そこで活躍するのが妊娠線予防クリームなのですが、しっかりと効果を発揮してくれる最強と呼ばれるクリームはあるのか?ネットやデパートだけではなく、気軽にドラッグストアなどで購入できるものも含め、おすすめ商品8選をご紹介していきますね。
ぜひ今回の記事を参考に、自分にあったクリームを選んでみてください。
妊娠線とは?できてしまう原因を知っておこう
妊娠線は赤ちゃんがママのおなかの中で大きくなっていくにつれて、皮膚が伸び、断裂することによってできる線です。別名で肉割れともいわれており、妊娠中の悩みの1つでもありますよね。
原因の1つとしては肌の乾燥が多く、妊婦さんはしっかりと保湿を心がけるようにすることが妊娠線の予防に役立ちます。皮膚は上から表皮、真皮、皮下脂肪という層になっており、伸びやすい表皮に比べて真皮や皮下脂肪は伸びにくい仕組みとなっています。
そこで、だんだんと大きくなっていくおなかに対し、皮膚の組織が断裂してしまったところから毛細血管が透けることによって、赤紫色やピンク色の線が見えるようになってくるのです。
個人差はありますが、約2~5mmでスイカのしま模様のような線が現れ、はじめは赤紫色やピンク色だった線がだんだんと黒ずんでいき、産後は白っぽくなっていきます。人によっては、皮膚のかゆみやピリピリ感がある場合も。
妊娠線は産後から徐々に薄くなっていきますが、完全には消えないので予防したいというママが多くいます。
正中線との違い
妊娠線のほかに、おなかに現れるものが正中線(せいちゅうせん)です。正中線とは、妊娠中におなかの中心に伸びる1本の線で、誰にでも生まれたときからあります。妊娠中はホルモンバランスの影響でメラニン色素が増え、余計に正中線が目立つので気になってしまいがちですが、一時的なもので、産後は元の薄さに戻っていくので心配しなくても大丈夫ですよ。
妊娠線ができやすい人
妊娠線は体格や肌のタイプによって、できやすい人がいます。
- 乾燥肌
- 小柄
- やせ型
- 経産婦
- 多胎妊娠
- 高齢出産
乾燥肌の人は皮膚がかたく、妊娠線ができる原因の1つである「肌の乾燥」に当てはまります。小柄な人や、やせ型の人は骨盤が小さいのでおなかが前に突き出して膨らむことにより、皮膚が伸びやすいため断裂が起こりやすくなります。
経産婦の人はおなかが大きくなるスピードが早いので皮膚が伸びに追いつけず、多胎妊娠の人は皮膚の伸びが通常より大きくなることにより断裂しやすいです。また、高齢出産の人は肌の柔軟性が低くなっているために皮膚が伸びにくく断裂を招いてしまいます。
妊娠線は消せるのか
完全に消すことはできませんが、目立たなくすることは可能です。産後、ママの体が落ち着いてきたらマッサージやトレーニングをおこなうとよいとされていますよ。
体の血液やリンパの流れをよくして、肌のターンオーバーを活発にしていくことで、できてしまった妊娠線を目立たなくしていく方法です。それでも気になる人は、皮膚科などの医療機関でレーザー治療をするのも選択肢の1つとされています。
妊娠線予防クリームは必要?なんでもいいの?
妊娠線を予防するためには、肌の乾燥を防ぐケアが必須です。伸びていく皮膚は乾燥しやすく、ホルモンバランスの影響で普段肌荒れとは無関係な人でも敏感肌になる可能性が大。
ただし、クリームが肌に浸透できるのは皮膚の上部までで、皮膚の断裂はそれ以上に奥底からのものとなります。必ずしも保湿で予防できるわけではありませんが、肌をやわらかくすることで妊娠線をできにくくすることが可能です。
専用の妊娠線予防クリームは値段が高いものも多いので、ドラッグストアでボディクリームを代用する人もいますが、専用のものは妊婦さんに向けて作られています。保湿力はもちろんのこと肌へのやさしさを重視し、添加物も少なめな商品が多くありますよ。
もちろん通常のボディクリームで代用はOKですが、乾燥予防として高保湿のものを使用するようにしましょう。
妊娠線予防クリームの代用品として、よく使われているものは「ニベア」の青缶です。スクワランとホホバオイル配合で肌にうるおいを与え、ドラッグストアやコンビニでも気軽に購入できるので人気となっています。
テクスチャーはかためなので、ベビーオイルと混ぜて使うと伸びがよくなり肌に塗りやすくて使いやすいです。 妊娠線を予防するために、肌の保湿をおこたらないようにしましょう。
妊娠線予防クリームの選び方をチェック
肌に浸透させるものなので、成分はできるだけいいものを選ぶと安心ですね。妊娠中は皮膚の伸びをよくして、乾燥させないようにすることが大切なので、保湿がしっかりとできるものかどうかをチェックすべきです。成分
妊娠線予防クリームは余計な添加物がはいっていない、肌へのやさしさを考えたものを選びましょう。無香料、無着色、パラベンフリー、アルコールフリーなどの表示があると安心。
とくに、香料は自分がリラックスできる香りだとよいですが、においに敏感な妊娠初期(0~15週)は控えたほうがよさそうです。また、肌が敏感になっている妊娠中はパッチテストがおこなわれているものがおすすめ。
保湿力
高保湿、高保水のものがベストです。肌の乾燥を防ぐヒアルロン酸や、肌に保護膜をつくって保水するコラーゲンなどがはいったものを選びましょう。ほかには、セラミドやアミノ酸、スクワランなどが配合されているものがおすすめ。プラスであるといいものとしては、肌のハリ・ツヤをアップするプラセンタ、肌の状態を整えるビタミンが配合されているものがいいですよ。
タイプ別
妊娠線を予防する目的として、現在4つのタイプがあります。
クリーム
こってりしたもの、サラッとしたものがありますが水分と油分のバランスがよく、肌をやわらかく保つ効果ありオイル
サラッとしていて伸びがいいので広範囲に広げることができ、保湿力も抜群ローション
とろっとした軽いつけ心地で使いやすい一方、ほかのものより保湿力が劣るデメリットありバター
肌の上に乗せると溶けていくので、なじみがよく保湿感があるのにべたつき感が少なめ妊娠線予防クリームのおすすめ8選!オイルにも注目
1.ママチャーム 妊娠線クリーム
無香と超微香の2つのタイプから選べるママチャームの妊娠線予防クリームです。超微香タイプは、妊婦さんがリラックスできるように柑橘系アロマの爽やかな香りとなっています。しっとり感はあるのにべたつきにくく、使いやすいですよ。ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンといった保湿成分とシア脂、スクワランなどの天然成分をあわせて合計17種の美容保湿成分がはいっているので、肌をしっかりとうるおしてくれます。
- 容量:300g
- 価格:2,980円(税込み)
2.オルナ オーガニック ベビーマタニティクリーム
オリーブ果実油やシア脂などのオーガニック認証成分が肌を守ってくれるクリームです。10種の保湿成分配合で乾燥しがちな肌にうるおいをキープ。つわり中でもほのかな柑橘系クリームの香りに癒されるとの口コミがあります。パラベン、合成香料、鉱物油フリーなど多くの無添加にこだわっているところも嬉しいですね。
- 容量:190ml
- 価格:1,980円(税込み)
3.ママニック マタニティクリーム
「柔軟・弾力・潤い」に特化したクリームです。保湿力が高いアーモンドオイルで肌をやわらかく保ち、ハリや弾力をもたらすカハイオイル配合。カハイオイルとは、カカイの木の実から取れるオイルで天然の美容液とされており、肌の保湿やエイジングに効果があるとされています。肌のうるおいに必須のヒアルロン酸もはいっているので、肌が乾燥しがちな妊婦さんの味方になってくれるでしょう。
- 容量:200g
- 価格:2,530円(税込み)
4.ママ&キッズ ナチュラルマーククリーム
無香料、無着色、弱酸性の低刺激で、敏感になりがちな妊婦さんの肌にもぴったりなクリームです。デリケート肌の赤ちゃんにも使えるので、産後にママと一緒にお風呂あがりのボディケアとしても使用できるところが嬉しいですね。保湿力が高いので乾燥、くすみ対策にもぴったりですよ。ほかの商品と比べて値段はしますが、こちらのブランドは肌への刺激を考え、こだわりのマタニティやベビーのスキンケアを販売しているので安心感があります。
- 容量:470ml
- 価格:8,500円(税込み)
5.ピジョン ボディマッサージクリーム
ドラッグストア、ベビー用品店の西松屋などでも購入できるクリームです。3種のヒアルロン酸と2種のコラーゲンが肌表面から角質層までうるおいを浸透させます。また、肌を柔軟にするシア脂配合で乾燥知らずの肌へ導いてくれますよ。個人差はありますが、妊娠初期からたっぷり使う人なら多くても7〜8本あれば妊娠期間を過ごせそうです。
- 容量:250g
- 価格:2,049円(税込み)
6.アロベビー 妊娠線クリーム
気にならないほどの柑橘系ネロリの爽やかな香りがするクリームです。パラベンや鉱物油など12の無添加にこだわり、産後は赤ちゃんにも使えます。サクランというヒアルロン酸の10倍もの保水力を持つ成分とアクアキシルという肌の水分バランスを整えて、うるおいをキープさせる成分のW保湿。お試しサイズは200mlですが、サイズが大きいお得用サイズもあるので気にいれば購入してみてもいいですね。
- 容量:200ml
- 価格:2,970円(税込み)
7.アモーマ マタニティオイル
高品質・高保湿でコスパがいいオイルです。保湿力が高いライスオイルと、浸透力に優れたマカダミアナッツオイルが肌の柔軟性を保ってくれます。オイルは伸びがよく、おなかだけなら5ヶ月も使用可能なのでコスパも抜群。助産師監修のもと、アモーマと共同開発されており安心して使えそうです。精油が含まれているため、赤ちゃんには使用できません。
- 容量:500ml
- 価格:3,999円(税込み)
8.ヴェレダ マザーズボディオイル
「世界中のママから愛されるオイル」として人気のオイルです。高品質のアーモンドオイルとビタミンEを多く含み、弾力ある肌へ導いてくれ、強すぎないフローラルの香りもいいですよ。海外からの輸入品は匂いがきついものが多いですが、妊婦さんにあわせて香りも調整してくれているので安心ですね。オイルが残ってしまっても、赤ちゃんには使用できないので注意が必要。
- 容量:100ml
- 価格:2,680円(税込み)
いつからいつまで塗ればいいの?
クリームは、妊娠が発覚したら塗りはじめることを強くおすすめします。実際に妊娠線ができやすい時期はそれぞれですが、おなかが目立つようになる妊娠5か月ごろからの人もいれば、妊娠8か月ごろからの人もいます。
おなかが大きくなってきたタイミングで使いはじめる人もいますが、すでに皮膚が伸びてきているので急に体重増加してしまった場合、皮膚の断裂までカウントダウンといったことにもなってしまう可能性が大。
なので、妊娠が発覚したころからクリームで肌をやわらかくしておくと急な体重増加でも断裂を起こしにくくしてくれるメリットがありますよ。
産後は、妊娠線はできないものと安心してクリームを塗ることを怠ってしまう人もいます。ここが重要ポイントで、忘れたころにふと鏡で自分の体を見ると妊娠線ができていた、ということもあるのです。原因としては、産後から急激にしぼんでいくおなかの皮膚の乾燥や栄養不足があげられます。
また、妊娠中にできていて見えなかった妊娠線が見えてきた、ということも。最低でもおなかが元の大きさに戻ってくる、産後1か月ごろまではクリームを塗っておくとよさそうです。
塗る場所はおなかだけじゃない!塗り方もあわせてチェック
実は、おなか以外にも妊娠線ができてしまうところがあります。妊娠線ができるのは、おなかだけだと思っている妊婦さんはチェックしておくべきポイントです。- バスト
- 二の腕
- 脇の下
- 足のつけ根
- 太もも
- ヒップ
妊娠線予防クリームの塗り方
- 手のひらにクリームをたっぷりのせる
- おなかに円を描くように塗り広げる
- おなかの下から上へなであげる
- おなかの中心から外へなでる
- バストなどほかの部位にも塗り広げる
妊娠線予防クリームにプラスの予防ポイント
妊娠線を予防するために、クリームに頼ってばかりとならないようにしましょう。もちろん、クリームで肌を保湿することによって皮膚をやわらかくし、断裂をおこしてしまわないように柔軟性を保つことは大切です。
クリームの保湿以外でできることとしては、散歩やストレッチなどの適度な運動で肌の状態をよくしたり、コラーゲンを補うビタミンCを積極的にとることを心がけましょう。
バランスのよい食事をとって、いい肌をつくり、妊娠線をできにくくする予防ポイントを押さえておくことをおすすめします。
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まとめ
プレゼントとしても贈られる妊娠線予防クリームは、国産のオーガニックや人気のブランドからも数多く出ています。友人や家族に妊娠線予防クリームをプレゼントしてもらったら、おなかが目立ちはじめる前に使ってみてくださいね。妊娠期間を1本のクリームで終えることはないと思うので、2本目以降はいただいたブランドのものを引き続き使用してもよし、新しいブランドのものを使ってみるのもありです。
テクスチャーや香りは好みがわかれるので、自分にあったクリームを選んで妊娠生活を快適に過ごしましょう。