上旬からが多いようなので園から持ち物の指示が出たら購入していきましょう。
浴衣
幼稚園で開かれる夏祭りには、浴衣の着用を求められることがあります。イベントの1つで園では使用頻度も少ないですが、プライベートでも使用すると考えておけばいいですね。
レジャーシート
遠足に行く時に必要となるのがレジャーシートです。お弁当は親と一緒に食べるので、親子で座れるサイズのものを用意しておくといいですよ。
防災頭巾
年に数回ある防災訓練時に、防災頭巾を使用する園があります。サイズは子どもの頭に合ったものを選ばなければ、いざとなった時に脱げてしまうこともあるので気を付けましょう。
それぞれの袋
- お着替えセット
- 上靴
- 体操服
- 歯ブラシ・コップ
- お弁当
- お道具箱
これらの持ち運び用にそれぞれの袋が必要となり、夏はプール用のバッグも必要です。通園バッグに入らないものは、手提げ袋に入れましょう。
サイズや手作り指定がある場合は、手作りキットを使用したりSNSで作り方を参考にしてみてください。袋は手作りしやすいので、1つ作ってしまえば2つ目からは手早く作れるようになるかもしれませんよ。
園生活を楽しもう|幼稚園の入園準備におすすめの商品8選

商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | 素材 | サイズ | ||
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PLUSiiNE 園児向け上履き |
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Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 底は曲がりやすいゴム仕様で子どもが使いやすいマジックテープ式 | 1,780円〜 | キャンバス地/ゴム | 13.2~17.4cm |
Hai Hai キッズレインコート |
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Amazon | ベビシア | 楽天市場 | フードは透明で視界を邪魔せず反射テープ付きが安心 | 2,790円 | ポリエステル | 90~150cm |
雑貨オフ コップ&歯ブラシ |
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Amazon | ベビシア | 楽天市場 | コップに歯ブラシを立てて保存可能な歯ブラシセット | 1,287円 | ポリプロピレン/ナイロン | コップ103×φ67×70 歯ブラシ14mm |
COLORFUL CANDY STYLE ざぶとん |
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Amazon | ベビシア | 楽天市場 | カバーが取り外し可能で洗濯OKなおしゃれ座布団 | 2,890円~ | 綿 | 30×3×30cm |
Skater アルミお弁当箱 |
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Amazon | ベビシア | 楽天市場 | アルミ素材で幼稚園指定の保温庫対応お弁当箱 | 2,420円 | ポリプロピレン/アルミニウム/ゴム | 13.4×4.2×9.7cm |
マザーガーデン トリオセット お箸&スプーン&フォーク |
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Amazon | ベビシア | 楽天市場 | スプーン・フォーク・お箸の3点セットで、食洗機にも対応 | 1,600円 | ABS樹脂/ポリプロピレン/AS樹脂 | ケース18.5×8.5×1.9cm |
Keepon お道具箱 |
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Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 耐水性・耐久性に優れたシンプルなお道具箱 | 720円 | 紙 | 上32×6.5×23 下31×6.5×22cm |
問屋クラブ 防災頭巾 |
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Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 日本防災協会認定で燃えにくい素材を使った防災頭巾 | 1,350円 | アクリル系/ポリエステル | 37×26cm |
1.PLUSiiNE 園児向け上履き
- 価格:1,780円〜(税込)
- 素材:キャンバス地/ゴム
- サイズ:13.2~17.4cm
履きやすく、脱げにくいマジックテープ式の上靴です。
底面のゴムは曲がりやすいので、子どもの活動中の動きも邪魔しません。ゴム部分のカラーがホワイト・ピンク・ブルーの3色から選べますよ。
2.Hai Hai キッズレインコート
- 価格:2,790円(税込)
- 素材:ポリエステル
- サイズ:90~150cm
リュックを背負ったままレインコートを着られるので、荷物が雨に濡れてしまう心配がありません。
フードには透明部分があり、視界も良好。背面は反射シールが付いているので、暗い道でも周りから見えて安心です。
3.雑貨オフ コップ&歯ブラシ
- 価格:1,287円(税込)
- 素材:ポリプロピレン/ナイロン
- サイズ:コップ103×φ67×70/歯ブラシ14mm
ディズニーやポケモンなど、子どもに人気のキャラクターのコップと歯ブラシセットです。
コップの持ち手に歯ブラシを立てて乾燥させることができるので衛生的に使用できますよ。
4.COLORFUL CANDY STYLE ざぶとん
- 価格:2,890円~(税込)
- 素材:綿
- サイズ:30×3×30cm
おしゃれなデザインが豊富なゴム付きの座布団です。
こちらのデザインは男の子メインですが、女の子メインのかわいい柄も出ているのでチェックしてみてください。カバーは取り外しOKで、汚れたら洗濯可能です。
5.Skater アルミお弁当箱
- 価格:2,420円(税込)
- 素材:ポリプロピレン/アルミニウム/ゴム
- サイズ:13.4×4.2×9.7cm
かわいい柄にランチベルトが付いたアルミのお弁当箱です。
保温庫に対応しているので幼稚園でのお弁当にぴったりですよ。ごはんとおかずを、それぞれでわけられる中子付きが便利。
6.マザーガーデン トリオセット お箸&スプーン&フォーク
- 価格:1,600円(税込)
- 素材:ABS樹脂/ポリプロピレン/AS樹脂
- サイズ:ケース18.5×8.5×1.9cm
お箸・スプーン・フォークの揃ったトリオセットなら、これ一つで完結。
食洗機対応でお手入れもしやすいです。
7.Keepon お道具箱
- 価格:720円(税込)
- 素材:紙
- サイズ:上32×6.5×23/下31×6.5×22cm
耐水性・耐久性に優れたシンプルなデザインのお道具箱です。
素材は紙ですが耐水塗料を使用しているため、汚れも落ちやすく、端からのほつれも防ぎます。
8.問屋クラブ 防災頭巾
- 価格:1,350円(税込)
- 素材:アクリル系/ポリエステル
- サイズ:37×26cm
日本防災協会の認定品である防災頭巾です。
外側の生地には燃えにくい素材を使用しており、耳穴付きで周りの声が聞こえる仕様にもなっています。あご部分にはゴムが付いているので、着脱も簡単。
ママ・パパ必見|入園準備にあると便利な+αグッズ
子どもの入園準備として、いろいろなグッズを購入したあとは名前記入を忘れずにしておきましょう。集団生活がはじまり、たくさんの子どもたちのもので溢れる幼稚園では同じグッズが多数あります。
お友達とタオルが同じだったけど、名前が書いていなかったから取り合いになってしまった…。なんてことにならないためにも、子どもの名前をしっかりと記入することが大事です。
ほかには、ママが持っていると便利なアイテムの紹介もしていきますね。
名前記入に便利なグッズ
- お名前スタンプ
- お名前シール
ひとつずつ、持ち物に名前を書くのは面倒ですよね。できれば名前記入は楽して早く終わらせたいと思いませんか?
そんな時には、「お名前スタンプ」や「お名前シール」を活用しましょう。
文字サイズやフォント、カラーが選べるスタンプや、防水加工でデザインが豊富なシールだと簡単に名前記入が可能です。
【関連リンク】お名前シールの選び方とおすすめタイプ|入園や小学校入学準備に最適
ママ・パパにおすすめのグッズ
- 電動自転車
- ビデオカメラ
電動自転車は、幼稚園の送り迎えが車やバスでない場合に活躍します。体力に自信のある方は問題ありませんが、家から幼稚園まで子どもを毎日送り迎えすることはハードワークです。
約3年間も通う幼稚園、そのあいだにも増えていく子どもの体重。雨風が強い日には、さらに自転車が重く感じます。お値段はしますが、毎日の送迎を少しでも楽にするために検討してみるのもありです。

ビデオカメラは、親子遠足や運動会、発表会などのイベントが多い幼稚園では持っておくと便利ですよ。
もちろん、今はスマホで撮影も可能ですが、子どもが遠くにいる時やスマホのバッテリー不足を心配する時にはおすすめです。
入園式当日の用意も忘れずに|服装や必要な持ち物まとめ
入園準備を済ませて春を迎えると、いよいよ入園式本番。新しい環境でのスタートに、子供も親もワクワクする一方で、「どんな服装を用意すればいい?」「当日、持ち物に不足はない?」と気になることも多いですよね。
ここからは入園式本番に必要な服装や持ち物を解説します。ぜひ参考にしてください。
入園式に向けて準備すべき服装
子供の服装|幼稚園の制服がある場合も
入園式は新しい生活のスタートを祝う大切なイベント。そのため、子供には清潔感のあるフォーマルな服装を選びましょう。
一般的には、ジャケットやドレス、スカートやズボンを着用するのが一般的です。園によっては制服が指定されている場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
また、動きやすさも考慮し、子供がストレスなく過ごせる服装を選びましょう。
親の服装|ビジネスカジュアルやワンピースなど
親の服装もフォーマル感が求められますが、過度にかしこまりすぎず、品のある服装を意識しましょう。ビジネスカジュアルのようなジャケットやシンプルなワンピース、スーツスタイルが一般的です。
派手すぎるデザインやカジュアルすぎる服装は避け、落ち着いた色合いを選ぶと好印象です。
入園式は写真撮影の機会も多いため、シンプルながらも上品な服装を心がけると良いでしょう。
必要な持ち物
子供の持ち物|名札やハンカチを準備
入園式には、子供が身につける名札、ハンカチ、ティッシュ、通園バッグを持参しましょう。特に名札は、園側が子供を識別するために必要なものなので、忘れずに準備を。
また、緊張しやすい子供には、慣れたハンカチやティッシュを持たせると安心できるかもしれません。
親の持ち物|必要書類のほか撮影グッズもあると良し
親は、招待状や必要書類を事前に確認し、忘れずに持参しましょう。また、記念撮影をするためのカメラやスマートフォンも必需品です。
園によっては記念品の持参が必要な場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
子供が安心して入園式を迎えられるよう、事前にしっかり準備しておくことが大切です。
入園準備の気になるポイント|準備はいつから?費用は?
入園準備は「入園説明会の後」がおすすめ
地域ごとに異なりますが、一般的には2月ごろにおこなわれる入園説明会が終わってからの準備をおすすめします。
ただ、幼稚園は準備物が多いので必要なもののチェックはしておきましょう。
事前に、ある程度の必要なものがわかっていて目星をつけておけば購入までがスムーズです。
幼稚園の準備にかかる費用はどれくらい?
幼稚園が公立か私立、地域でも異なりますが目安としては公立が3~4万円、私立は8~12万円ほどと考えておきましょう。
幼稚園は準備費用だけでなく、入園金なども別途かかってきます。
現在は幼児教育・保育の無償化で保護者の経済負担が少なくなっていますが、必要なものをそろえなければいけないので、選ぶものによっては金銭的に負担は大きいです。
幼稚園の入園前にやっておきたいこと|挨拶やトイレの練習
幼稚園に入園する準備物はバッチリそろえたけれど、入園前にやっておいた方がいいことはあるのかも気になりますよね。
おうちとは違う、集団生活に入る子どもが心構えとして準備しておきたいことはこちら。
- あいさつをする
- 1人でお着替えをする
- 1人でトイレに行く
- お箸の使い方を覚える
- 工作時のマナーを覚える
- 生活リズムを整える
- 意思を伝える力をつける
- プレ幼稚園に参加する
あいさつをする
朝は「おはようございます」、帰りは「さようなら」、ものを貸してもらったら「ありがとう」などが言えるようにしておきましょう。感情がもやもやしてしまい、どうしても言えない言葉は「ごめんなさい」です。
軽い気持ちで「ごめ~ん」と言える子どもでも、お友達にいじわるしてしまった時などは先生から話を聞かれても何も答えず、黙り込んでいることも多いです。
その場合は、少しずつ対応できるようにしていけばよいですが、基本のあいさつは元気にできるようにしておくといいですよ。
1人でお着替えをする
自分のことは自分ですることが基本の幼稚園なので、1人でお着替えできるようになっておくといいですよ。
ボタンの開け閉めも練習して、自分でできるようにしておきたいですね。
1人でトイレに行く
先生は基本お手伝いしてくれません。おしっこやうんちをしたあとは、自分で拭けるようにしておきましょう。はじめのうちは、拭き残しが多くパンツを汚して帰ってくることも多々あります。
年齢を重ねるごとに、きれいに拭けるようになってくるので大目に見てあげてください。
お箸の使い方を覚える
お弁当や給食時には、カトラリーを使用します。できればお箸が使えるようにしておいてください、と言われる園も。
無理強いはよくないので、周りのお友達が上手にお箸を使っているのを見て、自分もうまく使えるようになりたいと思ってもらえるといいですよ。
工作時のマナーを覚える
人にハサミを渡す時は刃先を自分に向けて持つ、イスに座って作業する、作業中は走らないなど工作時のマナーを教えてあげましょう。先生が見てくれているから、と安心せずにしっかりと子どもに伝えてください。
先生は何十人もの子どもたちを見なければいけません。細部にまで気を配ってくれてはいますが、目が届かない範囲もあるのです。
生活リズムを整える
早寝早起きを基本として、生活リズムを整えておくことが大事です。前日に夜更かしをしてしまうと日中の活動に影響がでてくることもあります。
光の刺激で眠りにつきにくくなるので、寝る直前までテレビを見ないなど、おうちの方にも協力してもらうことが大事です。
意思を伝える力をつける
子どもたちは、1人1人に個性があります。どんどん前に出るタイプの子や、なかなか発言できないタイプの子などさまざまです。
その子の個性ととらえて大切にするべきですが、集団生活に入るとなれば自分の意志を伝えることが重要となります。
入園して間もないころは、子どもも緊張してしまい、うまく言葉で気持ちを伝えられないことが多いです。じっくり話を聞いてくれる先生がいればいいですが、次々とやるべきことをしなければいけない先生には余裕がないこともあります。
おうちの方は普段から、子どもの声に耳を傾けて子どもの気持ちを聞いてあげましょう。いろいろな言葉をつなげて伝えてくれますが、うまく言葉が伝わらずに子どもが感情的になってしまうこともあります。
焦らずに、話の内容をくみ取って言葉にしてあげてください。語彙力が増えて、相手に伝わりやすくなりますよ。
プレ幼稚園に参加する
入園前の子どもと親を対象とした、園での集団生活が体験できる制度です。未就園児クラスとも呼ばれており、2歳ごろから通えるところが多いですよ。
プレ幼稚園は、子どもを集団生活に慣れさせるメリットがあり、親も園の雰囲気や先生の様子が見られるので利用する方が増えています。また、その幼稚園に入園することを決定した場合は、入園の優先枠が取れる園も。
園によってさまざまですが、週1~2回や月1回で数時間程度の利用が可能です。期間は入園前の1年間で子どもだけ、もしくは親子で参加できます。
プレ幼稚園に必ず参加しなければいけないことはありませんが、子どもの園生活を事前に慣れさせるため、利用を考えてもよさそうです。そこで、入園前にお友達ができたり、顔見知りの先生がいると子どもも安心ですよね。
途中入園に関する情報|タイミング・手続き・準備物など
仕事復帰や引っ越しなど、さまざまな理由で途中入園を検討する家庭も少なくありません。しかし、途中入園はタイミングや手続きが重要で、スムーズに進めるためには事前準備が欠かせません。
以下では、途中入園の入りやすい時期や、必要な手続きについて詳しく解説します。
途中入園のタイミング|4月や9月が入りやすい
保育園や幼稚園の途中入園は、園の空き状況に左右されるため、希望する時期に必ず入れるとは限りません。
しかし、比較的入りやすいとされる時期があります。
- 4月: 進級によって在園児が移動し、定員に空きが出る可能性があるため、途中入園のチャンスが増えます。
- 9月: 上半期の終わりにあたる9月頃は、転勤や家庭の事情で退園する子どもが出るケースもあり、空きができることがあります。
その他、年度途中でも空きが出ることがあるため、定期的に園へ問い合わせたり、市区町村の保育課へ確認するのがポイントです。
途中入園の準備物
必要な書類や手続き|転園願書や予防接種証明書など
途中入園を希望する場合、園や自治体が指定する書類を準備する必要があります。一般的に、以下のような書類が求められます。
- 転園願書: 既に別の園に通っていた場合、転園の意思を示すための書類。
- 入園申請書: 途中入園を希望する園に提出する基本的な申し込み書類。
- 予防接種証明書: これまでに受けた予防接種の記録を提出し、園の健康管理方針に従う。
- 家庭状況を示す書類(保育園の場合): 共働き世帯の場合、就労証明書が必要になるケースが多い。
入園前に準備すべき物品
途中入園の場合、入園準備の時間が限られるため、必要な物品を早めに揃えることが大切です。
基本的には通常の入園準備と変わりませんが、以下の点をチェックしておきましょう。
- 園指定の通園グッズ(バッグ・上履き・制服など)
- お昼寝布団や食事用グッズ(お弁当箱・水筒・カトラリー)
- 生活用品(ハンカチ・ティッシュ・歯ブラシセット)
途中入園の場合、園によっては指定の持ち物が変更されることもあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
前の幼稚園で使っていたものがどこまで使えるのかを問い合わせておくことで、無駄な出費を抑えることができます。
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まとめ
入園準備は、子どもにとっても親にとっても新たなスタートの第一歩です。制服のサイズ選びや持ち物の準備、園での生活に慣れるためのトレーニングなど、やるべきことがたくさんありますが、事前にしっかり計画を立てておくことでスムーズに進めることができます。
特に、必要なアイテムは早めにリストアップし、園の指定があるものについては事前に確認を。途中入園を考えている場合も、空き状況や必要書類をしっかりチェックし、スムーズに入園できるように準備しましょう。
入園を迎える子どもたちが、新しい環境で楽しく過ごせるよう、ママ・パパも万全の準備でサポートしてあげてくださいね。