赤ちゃんの体温計は大人用でもOK?選び方と測り方・おすすめ30選【2026】
最終更新日:2026年7月21日/bebicia編集部(監修・出典明記)
赤ちゃんの体温は大人用の体温計でも測れますが、乳幼児専用のほうが短時間で測り切れる構造になっています。新生児から生後3か月ごろまでは、真の体温に近い数値が出るわき式(予測式)が基本です。動きが活発になる生後3か月以降は、約1秒で測れる耳式・おでこ(非接触)式を併用すると測りやすくなります。
赤ちゃんの平熱は大人より高めで、36.5〜37.5℃が目安です。小児科では37.5℃までを平熱、38℃以上を発熱の目安として扱う見解が示されています。ただし数値だけで重さは決まらず、元気・呼吸・水分がとれているかが判断の軸になります。生後3か月未満で38℃以上の発熱があるときは、日本小児科学会の情報でも早めの受診が推奨されています。
赤ちゃんに体温計は必要?大人用で代用できる?
出産後の入院中は、赤ちゃんの体温を毎日チェックします。体温計はいつから必要かというと、生まれた直後から使う場面があるため、出産前にそろえておくと安心です。退院してからも、体温を記録しておくと平熱の幅がつかめ、発熱や体調の変化に早く気づけます。体温計は、新生児期に用意したい出産準備リストの記事でも定番のアイテムです。
「大人用の体温計で代用できないか」という疑問は、体温計メーカーのテルモ体温研究所(聖路加国際病院の草川功医師監修)でも取り上げられています。そこでは大人用での代用は可能としたうえで、乳幼児専用の体温計は素早く簡単に測れる構造で、乳幼児の体に合った工夫がされているため、可能なら専用のものをすすめる、と示されています。じっとしていられない赤ちゃんでは、測定にかかる時間の差がそのまま測りやすさの差になります。
つまり必須ではないものの、泣いて暴れ出す前に測り切れることが乳幼児用体温計の価値です。約15秒で終わる予測式のわき体温計や、約1秒で測れる耳式・非接触式なら、機嫌が崩れる前に測定を終えられます。
赤ちゃんの平熱と「何℃から発熱」の目安(YMYL)
赤ちゃんの体温は、大人より高めで変動しやすいのが特徴です。乳幼児の平熱はおおむね36.5〜37.5℃が目安とされます。小児科医の見解では、37.5℃までを平熱、37℃台後半を微熱、38℃以上を発熱の目安として診療にあたる、と説明されています(アクアキッズクリニック市川院・黒沢拓未医師/日本小児科学会専門医の監修記事)。いつ測っても37℃台前半になる、というのは正常の範囲です。
体温は1日の中でも動きます。朝は低めで夕方にかけて高くなり、授乳・食事・入浴・運動・外出のあとは一時的に上がります。そのため「発熱かどうか」は平熱と比べて判断します。平熱より1℃ほど高ければ、熱があると考えてよい目安になります。
| 体温の目安 | 状態のとらえ方 | 行動の目安 |
|---|---|---|
| 36.5〜37.5℃ | 平熱の範囲 | 通常どおり。平熱の幅を記録しておく |
| 37.5〜37.9℃ | 微熱の目安 | 全身状態を観察。数日続くなら受診を検討 |
| 38.0℃以上 | 発熱の目安 | 元気・呼吸・水分を確認。生後3か月未満は早めに受診 |
平熱を知るには、体調のよいときに時間帯を変えて数回測って記録します。正確な平熱の把握が、いざというときの判断材料になります。
体温計のタイプと測定部位(わき・耳・おでこ・口・直腸)
体温は測る部位によって数値が変わります。テルモ体温研究所によると、体温が高い順に直腸 > 鼓膜温(耳)> 舌下温(口)> 腋窩温(わき)となります。家庭では直腸や口中はあまり使わず、わき・耳・おでこ(非接触)の3タイプが中心です。それぞれの特徴を整理します。
| タイプ | 測る部位 | 測定時間の目安 | 長所 | 短所 |
|---|---|---|---|---|
| わき式(腋窩式) | わきの下 | 予測式 約15〜60秒/実測式 約10分 | 簡単に測れるなかで真の体温に近い。価格が手ごろ | じっとさせる必要があり、動く子は測りにくい |
| 耳式(鼓膜温) | 耳の中 | 約1秒 | 外気の影響を受けにくく短時間。寝ていても測れる | 差し込む角度で数値がぶれやすい。プローブカバー要のものも |
| おでこ式(非接触) | 額の表面 | 約1秒 | 触れずに衛生的。就寝中も起こさず測れる | 外気や汗の影響を受けやすく、帰宅直後は不向き |
| 口中式(舌下) | 舌の下 | 予測式 約10〜30秒 | 比較的安定して測れる | 乳幼児には不向き。かむ危険があり非推奨 |
| 直腸式 | 肛門 | 約1〜5分 | 最も真の体温に近い | 家庭向きではなく、通常は医療機関で使用 |
新生児から生後3か月ごろまでは、真の体温に近い数値が出るわき式(予測式)が基本です。腕を動かして暴れるようになったら、体温調整を助けるベビースリーパー(6層ガーゼ)で寝ている間に、耳式やおでこ式でさっと測る使い分けが現実的です。
情報源別まとめ:赤ちゃん体温計の選び方の判断軸
体温計の選び方は、一般的な感覚と、公的機関・医療者の見解、メーカーの推奨で少しずつ強調点が異なります。「一般的な認識」「医学的・公的根拠」「メーカー推奨」「bebicia編集部の見解」の4つの視点で、判断軸を並べて整理します。
赤ちゃん体温計に関する情報源別まとめ
| 観点 | 一般的な認識 | 医学的・公的根拠 | メーカー推奨 | bebicia編集部の見解 |
|---|---|---|---|---|
| 測る部位 | わきで測る人が多い | 部位で温度が異なり直腸>耳>口>わきの順(テルモ体温研究所・草川功医師監修) | 新生児はわき、動く子は耳・額を各社が推奨 | 0〜3か月はわき予測式、寝ている子は耳・額を併用 |
| 大人用の代用 | 大人用でも測れる | 代用は可能だが乳幼児専用は素早く測れる構造(テルモ体温研究所) | 乳幼児専用の短時間モデルを推奨 | 泣いて暴れる前に測り切れる予測式・非接触が実用的 |
| 発熱の目安 | 37.5℃で発熱と思いがち | 平熱36.5〜37.5、38℃以上を発熱の目安とする小児科見解 | 平熱の個人差を各自で把握することを推奨 | 平熱は健康時に時間帯を変え数回測って記録 |
| 測定方式 | 早いほどよい | 予測式は約15〜60秒で予測、実測式は約10分(テルモ体温研究所) | 予測後に実測もできる兼用式を各社が展開 | 迷ったら予測式、確認は実測式で測り直す |
| 受診の判断 | 高熱ほど危険と思いがち | 生後3か月未満の38℃以上は要受診、元気・呼吸・水分で判断(日本小児科学会 こどもの救急) | 記録機能で経過を医師と共有することを推奨 | 数値より全身状態、3か月未満の発熱は早めに受診 |
赤ちゃん用体温計の選び方(方式・時間・記録・コスト)
予測式と実測式の違い
予測式は、測り始めの温度変化から最終的な体温を計算して短時間で表示します。わき式で約15〜60秒、機種によっては数秒です。実測式は、実際にその部位が温まりきるまで測る方式で、わきでは約10分かかります。日常は予測式で手早く測り、正確さを確認したいときに実測式で測り直す使い方が向いています。予測と実測を切り替えられる兼用モデルもあります。
測定時間・記録機能・衛生・コスト
選ぶときのポイントは4つに整理できます。第一に測定時間で、機嫌が崩れる前に測り切れるかが決め手です。第二に記録(メモリー)機能で、前回値を10〜50件ほど残せると、熱の上がり下がりを医師に伝えやすくなります。第三に衛生面で、非接触式は肌に触れず、耳式は使い捨てのプローブカバーが必要な機種もあります。第四にランニングコストで、ボタン電池の入手性やカバーの追加購入も確認します。防水やバックライトの有無も、夜間の使い勝手を左右します。
赤ちゃん・新生児向け体温計おすすめ30選【比較表】
市販の主な赤ちゃん向け体温計を、タイプ別に30点並べました。価格は2026年時点の相場の目安で、実際の販売価格は店舗や時期で変わります。bebiciaは体温計を扱っていないため、購入時は各モールで最新価格と在庫を確認してください。
| # | タイプ | 製品名 | 測る部位 | 測定時間の目安 | 価格帯の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 非接触・額 | ピジョン 耳&額 スイッチ 温度計 | 額・耳 | 約1秒 | 約6,000〜8,000円 |
| 2 | 非接触・額 | ドリテック 非接触スキャン体温計 TO-402 | 額 | 約1秒 | 約2,000〜3,000円 |
| 3 | 非接触・額 | エー・アンド・デイ でこピッと UTR-701 | 額 | 約1秒 | 約3,000〜4,000円 |
| 4 | 非接触・額 | タニタ 非接触体温計 BT-544 | 額 | 約1秒 | 約3,000〜4,000円 |
| 5 | 非接触・額 | オムロン 非接触体温計 MC-720 | 額 | 約1秒 | 約7,000〜9,000円 |
| 6 | 非接触・額 | ベビースマイル Pit S-709 | 額 | 約1秒 | 約3,000〜4,000円 |
| 7 | 非接触・額 | エレコム 非接触体温計 HCM-NF01 | 額 | 約1秒 | 約2,000〜3,000円 |
| 8 | 非接触・額 | アイリスオーヤマ 非接触体温計 DT-103 | 額 | 約1秒 | 約2,000〜3,000円 |
| 9 | 耳式 | ピジョン チビオン(耳式) | 耳 | 約1秒 | 約4,000〜6,000円 |
| 10 | 耳式 | ブラウン サーモスキャン5 IRT6510 | 耳 | 約1秒 | 約4,000〜6,000円 |
| 11 | 耳式 | ブラウン サーモスキャン7 IRT6520(月齢別基準) | 耳 | 約1秒 | 約6,000〜8,000円 |
| 12 | 耳式 | オムロン けんおん耳 MC-510 | 耳 | 約1秒 | 約3,000〜5,000円 |
| 13 | 耳式 | シチズン 耳式体温計 CTD711(非接触兼用) | 耳・額 | 約1秒 | 約4,000〜6,000円 |
| 14 | 耳式 | ドリテック 耳式体温計 TO-300 | 耳 | 約1秒 | 約2,000〜3,000円 |
| 15 | 耳式 | 西松屋 SmartAngel 耳・非接触体温計 JPDFR100 | 耳・額 | 約1秒 | 約2,000〜3,000円 |
| 16 | わき式 | オムロン けんおんくん MC-687 | わき | 約15秒(予測) | 約1,500〜2,500円 |
| 17 | わき式 | オムロン けんおんくん MC-682(やわらかプローブ) | わき | 約15秒(予測) | 約1,500〜2,500円 |
| 18 | わき式 | テルモ 電子体温計 C231 | わき | 約20秒(予測) | 約1,500〜2,500円 |
| 19 | わき式 | テルモ 電子体温計 P330(予測・実測兼用) | わき | 予測/実測 | 約2,000〜3,000円 |
| 20 | わき式 | シチズン 電子体温計 CTEB503 | わき | 約60秒(予測) | 約1,500〜2,500円 |
| 21 | わき式 | ドリテック 体温計 TO-200 | わき | 約20秒(予測) | 約1,000〜1,500円 |
| 22 | わき式 | オムロン けんおんくん MC-6800B(通信対応) | わき | 約15秒(予測) | 約4,000〜6,000円 |
| 23 | わき式 | ピジョン 電子体温計(わき・予測式) | わき | 約20秒(予測) | 約1,500〜2,500円 |
| 24 | わき式 | 日本精密測器 わき体温計 MT-30CP | わき | 約20秒(予測) | 約1,500〜2,500円 |
| 25 | 2way・多機能 | エジソンママ さっと測れる2Way体温計 KJH1006 | 額・耳 | 約1秒 | 約3,000〜4,000円 |
| 26 | 2way・多機能 | エジソンママ 光ナビ体温計PRO KJT0306(非接触) | 額 | 約1秒 | 約3,000〜4,000円 |
| 27 | 2way・多機能 | 日本精密測器 非接触体温計 MT-500BT(通信対応) | 額 | 約1秒 | 約4,000〜6,000円 |
| 28 | わき式 | ドリテック 予測・実測兼用 体温計 TO-100 | わき | 予測/実測 | 約1,500円 |
| 29 | わき式 | ベビースマイル 電子体温計 S-503 | わき | 約30秒(予測) | 約1,500〜2,500円 |
| 30 | わき式 | 西松屋 SmartAngel やわらかセンサー予測式体温計 | わき | 約20秒(予測) | 約1,000〜1,500円 |
月齢別・目的別の選び方と使い分け
どのタイプが向くかは、赤ちゃんの月齢と生活シーンで変わります。1本目は迷ったらわき式(予測式)、2本目に耳式か非接触式を足す組み合わせが、測りやすさと正確さのバランスをとりやすい構成です。
| 月齢・シーン | 向いているタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 生後0〜3か月 | わき式(予測式) | まだ動きが少なく、真の体温に近い数値を測りやすい |
| 生後3〜12か月 | 耳式・非接触式+わき式 | 手足を動かして暴れ始める。短時間で測れる方式を併用 |
| 1歳以降 | 耳式・非接触式 | じっとしていられない時間帯でも一瞬で測れる |
| 就寝中に測りたい | 非接触式・耳式 | 肌に触れず、起こさずに測れる |
| 正確さを重視 | わき式(実測式) | 時間はかかるが、部位のなかで数値が安定しやすい |
| 記録・通院に備える | メモリー機能つき | 前回値を残して熱の経過を医師に伝えやすい |
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正しい体温の測り方(わき・耳・おでこ)
どの体温計でも共通する前提として、授乳・食事・入浴・運動・外出のあと30分間は体温が高く出やすいため、測定を避けます。テルモ体温研究所が示す部位別の測り方を、家庭でよく使う3タイプで整理します。
わき(腋窩)の測り方
わきの汗は乾いたタオルでふき取ります。吸水ラップタオルのようなぬれたタオルで冷やすと低く出るため注意します。体温計の先端をわきのくぼみの中央に、下に伸ばした腕に対して30〜45度の角度で斜め下から差し込みます。ひじをわき腹に密着させてしっかり閉じ、大人が腕を軽く押さえます。ひざにのせて後ろから抱えると閉じやすくなります。予測式は電子音が鳴るまで、実測式は10分以上待ちます。
耳の測り方
耳あかが多いと正確に測れないため、耳の中はきれいにしておきます。寝ている赤ちゃんは顔を横に向けて頭を押さえ、耳の奥(鼓膜の方向)に向けてできるだけ深く差し込みます。測定部が短いので、奥まで入れても鼓膜を傷つける心配はありません。スタートボタンを押すときは動かさないようにします。
おでこ(非接触)の測り方
額に風や直射日光が当たっていたり、汗や前髪で覆われていたりすると正しく測れません。額の状態を確認し、説明書で示された距離をあけて、額に垂直・平行に体温計を持って測ります。外気となじませてから測ることも大切で、帰宅直後の測定には向きません。新生児の爪切りの選び方や沐浴などと同じく、落ち着いた明るい場所で測ると失敗が減ります。
発熱時の対処と受診の目安・危険サイン(YMYL)
発熱に気づいたら、まず全身の状態を確認します。日本小児科学会の「こどもの救急」では、発熱そのものより元気があるか・呼吸が苦しくないか・水分がとれているかで判断することが示されています。数値の高さだけで重さは決まりません。実際、40℃の高熱でも原因の多くは風邪やインフルエンザで、3〜4日のうちに自然に下がることが期待できる一方、38℃台でも発熱が長く続く場合は肺炎などを警戒します。
早めの受診が必要なサインの目安
生後3か月未満で38℃以上の発熱がある/呼吸が速い・肩で息をする・胸やおなかがへこむ/唇や顔色が青白い/水分がとれず半日以上おしっこが出ない/ぐったりして反応が鈍い/けいれんがある。これらがあるときは、熱が高くなくても受診します。
家庭でのケアは、水分補給と着せすぎない環境づくりが基本です。手足が冷たく寒がるときは温め、顔が赤く汗ばむときは1枚脱がせます。肌のケアは乳児湿疹・肌荒れケアの記事、おしりまわりは新生児のおしりふきの記事もあわせて確認できます。判断に迷うときは、小児救急電話相談(#8000)や、かかりつけ医への相談が目安になります。
【豆知識】体温にまつわる数字と体温計の歴史
体温は測る部位で変わり、直腸・耳・口・わきの順に低くなります。同じ人でも部位が違えば0.5℃前後の差が出ることがあり、機種を変えたら平熱も測り直すのが確実です。「平熱は37℃」という感覚は、1868年にドイツの医師ヴンダーリヒが約2万5千人の測定から平均を示したことが広まったものとされ、日本の乳幼児ではこれより高めの36.5〜37.5℃が目安になります。
かつて主流だった水銀体温計は、測定に10分前後かかり、割れると水銀が漏れる課題がありました。現在は、短時間で測れる電子体温計(予測式)が広まり、新型コロナウイルスの流行を機に、触れずに測れる非接触式が家庭にも普及しました。約1秒で測れる耳式・額式は、じっとしていられない赤ちゃんの測定を大きく変えた道具です。母親が「熱がありそう」と感じたとき、実際に37.8℃を超えていた割合は39%という研究もあります。
【コラム】体温計選びのよくある誤解とそろえたい体調管理グッズ
「非接触式は不正確だから使えない」という声がありますが、正しくは外気や汗の影響を受けやすいという特性です。室温になじませ、額を出して測れば日常のスクリーニングに役立ち、数値が気になるときはわき式で測り直せます。「高いほど良い体温計」でもなく、測る場面に合うかが選ぶ基準になります。
体調管理では、体温計と一緒に肌着や寝具まわりを整えておくと、発熱時の着せ替えや汗の始末がスムーズです。体温調整を助けるベビースリーパーや、汗を吸うループ付きガーゼタオル、沐浴後にさっと包めるコットンおくるみ 70×58cm、折りたたみ式ベビーバスやベビーバスチェアもそろえておくと、日々のお世話の負担が軽くなります。
よくある質問
赤ちゃんの体温計は大人用でもいいですか?
大人用でも測ることはできます。ただし乳幼児専用は短時間で測れる構造になっており、動く赤ちゃんでも測りやすい工夫がされています。可能であれば、予測式のわき体温計や約1秒で測れる耳式・非接触式など、乳幼児向けのものを用意すると測定が楽になります。
新生児にはどのタイプの体温計が向いていますか?
生後0〜3か月ごろは、真の体温に近い数値が出るわき式(予測式)が基本です。まだ動きが少なく測りやすいためです。生後3か月を過ぎて手足を動かすようになったら、約1秒で測れる耳式や非接触式を足すと、機嫌が崩れる前に測り切れます。
赤ちゃんの平熱は何℃くらいですか?
おおむね36.5〜37.5℃が目安です。大人より高めで、朝は低く夕方に高くなるなど1日の中でも変動します。健康なときに時間帯を変えて数回測り、平熱の幅を記録しておくと、発熱かどうかの判断がしやすくなります。
何℃から発熱と考えればいいですか?
小児科では37.5℃までを平熱、38℃以上を発熱の目安として扱う見解が示されています。ただし数値だけで重さは決まりません。平熱より1℃ほど高いときは熱があると考え、元気・呼吸・水分がとれているかをあわせて確認します。
非接触式(おでこ)の体温計は正確ですか?
外気や汗、前髪の影響を受けやすい特性がありますが、額を出して室温になじませてから測れば、日常の目安には役立ちます。帰宅直後や入浴直後は避け、数値が気になるときはわき式で測り直すと安心です。就寝中も起こさず測れる利点があります。
予測式と実測式は何が違いますか?
予測式は測り始めの変化から最終体温を計算し、わきで約15〜60秒で表示します。実測式は部位が温まりきるまで測る方式で、わきでは約10分かかります。日常は予測式で手早く、正確さを確認したいときは実測式で測り直す使い方が向いています。
耳式体温計で数値がばらつくのはなぜですか?
差し込む角度や深さで数値が変わりやすいためです。耳の奥(鼓膜の方向)に向けてしっかり差し込み、耳あかを取り除いておくと安定します。左右で差が出ることもあるので、いつも同じ側で測り、2回測って近い値を採用すると安心です。
測る前に気をつけることはありますか?
授乳・食事・入浴・運動・外出のあと30分間は体温が高く出やすいため、測定を避けます。わきの汗は乾いたタオルでふき取り、厚着や布団で熱がこもっていないか確認します。毎回同じ部位・同じ条件で測ると、比較しやすくなります。
発熱時に受診の目安はありますか?
生後3か月未満で38℃以上の発熱、呼吸が速い・肩で息をする、唇や顔色が青白い、水分がとれずおしっこが半日以上出ない、ぐったりして反応が鈍い、けいれんがある、といったときは熱が高くなくても受診します。迷うときは小児救急電話相談(#8000)も利用できます。
体温計に記録(メモリー)機能は必要ですか?
必須ではありませんが、あると便利です。前回値を10〜50件ほど残せると、熱の上がり下がりの経過を医師に伝えやすくなります。通信対応でスマートフォンに記録できるモデルもあり、家族で体調を共有したい場合に向いています。
出典・参考:
テルモ体温研究所「子ども(乳幼児)の体温の測り方」(監修:草川功 聖路加国際病院小児科)https://www.terumo-taion.jp/health/child/article05.html
日本小児科学会「こどもの救急(ONLINE-QQ)」https://kodomo-qq.jp/
アクアキッズクリニック市川院 黒沢拓未医師 監修記事(EDISONmama コラム/日本小児科学会専門医)https://edisonmama.com/information/column/post22594
本記事の商品情報・価格帯は2026年7月時点の一般的な相場の目安です。最新の仕様・価格は各メーカーおよび販売店の情報をご確認ください。体調の判断に迷う場合は医療機関にご相談ください。