今回は、子どもの食事や第4の食事とされるおやつの考えなどについて解説していきます。食事に役立つ椅子やカトラリーなど便利グッズの紹介もしているので参考にしてみてくださいね。
子どもの食事「風邪や下痢の時」はどうする?
風邪や下痢などの体調不良時には、いつもと同じ食事だと胃に負担がかかります。無理はせず、子どもが食べられる胃に優しいものを与えてください。
風邪の時
野菜スープやお味噌汁、おろしりんご、麦茶などで水分補給をし、ゼリーやプリン、おかゆなどで食事を摂っていくとよいです。消化がよく、エネルギーになるものを摂取しましょう。
食事が食べられない時は、脱水にならないよう水分補給だけはしっかりさせてください。
熱がある場合は、たんぱく質やビタミンが消耗されるため、卵やしらす入りのおかゆ、煮込みうどん、カボチャやニンジンを煮た料理もおすすめです。
- 油分が多いもの
- 食物繊維が多いもの
下痢の時
下痢が続くと脱水を起こしやすくなるので、こまめな水分補給が大切です。野菜スープやお味噌汁の上澄みで水分+塩分補給するのがよいです。おかゆや煮込みうどんなど消化のよい食事を与えましょう。
- 油分が多いもの
- 食物繊維が多いもの
- 乳製品
子どもの食事を大切にしよう
体を作るもとになるのが毎日の食事です。
栄養素や食事の目安量など、子どもの成長に大切なことは知っておきたいですよね。しかし、仕事や家事、育児に忙しいママやパパは時間がありません。そして、自分だけではなく子どもに対しても食事面がおろそかになりがちではないでしょうか?
たまにはインスタント食品に頼るのも忘れず、食事の基本を知っておくと安心ですよ。
5大栄養素を知る
食事の話になると、よく出てくるのが逆三角形で5つの料理グループ分けをした「食事バランスガイド」です。1日に「何を、どれだけ」食べたらよいかが分かるようになっていますよ。
- 主食・・・ごはん、パン、麺
- 副菜・・・野菜、きのこ、いも、海藻料理
- 主菜・・・肉、魚、卵、大豆料理
- 牛乳・乳製品
- 果物
食事バランスを意識すると、栄養素を効率よく摂れるメリットがあるため、いろいろな食材を組み合わせて摂取するとよいです。
食の味覚体験をさせる
3歳ごろまでに味覚の基礎が作られると言われているため、子どものころから多くの食材の味を経験することが大切です。
塩分や糖分などを控え、できるだけ素材本来の味を失わないよう味覚を正すと、バランスのよい食事が摂れるようになります。また、おせちや恵方巻など、季節ごとに食べる日本伝統の料理は食への興味や感性がはぐくまれます。
年齢別「1回の食事量の目安」を知る
1日に必要なエネルギー量は1歳半~2歳ごろまでは950kcl、3歳~5歳ごろまでは1300kclです。大人の1/3~1/2程度を目安として与えるとよいですよ。食事で足りない栄養はおやつで補いましょう。
ただ、スポーツをしており運動量が多い子だと必要なエネルギーも変わり、大人と同じ量を食べる子もいます。
- 主食・・・ごはん(80~90g)
- 副菜・・・野菜やきのこなどを組み合わせ(60g)
- 主菜・・・魚の切り身(1/2切れ)
- 牛乳・乳製品・・・牛乳、ヨーグルトやチーズなど(300g)/1日
- 果物・・・みかん(1個)/1日
- 主食・・・ごはん(110g)
- 副菜・・・野菜やきのこなどを組み合わせ(100g)
- 主菜・・・卵(1個)
- 牛乳・乳製品・・・牛乳、ヨーグルトやチーズなど(400g)/1日
- 果物・・・バナナ(1本)/1日
噛むことを教える
食べ物の消化を助け、脳を刺激し、あごの発達を促す「噛む」動きは子どもの成長に不可欠です。また、しっかりと噛むことで早食い防止になり、適量で満腹感が得られるため肥満予防にもなります。
「ゆっくり噛んでね」などの声掛けをし、大人が見本となることで子どもはマネしてくれるはず。食べ物をお茶で流し込む癖がつかないよう、水分を取る時には「口の中見せて?」など確認することも大事です。
年齢ごとにステップアップし、固すぎずやわらかすぎない、大きすぎず小さすぎない調理法の工夫をして、噛む力をつけてあげましょう。
ママやパパの工夫次第!食事の困りごとを解決
子どもが食事をする時には、親の困りごとが出てきます。「好き嫌いをする」が最も多く、玉ねぎやピーマンなど野菜嫌いな子どもが目立ちます。
ほかには、食事中に遊びがはじまる「遊び食べ」や、ごはんをしっかりと食べない「少食」傾向にある子どもなど。ちょっとした工夫で解決することもあるので、困った時には実践してみてくださいね。
困りごとNO.1の「好き嫌い」
酸っぱい、苦いなどの味覚や、パサパサ、ペラペラなどの食感、見た目やにおいも影響するのが好き嫌いです。子どもに好きなものだけを与えたり、食事の環境が整っていなかったりも好き嫌いの原因となる場合があります。
- カレー味やケチャップ味などの子どもが好きな味付けをする
- 食材を細かく刻む、とろみをつけるなどの調理法で工夫する
- 「ピーマンは元気な骨を作ってくれるんだよ」などメリットを伝える
- 子どもと一緒に食材の買い物へ行く
- 子どもに料理を手伝ってもらう
- 大人も一緒にごはんを食べる
実験しているの?「遊び食べ」
個人にもよりますが、1歳を過ぎると食事を自分で食べたいという欲が出てきます。食事中に、食材をつかんでは「ぐちゃぐちゃ」「ポイッ」口から「ベー」と遊び食べがはじまります。
3歳ごろになると落ち着くと言われていますが、それまでは椅子から降りて歩きまわることもしばしば。
- 「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶で食事時間を理解させる
- 遊びがはじまったら30分を目安に片づける
- 追いかけて食べさせるのはNG
- 大人も一緒にごはんを食べる
栄養が心配な「少食」
生活リズムの乱れが関係していることが多く、朝起きるのが遅い、夜寝るのが遅いことも原因の1つです。生活リズムの乱れ=体内の乱れとなり、適切な食事時間におなかが空かないようになります。
食事量が減ると心配になりますが、栄養が摂れているかが重要なので量より質を意識しましょう。母子手帳に記載されている子どもの発育曲線をチェックし、少量でも栄養バランスが整った食事を心がけてくださいね。
- 早寝・早起きを心がける
- 間食の量を見直す
- 体をたくさん動かしておなかを空かす
- 無理強いはせず、食事を楽しんでもらう
- 子どもが食べられる量からスタートする
- 大人も一緒にごはんを食べる
おやつは「食事」と考えよう
おやつは「第4の食事」です。子どもは胃が小さく、3回の食事では1日に必要な栄養素が不足しがち。おやつは、足りない栄養を補うものと考えましょう。
午前と午後合わせて2歳までは150kcl、3歳以降は200kclを1日1~2回、10時と15時を目安に時間を決めて「おやつタイム」とします。
- 牛乳
- ヨーグルト
- おにぎり
- ふかしいも
- 野菜スティック
- 季節の果物
なるべく自然の味や色を活かしたもので、甘すぎないものを選ぶとよいですよ。おやつのあとは、お茶やお水を飲ませて虫歯予防につとめましょう。
子どもの食事に役立つ!おすすめグッズ8選
商品 | 画像 | shop | ポイント | 価格 | 素材 | サイズ | ||
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PLUSiiNE お食事クッション |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 大人用の椅子を、簡単に子ども用へと変身させられるクッションは防水機能つき | 2,580円 | ポリエステル/高密度スポンジ | 32×32×8cm | |
COCOLOOQ シリコンランチマット |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 少量の液体であれば、ランチマットの縁でブロック!熱湯消毒もOK | 1,000円 | シリコンゴム | 30×40cm | |
e-EDISON フォークスプーンセット |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 機能性あるフォークとスプーンのセットで、子どもの食事もスムーズ | 814円 | ポリプロピレン/ステンレス | (フォーク)2.4×1.3×14cm (スプーン)3×1.5×14cm |
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子供服kawaiizou シリコンビブ |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | くすみカラーがおしゃれなシリコンビブ。首回りは4段階調節ができる | 1,200円 | シリコンゴム | (Free)28×23cm | |
まるくぱーじゅ すくいやすい食器 |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 割れにくい強化磁器を使用したお皿。なめらかカーブですくいやすく食べやすい | 3,300円 | 強化磁器 | 16.8×4.2cm | |
Kids Market 六角知能ばし |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 形や太さなどに考慮して作られており、ママたちのリピート率も高め | 659円 | 自然竹/ポリエステル塗装 | 13/14/15/16/17/18/19cm | |
KEYUCA つよいこグラスS |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 割れにくく、欠けにくいコップ。くびれがついて持ちやすさも◎ | 462円 | ソーダガラス | 6×7.5cm | |
G-DREAMS ハイチェア |
Amazon | ベビシア | 楽天市場 | 細かな高さ調節が可能で、座面は撥水性がありお手入れも簡単 | 9,999円 | ラバーウッド材(水性塗装orラッカー塗装)/PVC/ウレタンフォーム | 40×46×82cm |
1.PLUSiiNE お食事クッション
大人用の椅子が、子ども用椅子に早変わりする防水機能つきクッションです。ある程度1人で上手に食べられるようになる時期からにぴったりで、実家に帰省する際にも役立ちますよ。取り外し可能なカバーに、丈夫でへたりにくい中身はクッション性抜群。
- 価格:2,580円(税込み)
- 素材:ポリエステル/高密度スポンジ
- サイズ:32×32×8cm
2.COCOLOOQ シリコンランチマット
液体をこぼしても最小限の被害で済むよう、縁が少し高くなっているランチマットです。汚れてもサッと水で洗い流せるシリコン素材ですが、熱湯や食洗機にも対応しています。洗ったあとに干す場所に困らない、引っかけ星型リングつきで便利。
- 価格:1,000円(税込み)
- 素材:シリコンゴム
- サイズ:30×40cm
3.e-EDISON フォークスプーンセット
ギザギザがついたフォークは麺を食べる時にうまくキャッチし、面にフィットするスプーンは液状の食べ物も最後まで上手に食べられる設計です。取っ手は好きなカラーが選べ、子どもの手でも持ちやすい形で食事もスムーズ。- 価格:814円(税込み)
- 素材:ポリプロピレン/ステンレス
- サイズ:(フォーク)2.4×1.3×14cm/(スプーン)3×1.5×14cm
4.子供服kawaiizou シリコンビブ
落ち着いた無地のくすみカラーの食事エプロンです。首回りは4段階調節が可能で子どもの成長に合わせて使えて便利!やわらかくて折りたたみできるコンパクト仕様なため、外出先で使いたい場合にもぴったりです。
- 価格:1,200円(税込み)
- 素材:シリコンゴム
- サイズ:(Free)28×23cm
5.まるくぱーじゅ すくいやすい食器
子どもが一般的に使用するプラスチック製ではなく、割れにくい強化磁器を使用したお皿で、食器を大切に扱う勉強にもなりますよ。なめらかなカーブで縁には返しがついており、子どもが扱いやすく食べる意欲にもつながります。- 価格:3,300円(税込み)
- 素材:強化磁器
- サイズ:16.8×4.2cm
6.Kids Market 六角知能ばし
形、長さ、太さ、重さ、重心を考えて作られたおはしです。六角知能ばしを使うと、食べ物をこぼさずきれいに食べられる、指先がやわらかくなり手先が器用になるなどのメリットがあります。保育園でもおすすめされており、リピート率も高いです。
- 価格:659円(税込み)
- 素材:自然竹/ポリエステル塗装
- サイズ:13/14/15/16/17/18/19cm
7.KEYUCA つよいこグラスS
通常のコップよりも、割れにくく、欠けにくい強化加工がほどこされています。子どもの手でも持ちやすいよう、コップ中部にはくびれがついた形状もポイント。幼児期には敬遠しがちなガラス食器ですが、本物に慣れさせるためにもおすすめです。
- 価格:462円(税込み)
- 素材:ソーダガラス
- サイズ:6×7.5cm
8.G-DREAMS ハイチェア
高さ調節が細かく設定でき、子どもの成長に合わせて使いやすい椅子です。座面はスライド式で正しい姿勢をサポート。また、食べこぼしや水分に強く撥水性のあるPVCレザーを使用しています。
- 価格:9,999円(税込み)
- 素材:ラバーウッド材(水性塗装orラッカー塗装)/PVC/ウレタンフォーム
- サイズ:40×46×82cm
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まとめ
食事は毎日の習慣で、日々元気に過ごすためのエネルギー源となる大切なものです。ママやパパも子どもと一緒に食事することで、子どもの好き嫌いや少食問題にじっくりと目を向けられるメリットもあります。食卓が便利で楽しくなるグッズを使って、子どもの大切な食事をサポートしてあげてくださいね。