バウンサーは育児を助ける便利なベビー用品の一つで、赤ちゃんをゆらゆらと優しく揺らすことでリラックスさせたり、寝かしつけをサポートしたりするアイテムです。
新生児から使用できるものも多く、短時間であれば親が手を離して家事や休憩を取れるため、ワンオペ育児や多忙なパパ・ママにとって強い味方となります。近年は電動タイプやリクライニング機能付き、おもちゃバー搭載のものなど、バリエーションも豊富です。
今回はそんな便利なバウンサーについて、基本的な使い方や選び方を解説し、さらにおすすめの商品を詳しくご紹介します。
また、ハイローチェアとの違いや使用時期、メリット・デメリット、よくある疑問への回答など、購入前に知っておきたい情報を網羅しています。バウンサーを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
バウンサーとは?おすすめ理由やハイローチェアとの違い比較
ゆりかごの役目を担うバウンサー
バウンサーの役割
バウンサーはゆりかごの役目を果たす育児用品です。椅子やミニベッドに近い形状をしていて、ゆらゆらと揺れる機能がついており赤ちゃんをあやしてくれます。
なお普通のゆりかごは大人が手で揺らしてあげるのが一般的ですが、ベビー用のバウンサーと呼ばれるものは赤ちゃんの動きに合わせて自然と揺れ動いてくれるのがポイントとなっています。
なおバウンサーはもともと赤ちゃんをあやすための道具として考案されましたが、近年は機能性が向上し、リクライニング機能やおもちゃ付きのもの、さらに音楽を流せるものなど、赤ちゃんの快適性と親の利便性を両立する製品が多く登場しています。
赤ちゃんがリラックスできる理由
バウンサーが赤ちゃんをリラックスさせる理由は、その独特な揺れにあります。赤ちゃんは“揺れ”を感じることで安心する傾向にあります。これはママのお腹の中にいたときの感覚に近いためだと言われています。
特に小刻みでリズミカルな揺れを好む赤ちゃんは多く、バウンサーの揺れは赤ちゃんに安心感を与えてくれます。バウンサーがあれば大人がずっと抱っこしてあやす必要がなくなるので、育児の負担軽減につながります。
バウンサーが生み出すやさしい揺れは、この胎内環境を再現するような役割を果たし、赤ちゃんに安心感を与えます。
さらに、バウンサーは赤ちゃんの自然な動きに反応して揺れるため、赤ちゃん自身が動くことで心地よい刺激を感じ、自発的な動きを促します。このような揺れによってリラックスし、眠りに入りやすくなることから、バウンサーは「赤ちゃんの寝かしつけアイテム」としても広く活用されています。
どんなシーンで活躍するのか?
育児中の手助けとしてのメリット
育児中は赤ちゃんに付きっきりになることが多いですが、家事や自分の時間を確保するのは非常に重要です。バウンサーは赤ちゃんを安心して座らせておけるため、短時間であれば親が手を離して別のことをする時間を確保できます。
特に、家事をするときやシャワーを浴びるときなど、赤ちゃんの安全を確保しつつ見守りが必要な場面で重宝します。
また、バウンサーは軽量でコンパクトな作りのものが多いため、リビング、キッチン、寝室など家の中で移動させながら使用することも簡単です。赤ちゃんを目の届く範囲に置きつつ、親が作業できる点が大きなメリットといえます。
赤ちゃんの睡眠や遊びに役立つ場面
バウンサーは赤ちゃんが短時間の昼寝をするときに非常に便利です。ベビーベッドまで移動させる手間を省けるため、家事の合間や外出前の準備中に活躍します。
また、電動タイプのバウンサーには心地よい揺れを自動で生み出す機能があり、寝かしつけに苦労している親にとってありがたい存在です。
さらに、遊びの時間にもバウンサーは役立ちます。おもちゃバーが付いているタイプでは、赤ちゃんが自分でおもちゃに触れて遊ぶことができ、手の動きを促す良い機会になります。
視覚や触覚を刺激するカラフルなデザインや音楽機能が付いているものを選べば、赤ちゃんの好奇心を引き出すことが可能です。
ハイローチェアとの違いを比較
1ヶ月と7日のムッスメと、8ヶ月と24日のムッスメ比較。で、でかい…
— 葉風☆5y♀2y♀ (@hakaze_mamaac) May 24, 2019
ハイローチェアでお昼寝も限界なのはわかってる… pic.twitter.com/GILjYU4hUE
バウンサー | ハイローチェア |
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バウンサーと似ている育児用品の一つにハイローチェアがあります。ハイローチェアもスウィング機能がついていて、赤ちゃんを落ち着かせてくれる効果が期待できます。ただしバウンサーとハイローチェアではメインの使用目的は異なるので覚えておきましょう。
バウンサーの場合は、あくまでも赤ちゃんをあやす目的の道具であるため、長時間座らせておくのは好ましくありません。ちょっとした待機場所や遊び場所として使用することが可能ですが、ベッドのようにそのまま寝かせるのには向いていません。
ただしその分軽量でコンパクトであり、値段もお手頃なものが多いです。折りたたみ機能付きのものを選べば、帰省時など持ち運びも可能です。
一方でハイローチェアは、簡易ベッドやチェアがわりに使うことができます。多くのものは新生児期からの使用が可能で、成長に合わせて高さや形をシフトしていくことができます。背もたれをつけることでチェアにもなり、テーブルをつければ食事用チェアにも変身してくれます。
ハイローチェアは機能が充実しているぶん、値段もやや高価になります。バウンサーよりも“家具”としての役割が強く、外に持ち運ぶのには不向きです。室内はキャスターで移動できるものが多いです。
【関連リンク】ベビーチェアおすすめと選び方|必要ない?ハイチェアは長く使える理由
【初心者向けガイド】バウンサーの選び方!対象年齢や安全性をチェック
対象年齢を確認しよう
新生児対応かどうか
バウンサーを選ぶ際、まず確認すべきは対象年齢です。特に新生児から使用したい場合は、「新生児対応」と明記された商品を選びましょう。
新生児対応のバウンサーは、座面が赤ちゃんの体にフィットするよう工夫されており、頭や背中をしっかり支える設計になっています。これにより、首の据わっていない赤ちゃんでも安心して使用できます。
首すわり前後での使い分け
バウンサーには、新生児から使えるタイプと、首が据わってから使用できるタイプがあります。新生児期にはリクライニングが深く、背もたれがフラットに近いものを選ぶのがおすすめです。
一方、首が据わった後は少し起き上がった姿勢で座れるタイプや、遊び用として使えるものが活躍します。成長段階に応じて使い分けることで、赤ちゃんが快適に過ごせます。
安全性が最優先
安定性と耐久性のある構造
赤ちゃんを乗せて使用するバウンサーは、安定性が何より重要です。特に赤ちゃんが動いても倒れにくい広いベースを持ち、滑りにくい脚部を備えたものを選びましょう。
また、耐久性の高いフレームを採用しているかも確認が必要です。耐荷重の目安が記載されている商品を選べば、赤ちゃんが成長しても長く使えます。
認証マークの確認ポイント
安全基準を満たしたバウンサーには、国際的または国内の認証マークが付いています。例えば、ヨーロッパの安全基準「EN規格」や、国内の「PSCマーク」「SGマーク」などがそれに該当します。
これらの認証を受けた製品を選ぶことで、安心して使用できます。
機能で選ぶ
電動 vs 手動の違い
バウンサーには、電動タイプと手動タイプの2種類があります。電動タイプは自動で揺れを生み出し、寝かしつけに最適です。揺れの強さやリズムを調節できる機能が付いているものも多く、親が抱っこする時間を減らせるため、忙しい育児中の親に人気があります。
一方、手動タイプは赤ちゃん自身の動きで揺れるため、自然な揺れを体験させられるのがメリットです。また、電源が不要なため外出先でも使用しやすいという利点があります。
リクライニング、折りたたみ機能、カバーの取り外し可否
リクライニング機能が付いているバウンサーは、赤ちゃんの成長やシーンに応じて角度を調整できるため便利です。新生児の頃は深い角度で使用し、成長に合わせて徐々に起こしていくことで、より快適な姿勢を保てます。
また、折りたたみが可能なタイプは、収納時に場所を取らず、持ち運びもしやすいため人気があります。さらに、カバーの取り外しができて洗濯可能なものを選ぶと、常に清潔な状態を保てるので安心です。
コストパフォーマンスを見極める
価格帯ごとのメリットとデメリット
バウンサーの価格は数千円から数万円と幅広く、価格帯によって特徴やメリットが異なります。
- 低価格帯(~1万円):シンプルな設計の手動タイプが中心で、機能は最小限ですがコストパフォーマンスが良いのが魅力です。初心者が試しに購入する場合に適しています。
- 中価格帯(1万~2万円):機能性とデザインのバランスが良く、多くの人気ブランドがこの価格帯に該当します。リクライニング機能やおもちゃバーなど、赤ちゃんの快適性を考慮した機能が備わっているものが多いです。
- 高価格帯(2万円~):電動タイプや高級ブランドの商品が多く、耐久性やデザイン性が非常に優れています。また、赤ちゃんの快適性を追求した機能が豊富に備わっており、長期間使用することを考えるとコストパフォーマンスは高いといえます。
中古やレンタルも検討しよう
バウンサーは使用期間が限られているため、中古品やレンタルを活用するのも一つの手です。中古品を購入する場合は、清潔さと安全性をしっかり確認しましょう。
また、レンタルサービスを利用すれば、使用期間に合わせて適切なモデルを試すことができ、コストを抑えることができます。
人気ブランドから便利な電動機能まで!バウンサーのおすすめランキング8選
商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | 対象年齢 | サイズ調整 | 折りたたみ | ||
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ベビービョルン BLISS 3Dジャージー |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 軽くて移動しやすく、3段階リクライニングと折りたたみ機能を備えた高機能モデル。デザインと生地の種類が豊富で、赤ちゃんに優しい揺れを提供します。 | 27,500円 | 生後1ヶ月〜2歳ごろ | 可能 3段リクライニング |
可能 | |
ピジョン Wuggy |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 特許技術の「ヘッドピロー」により、首が据わる前の赤ちゃんも快適に使用可能。折りたたみしやすく、シートは洗濯機で丸洗いできるためお手入れも簡単。 | 26,730円 | 生後1ヶ月〜30ヶ月ごろ (15kg以下) |
可能 3段リクライニング |
可能 | |
リッチェル バウンシングシート おもちゃ付き |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 1万円前後で購入できるコストパフォーマンスの良いモデル。おもちゃバー付きで赤ちゃんの遊び心を刺激。折りたたんで省スペースで収納可能。 | 10,580円 | 生後1ヶ月〜2歳ごろ | 可能 3段リクライニング |
可能 | |
KATOJI Joie ベビーバウンサー ドリーマー |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | メロディ機能とバイブレーションで赤ちゃんを心地よくリラックスさせてくれる。成長に合わせてリクライニング調整可能で、価格も手ごろ。 | 16,280円 | 生後1ヶ月〜18ヶ月ごろ | 可能 3段リクライニング |
可能 | |
エルゴベビー evolve バウンサー |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | インサートが付属しており、新生児から安心して使用できる。成長後はチェアとして活用でき、折りたたむとコンパクトに収納可能なのも魅力。 | 27,500円 | 生後1ヶ月〜体重13kgまで | 可能 | 可能 | |
mamaRoo4 電動バウンサー |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 5種類の揺れ方で赤ちゃんを効果的にあやしてくれる電動バウンサー。遠隔操作が可能で、音楽や効果音の再生機能も付いている多機能アイテム。 | 50,490円 | 新生児期〜腰が座るまで | 可能 | 不可 | |
サイベックス レモ バウンサー |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | シンプルで洗練されたデザインが特徴。別売りのチェアと組み合わせればハイチェアとして長く使える。2段階リクライニングで快適性も抜群。 | 20,900円 | 新生児期〜3歳ごろ | 可能 2段階 |
不可 | |
PIYO ベビーバウンサー |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 軽量で組み立て不要、すぐに使える点が魅力。折りたたみ式で収納しやすく、シートは洗濯機で洗えるため衛生的。おしゃれなデザインも人気の秘訣に。 | 17,389円 | 新生児期〜6ヶ月ごろまで | 可能 3段リクライニング |
可能 |
1位:ベビービョルン BLISS 3Dジャージー
- 対象年齢:生後1ヶ月〜2歳ごろ
- サイズ調整:可能・3段リクライニング
- 折りたたみ:可能
- 価格:27,500円(税込)
ベビービョルンのバウンサーBLISSはシンプルな設計で機能美を追求したい方におすすめです。立体裁断で体にフィットしやすく、赤ちゃんにとって心地よい揺れを感じる設計となっています。
3段階のリクライニングや折りたたみ機能など使いやすさの面でも充実していてスペックが高いです。生地やカラーが豊富であり、柔らかな「3Dジャージー素材」のほか涼しく使える「3Dメッシュ素材」「コットン素材」もあります。
2位:ピジョン Wuggy
- 対象年齢:生後1ヶ月〜30ヶ月ごろ(15kg以下)
- サイズ調整:可能・3段リクライニング
- 折りたたみ:可能
- 価格:26,730円(税込)
ピジョンのバウンサーは、「しっくりシート」と特許出願中の「ヘッドピロー」が特徴です。首座り前の頭をしっかりとホールドしてくれるような作りになっていて、安心・安全に使うことができます。
鉄フレームがウレタン素材でカバーされているので、フレーム自体も柔らかくぶつかっても痛くありません。
ベルト部分はバックル方式でワンタッチで開けることができます。シート部分が洗濯機で丸洗いできるのもポイントです。
3位:リッチェル バウンシングシート おもちゃ付き
- 対象年齢:生後1ヶ月〜2歳ごろ
- サイズ調整:可能・3段リクライニング
- 折りたたみ:可能
- 価格:10,580円(税込)
リッチェルのバウンシングシートは成長に合わせて使い分け可能な3段リクライニング式です。フロント部分におもちゃバーがついたこちらの商品は、1万円前後で買えるためコスパ面を重視したい方にもおすすめです。
折り畳めばコンパクトに収納が可能で、布製のおもちゃは取り外して使用もできます。
4位:KATOJI Joie ベビーバウンサー ドリーマー
- 対象年齢:生後1ヶ月〜18ヶ月ごろ
- サイズ調整:可能・3段リクライニング
- 折りたたみ:可能
- 価格:16,280円(税込)
KATOJIのJoieベビーバウンサーは、ゆりかごのように使えるほか成長後にはバウンシングチェアにもなるのが特徴です。リクライニング機能も付いているので成長に合わせての使用ができます。
メロディ&バイブレーション機能も備えており、音楽やさえずりで赤ちゃんを癒してくれます。1〜2万円程度で買えるバウンサーをお探しの方にもおすすめです。
5位:エルゴベビー evolve バウンサー
- 対象年齢:生後1ヶ月〜体重13kgまで
- サイズ調整:可能
- 折りたたみ:可能
- 価格:27,500円(税込)〜
エルゴベビーのevolveバウンサーは使用できる時期が長めです。インサート付きで首座り前から使用が可能であり、バウンサーとしての使用を卒業した後もチェアモードにチェンジし椅子のように使うことができます。
折り畳んだ際は約15cmの厚みになるので、家具の隙間などにすっきりと収納することができ邪魔になりません。
6位:mamaRoo4 電動バウンサー
- 対象年齢:新生児期〜腰が座るまで
- サイズ調整:可能
- 折りたたみ:不可
- 価格:50,490円(税込)
ママルーの電動バウンサーはアメリカの産院・病院でも採用されている実力派です。新生児期から使用が可能であり、ママの動きを再現したという5つのモーションで赤ちゃんをあやしてくれます。
動きのほか音楽や音の再生機能もあります。操作はスマホを使って遠隔からも可能です。
7位:サイベックス レモ バウンサー
- 対象年齢:新生児期〜3歳ごろ
- サイズ調整:可能・2段階
- 折りたたみ:不可
- 価格:20,900円(税込)
ドイツの育児用品ブランドであるサイベックスのバウンサーです。別売りのレモチェアに装着可能なバウンサーで、ハイチェアとして使うこともできます。
スタイリッシュな見た目でインテリアに馴染みやすく、また赤ちゃんの乗せ下ろしも楽ちんでママ・パパに嬉しい商品です。
8位:PIYO ベビーバウンサー
- 対象年齢:新生児期〜6ヶ月ごろまで
- サイズ調整:可能・3段リクライニング
- 折りたたみ:可能
- 価格:17,389円(税込)
PIYOのバウンサーは軽量で持ち運びやすいのがメリットです。組み立て不要ですぐに使え、さっと折りたたむこともできるので持ち運びや収納に便利です。
シートは丸洗い可能でお手入れも楽ちんです。おしゃれな見た目でインテリアにも馴染みやすいです。
バウンサーの使い方!使用期間はいつからいつまで使える?
バウンサーの使い方基本
バウンサーの使用方法は簡単で、バウンサーの上に赤ちゃんをのせ、ベルトを止めるだけでOKです。赤ちゃんが泣き止まない時や、ママ・パパが抱っこに疲れを感じた時、家事や用事から手が離せず赤ちゃんを一時的に待機させたい時などに座らせてあげましょう。
月齢の小さな赤ちゃんの場合はママやパパが揺らしてあげる必要がありますが、赤ちゃんが3〜4ヶ月と大きくなってくると自分の体重を使いバウンドさせることもできるようになります。バウンサーの中にはおもちゃの付属しているタイプの商品もあり、徐々にバウンサーの上で“一人遊び”ができるようになるでしょう。
またバウンサーの中には電動タイプもあります。電動タイプの場合、値段は張りますが様々なバリエーションの揺れ方で赤ちゃんをあやしてくれます。電動タイプであればママやパパが操作する必要がないので、育児負担をより一層軽減できます。
使用時間は2時間が目安
先ほども述べたように、バウンサーはあくまでも“あやす”のが目的です。長時間の寝かしつけには不向きなので覚えておきましょう。使用時間は赤ちゃんの月齢や製品の種類にもよりますが、長くても2時間を目安にしておくと良いでしょう。
長時間の使用は赤ちゃんの体に負担をかけてしまう恐れがあります。なぜならバウンサーは安全のため赤ちゃんの股周りをがっしりと固定するので、長時間座らせておくと血行不良や発達の妨げになる場合があるためです。
例えばバウンサーに乗せていて寝てしまった場合は、きちんとお布団やベッドに移動させてあげてください。
生後1ヶ月〜2歳ごろまでが使用期間
バウンサーの使用可能期間は製品ごとに異なりますが、生後1ヶ月〜2歳ごろまでに設定されているものが多いです。新生児期を過ぎ体がある程度しっかりとしてきたら使うことができます。
バウンサーは赤ちゃんをあやしてあげる0歳がメインの使用時期となります。特に動き回ることの少ない生後半年ごろまでが、最も使う時期となるでしょう。 なおバウンサーの対象年齢は2歳ごろまでとなっていますが、赤ちゃんによっては2歳を迎える前に早めに卒業する子もいます。
立っちやあんよを始め様々なことに興味を持ち始めると、バウンサーでじっとしていない子も多くなり、徐々に使用する機会が減ってくることでしょう。
バウンサーにデメリットはある?発達遅れになるとの噂は?
デメリット1.使用期間が短い
バウンサーは生後1ヶ月〜半年ごろまでは、育児負担を減らしてくれるアイテムとして大活躍してくれます。しかし赤ちゃんの動きが活発になると自然と使用する機会が減り、使わなくなってしまうので気をつけておきたいところです。
商品の対象年齢を見て「2歳まで使える」と思っていても、意外と早く卒業してしまったという声も少なくありません。
バウンサーの良さを発揮するためには、月齢の小さな時期にしっかりと使えるよう早めに準備しておくことをおすすめします。できれば出産準備の段階や、生後1ヶ月ごろには準備しておくのがベストです。また使用期間が限られている道具なので、購入のほかレンタルを活用するのもおすすめです。
デメリット2.使用方法を正しく守る必要がある
バウンサーに対しては、「発達遅れにならないか心配」という声も上がっています。特にバウンサーを使うことで寝返りやハイハイ、あんよなどが遅れるのではないかと心配されるママやパパは多いことでしょう。
もちろん正しく使用していれば、バウンサーが発達を妨げてしまうということはありません。ただし使用方法を守っていないと、赤ちゃんが身体を動かす機会を奪ってしまうので気をつけておきたいところです。
バウンサーで赤ちゃんが泣き止むと楽に感じてしまい、ついついそのままにしたくなりますが、2時間という使用時間は必ず守るようにしてください。またバウンサーに赤ちゃんをのせたまま、目を離したり放置したりすると事故につながることもあるので注意です。
ただしこれはバウンサーに限らず、すべての赤ちゃん用品に共通して言えることです。使用方法さえ守っていれば悪い道具ではないので、不安を感じる必要はありません。上手な付き合い方を覚えて、育児負担の軽減に役立ててみてください。
バウンサーに関するよくある質問|おすすめ購入時期や注意点は?
Q1.バウンサーはいつ頃買うべき?
A.妊娠中の準備として購入しておくのがおすすめ
バウンサーは新生児期から使えるアイテムが多いため、出産前に準備しておくのが理想です。産後すぐの生活は慣れない育児で忙しくなるため、出産前にバウンサーを用意しておけば、赤ちゃんの寝かしつけや一時的な置き場所としてすぐに活用できます。
特に新生児期は抱っこが頻繁になるため、親の負担軽減に大きく役立ちます。また、育児グッズをあらかじめ揃えておくことで、出産後の慌ただしさを軽減し、育児に集中しやすくなります。
Q2.バウンサーに寝るのはなぜだめ?
A.長時間使用は想定されておらず赤ちゃんの体への影響も考えられるから
バウンサーは短時間の使用を前提に設計されているため、長時間の睡眠には適していません。バウンサーの座面は少し傾斜があり、赤ちゃんが同じ姿勢で長時間寝ると、背骨や股関節に負担がかかる可能性があります。
また、気道が圧迫されるリスクがあるため、長時間の睡眠は避け、適度な休憩を挟みながら使用しましょう。
医師や育児専門家の意見によると、バウンサーは「赤ちゃんを一時的にあやすための道具」として使うことが推奨されています。赤ちゃんを寝かせるときはベビーベッドや布団など、平らで安全な場所を使用するよう心がけましょう。
Q3.バウンサーは新生児でも使える?
A.新生児対応バウンサーを選べばOK
新生児でも使用可能なバウンサーは、特に座面の設計に工夫があります。新生児対応のバウンサーは、赤ちゃんの体にフィットするクッションやサポートパッドが付いており、首や背中をしっかり支える設計になっています。
また、リクライニング機能が備わっているものは、フラットな姿勢を保ちやすく、新生児にとって快適な環境を提供します。
選ぶ際は「新生児対応」と明記されたものを選び、実際に使用する際には必ず安定した場所に置くことが重要です。また、新生児期を過ぎても長く使えるタイプであれば、成長に応じてリクライニング角度を変えて使用できます。
Q4.バウンサーが脳に与える影響は?
A.医学的見解と専門家のアドバイスをきちんとチェックしよう
バウンサーが赤ちゃんの脳に与える影響については、正しく使用する限り特に問題はないとされています。ただし、誤った使い方をすると、赤ちゃんの体や脳に悪影響を与える可能性があります。
たとえば、長時間使用して同じ姿勢を続けさせることは、体だけでなく脳への刺激を妨げるリスクがあります。
専門家は、「適切な使用時間を守り、赤ちゃんが自ら動ける機会を増やすことが大切」とアドバイスしています。また、使用中に赤ちゃんが快適かどうかをこまめに確認し、必要に応じて姿勢を変えたり休憩させることが推奨されています。
安全性に関するガイドラインを守れば、バウンサーは赤ちゃんのリラックスや成長に役立つ優れた育児アイテムとなります。
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まとめ
今回は、育児を助ける便利なアイテム「バウンサー」の選び方やおすすめ商品、正しい使い方について詳しく解説しました。
バウンサーは赤ちゃんを優しくあやしてくれるため、育児の負担を軽減し、親にとっても貴重な休憩時間を生み出してくれる便利なアイテムです。ただし、長時間の使用や誤った使い方は避け、安全性を意識しながら適切に活用することが重要です。
また、バウンサーは使用期間が限られているため、購入時にはコストパフォーマンスや機能性をしっかりと見極めることが大切です。早めに準備をして、赤ちゃんとの毎日を少しでも快適に過ごせるよう役立ててみてください。用途やライフスタイルに合ったバウンサーを選んで、快適な育児ライフを楽しみましょう。