今回はそんなベビーカーの選び方について解説していきます。A型やB型といった種類ごとの特徴や、性能についても述べているのでぜひ参考にしてみてください。
ベビーカーの種類とは?A型・B型・AB型の違い
ベビーカーの種類 | 特徴 |
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A型ベビーカー |
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B型ベビーカー |
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AB型ベビーカー |
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【A型】リクライニング可能で生後1ヶ月〜使用ができる
A型ベビーカーの特徴は、背もたれを倒すことが可能でリクライニング機能を使うとベッドのようにフラットになることです。これにより、生後1ヶ月〜を目安に使用が可能になります。1ヶ月検診や、その後のお散歩時期からベビーカーを使いたいという方にぴったりです。A型のベビーカーは小さな赤ちゃんを守るために衝撃吸収の性能を兼ね備えたものが多く、そのほか両対面式のものも多くリリースされています。機能性に優れており、赤ちゃんの体を安心して預けられるというのがメリットと言えるでしょう。
ただし安定性に優れている分、どうしてもサイズが大きいものが多くかさばりやすいという側面もあります。重さも6〜10kg程度と、持ち運びにはやや不便に感じることが多くあります。電車など公共交通機関の利用時や、自宅での保管時には邪魔に感じてしまうことがあるかもしれません。お店での購入時にはさほど重く感じない場合でも、成長した赤ちゃんを乗せるとそれだけ重さを感じてしまうことが多くなるので注意が必要です。幼い頃だけ使いたいという方は、購入ではなくレンタルを利用するというのもおすすめです。
【B型】軽くて持ち運びしやすいベビーカー
B型のベビーカーは、A型に比べリクライニング機能はなくお座りでの使用がメインになります。そのため生後1ヶ月など生まれてすぐの赤ちゃんには使用ができず、使用時期の目安は赤ちゃん自身がお座りができるようになる生後7ヶ月ごろ〜となります。A型ベビーカーに比べ機能面では劣りますが、そのぶん軽量の商品が多く持ち運びがしやすいです。操作の際に小回りが効きやすかったり、A型に比べて場所を取りにくいので収納がしやすかったりと利点も多いです。
ベビーカーを2台使いされている方は、小さな時にはA型を使用し、赤ちゃんがたっちやあんよを始める頃に軽量なB型に買い換えるという方も多いです。また小さい時期は抱っこ紐で過ごし、成長後にB型ベビーカーを購入されるという方もいます。
【AB型】A型とB型の良いところを兼ね備えたベビーカー
AB型のベビーカーは、2000年ごろから新たに登場しました。A型とB型の良いところを兼ね備えたようなデザイン・機能のものでA型ベビーカーよりもコンパクトで軽量、そしてB型ベビーカーよりも安定性があり幼い時期から使用ができるのが特徴です。A型ベビーカーと同様にリクライニング機能があるので、首すわり前の生後1ヶ月〜の赤ちゃんでも使用ができます。なお2004年にはSG規格が改定されたため、正確にはAB型ベビーカーではなく「新基準A型」に該当します。AB型のベビーカーは、例えば普段はB型ベビーカーのように赤ちゃんをおすわりで乗せておき、寝てしまったらフラットに形を変えるというような使用もできます。月齢に合わせてシフトしていけるので、長く使えるベビーカーを1台持っておきたいという方にはまさにぴったりです。ただし機能性に優れている分、どうしても価格は高くなりがちなので注意しましょう。
また両方の良い部分を組み合わせているため、A型に比べ安定性に不安を感じたり、お子様が成長すると動かしにくさを感じたりといった場面もあります。
ベビーカーの使用時期は?いつからいつまで使えるのか
ベビーカー選びで気になるのが使用時期。ベビーカーはいったいいつからいつまで使用できるものなのでしょうか?
使用期間は赤ちゃん次第とも言えますが、使用開始ができるのは基本的に生後1ヶ月〜になります。生後1ヶ月未満の赤ちゃんは免疫力が高くないため、そもそもベビーカーを使うほどの長時間のお出かけは避けるべきです。この時期に病院など短時間での用事がある際は、抱っこ紐やスリングでのお出かけがおすすめです。
生後1ヶ月を迎え1ヶ月検診を無事に終えたら、徐々にお散歩などを楽しむことができるようになります。ただしこの時期はまだ首が座っておらず体も安定していないので、ねんねでも使用できるベビーカーを選ばなければなりません。
その後は1歳、2歳と赤ちゃんが成長してきますが、ベビーカーはしばらく使うことができます。歩き出した赤ちゃんを連れている場合でも、ベビーカーがあれば休憩やお昼寝ができたり、お出かけの荷物を一緒に運べたりと便利です。なおこの時期になると、赤ちゃんの個性もさまざまです。ベビーカーに積極的に乗りたがるお子様もいれば、ベビーカーを嫌がるお子様も増えてくるので様子を見ながら対応しましょう。
ベビーカーの卒業目安は3〜4歳ごろです。ベビーカーには耐荷重が設定されているので、いずれは卒業しなければいけません。メーカーによって僅かな違いはありますが、使用できるのは基本的に最長4歳までとなります。年齢のほか、お子様の体重も考えつつ卒業時期を決めましょう。
ベビーカーの卒業理由は「子供が歩きたがった」「体重が増えてきた」「保育園や幼稚園など生活環境が変わった」といったものが多いです。
ベビーカーの選び方!操作性や生活環境をチェック
ベビーカーを選ぶ際には、「お子様に合っているか」「安全であるか」はもちろん「ママ・パパにとって使いやすいか」を確かめることも大切です。ここからはベビーカー選びの際の注目ポイントについて解説していきます。1.SGマークはついている?安全基準をクリアしたベビーカーを選ぼう
赤ちゃんを乗せるベビーカーは、安全であることが必須条件です。日本のベビーカーで安全基準を満たしているものにはSGマークが付けられているので、SGマークのシールが貼られているかを調べてみましょう。
ベビーカーを使用したときの安定性はもちろん、シートベルトがきちんと機能しているか、指挟みを防止するような機能があるかなどを確かめておきましょう。タイヤの形状やハンドルなども確かめておいてください。 なお基準を満たしているベビーカーでも、古いものだと機能面が劣化してしまっている恐れがあります。中古品やオークション、お下がりのベビーカーは安全でないことがあるので注意してください。
2.ベビーカーは押しやすい?操作性を細かくチェックしよう
毎日のお出かけをストレスフリーに過ごすなら、操作のしやすいベビーカーがおすすめです。ガタガタしないかどうか、押した時にスムーズに動くかどうかを確かめてみましょう。できれば実売店舗まで足を運び、実際に商品に触れてみることをおすすめします。
なお店舗でベビーカーに触れる際は「赤ちゃんや荷物を乗せること」をきちんと想定しておきましょう。店舗で押してみて軽く感じるベビーカーでも、大きくなってきた赤ちゃんを乗せると意外な重さを感じることがあるので覚えておきましょう。また対面機能がついている場合は、対面式にしたときの押しやすさについても確認しておきましょう。
なお押しやすさをチェックする際には、タイヤの形状も確認しておきましょう。ベビーカーのタイヤにはシングルタイプとダブルタイプの2種類があります。シングルタイヤは抵抗が少なく、振動を感じにくいため狭い道を通りやすいです。一方でダブルタイヤは溝にはまりにくいというメリットがあります。
3.生活環境に合っている?赤ちゃんが暑くないか・寒くないか
ベビーカーはシートの位置が低く、大人よりも暑さを感じやすいので注意です。暑い時期にお出かけが多い方や暑い地域にお住まいの方は、特に気を付けておきましょう。できるだけ通気性のいいベビーカーを選ぶこと、そして日除け(幌)があるかどうかも意識しておきましょう。ハイシートと呼ばれる座面の高いベビーカーは、暑さを感じにくく、さらに赤ちゃんの乗せ下ろしもしやすいのでおすすめです。
反対に寒い地域にお住まいの場合や冬の時期には、寒さ対策が必要になります。使用シーンに応じてフットマフなどが付けられるかどうかも合わせて確認しておきましょう。
4.車派?電車派?移動手段や住居に合わせて選ぼう
ベビーカーは種類ごとにメリット・デメリットがあります。自分に合った種類のベビーカーを見つけるためには、普段自分がどのような乗り物を使っているか、どのような家に住んでいるかを考えてみましょう。
例えば車移動の多い方は、車の中に折り畳んでしまっておけるコンパクトなAB型のベビーカーがおすすめです。一方で電車やバスなど公共交通機関での移動が多い方は、軽いB型ベビーカーや幅の狭いA型ベビーカーを選ぶと安心です。エレベーターがない集合住宅なら手で持っても重くないベビーカー、徒歩でのお散歩が多いなら押しやすいベビーカーや収納力に優れたベビーカーがおすすめです。
また収納場所についても考えておくべきです。普段は家のどこに置くのか、玄関スペースなどをチェックしながら考えてみてください。玄関の狭い方は、折り畳んでも自立するタイプのベビーカーを選んでおくと便利です。
生後1ヶ月〜OKのおすすめベビーカーランキング4選
1位:エアバギー ココブレーキ フロムバース
- サイズ:高さ104.5×幅53.5×全長96(折りたたみ時高さ82×幅53.5×奥行き40)
- 本体重量:9.5kg
- 使用可能時期:新生児〜
- 耐荷重:荷物込みで27.5kg
- おすすめポイント:小回りが効く3輪タイプで安定性も抜群
大型エアタイヤのおかげで段差が乗り越えやすく、さらに振動も軽減してくれるのが特徴です。坂道も安心のハンドブレーキ、そして大型でありながら改札も通れるようなスリムな幅とデイリー使いに嬉しいポイントが多数です。
2位:コンビ スゴカル minimo plus エッグショック
- サイズ:高さ103×幅45×全長67〜86.5(折りたたみ時高さ91.5×幅35×奥行き33)
- 本体重量:5.1kg
- 使用可能時期:生後1ヶ月〜36ヶ月ごろまで
- 耐荷重:体重15kg以下
- おすすめポイント:シート切り替えで対面式にもできるのでお出かけが楽しい
本体重量は5.1kgと非常に軽く、お子様を乗せない場合も持ち運びがしやすいです。
3位:joie スマバギ 4WD
- サイズ:高さ98×幅45×全長102(折りたたみ時高さ102×幅45×奥行き31)
- 本体重量:5.8kg
- 使用可能時期:生後1ヶ月〜36ヶ月ごろまで
- 耐荷重:体重15kg以下
- おすすめポイント:対面でも押しやすい4WDの軽量ベビーカー
改札口も通れるようなコンパクトサイズで、折りたたみ時にもしっかりと自立してくれます。また見た目はスマートですが収納力にも優れていて、リクライニング時にも荷物が出し入れしやすい工夫もあります。
4位:アップリカ ラクーナ クッション
- サイズ:高さ100.1×幅45.6×全長83.6(折りたたみ時高さ99.5×幅45.6×奥行き32.8)
- 本体重量:5.3kg
- 使用可能時期:生後1ヶ月〜36ヶ月ごろまで
- 耐荷重:体重15kg以下
- おすすめポイント:振動吸収に優れていて電車やバス利用にもおすすめ
操作性に優れたオート4輪や両対面式など人気の機能を網羅していて、それでいて軽量なので使いやすいです。
コスパに優れたB型ベビーカーおすすめランキング3選
1位:サイベックス リベル
- サイズ:高さ102×幅52(折りたたみ時高さ48×幅32×奥行き20)
- 本体重量:5.9kg
- 使用可能時期:生後6ヶ月ごろ〜
- 耐荷重:体重22kg以下
- おすすめポイント:コンパクトに折りたためるB型ベビーカー
前輪のサスペンションのおかげで、コンパクトながらも走行性に優れています。
2位:ピジョン ビングル BB2
- サイズ:高さ101.5×幅50×全長87(折りたたみ時高さ92.5×幅50×奥行き33.5)
- 本体重量:3.9kg
- 使用可能時期:生後7ヶ月〜36ヶ月ごろまで
- 耐荷重:体重15kg以下
- おすすめポイント:片手で軽々持てる3.9kgの軽量ベビーカー
カラフルな見た目もキュートで、成長したお子様とのお出かけが楽しくなること間違いなしです。
3位:リッチェル リベラ ルーチェ
- サイズ:高さ103×幅47×全長83(折りたたみ時高さ88×幅47×奥行き36)
- 本体重量:4.9kg
- 使用可能時期:生後7ヶ月〜48ヶ月ごろまで
- 耐荷重:体重18kg以下
- おすすめポイント:荷物を入れるスペースが大きくお出かけに便利
ハンドルの位置が高めなので、背の高いママ・パパにも使いやすいです。メッシュシート対応で夏のお出かけも安心できます。
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