ベビー浴衣。甚平ロンパース浴衣と作り方~新生児の兵児帯迄

ベビー浴衣8選。甚平ロンパース浴衣と作り方~新生児の兵児帯迄

夏はお祭りや花火大会など、楽しいイベントが盛りだくさんですよね。そんなお出かけ時に、ママやパパの浴衣や甚平はあるけれど赤ちゃんのものは準備していない……というご家庭もあると思います。ネットを見てみると、赤ちゃんに購入できる浴衣や甚平は数多くあり、どれを選べばいいのか迷ってしまうのではないでしょうか?
今回は、ベビー浴衣・甚平の選び方やおすすめの商品もあわせてご紹介していくので、記事を参考に赤ちゃんにぴったりのものを探してみてくださいね。
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ベビー浴衣・甚平にはどんなものがあるの?

ベビー浴衣・甚平には、2つのタイプがあるのでそれぞれチェックしていきましょう。

ロンパースタイプ

ひとつめはロンパースタイプで、ねんねの時期から着用できるものがあり、上下がつながっていて股下にスナップボタンが付いています。おなかが出ないので冷える心配もありませんね。頻繁なおむつ交換が必要な低月齢の赤ちゃんには、股下スナップボタンを留めるだけのロンパースタイプがおすすめですよ。

セパレートタイプ

セパレートタイプ
つぎに、たっちができるようになると上下がわかれたセパレートタイプがおすすめです。個人差はありますが、生後9~11か月ごろになるとつかまり立ちができるようになってきます。そうするとお着替えも立ちながらできるので、上下わかれたタイプだと簡単にお着替えができて楽ですよ。
生後4~6か月以降は、たっちはまだできませんが動きが活発になってくるので、そのあたりからセパレートタイプを検討してみるのもありです。
セパレートタイプはロンパースタイプに比べてサイズの融通がきき、思ったより長く着られるメリットもあります。動きやすくて軽い甚平や、ワンピースに上衣を羽織るセパレート浴衣と呼ばれるものです。中には浴衣ドレスといって、浴衣の裾がスカート状に広がっているものはセパレートとワンピースのものがありますよ。

ベビー浴衣・甚平の選び方をチェック

ベビー浴衣・甚平の選び方をチェック

サイズ

赤ちゃんはすぐに大きくなるので、ワンサイズ上のものを購入しておくと来年以降も着られる可能性があります。ベビー浴衣の多くは「肩上げ」「腰上げ」といったサイズ調整部分があり、ジャストサイズや大きめサイズを購入してもサイズ調整が可能です。
肩上げは袖丈の調整で、肩部分の生地をつまんで縫い上げること。一方で、腰上げは裾丈の調整のことで、腰部分を縫ってサイズ調整をします。ジャストサイズを購入して来年も着せられるようにするためには、反対に調整部分の縫い目をほどいて着せることができますよ。
大人だと裾の長い部分を折り返して出す、おはしょりを作れますが、赤ちゃんや子どもは動き回ったときなどにすぐ着崩れしてしまうので、縫ってサイズ調整をしてあげることで快適に過ごせます

素材

浴衣素材
天然素材の綿や麻を使用したものがおすすめです。浴衣や甚平は着用すると想像よりも暑く、体温調節が難しい赤ちゃんにとって熱がこもりやすい状態となります。よって、通気性や吸水性に優れた素材を選ぶようにしましょう。凹凸があるリップル生地の綿などは汗をかいても肌に張り付きにくく、通気性がいいですよ。

浴衣の柄
日本独特の古くからある古典柄や、現代風のもの、キャラクターものまでさまざまな柄があります。赤ちゃんのあいだは自分で柄を選べないので、ママやパパが着せたいと思う柄を選びましょう。
親に決定権があるあいだは、原色を使用した派手な柄を選んだり、ふんわりと淡い柄を選ぶこともできるメリットがありますね。

浴衣・甚平の洗濯方法・保管方法は?

浴衣・甚平の洗濯方法・保管方法は?
普段着のように、どうしても汗や汚れが付いてしまう浴衣や甚平も洗濯可能なマークがあればOKです。表示を確認して、おうちで水洗いできないものに対してはクリーニング店にお任せしてくださいね。
しかし、赤ちゃんや子どもが着る浴衣や甚平は、おうちで洗濯できるものがほとんどだと思います。まずはブラシと中性洗剤で気になる汚れを落としてから洗濯しましょう。洗濯時には、ほかの衣類と一緒に洗うと色落ちするおそれがあるので単体で洗濯してください。

浴衣洗濯方法

浴衣洗濯方法
  1. おしゃれ着用洗剤を使用
  2. 衣類を洗濯ネットに入れ、水流が弱いコースで洗濯
  3. 脱水は1分の短め設定
  4. 日陰で平干し
できれば型崩れしにくい手洗いがおすすめです。その場合は水を張ったバケツに浴衣や甚平を入れ、押し洗いで素早く洗ってください。何度か水をすすいで、洗濯ネットに入れた浴衣や甚平を洗濯機で1分脱水し、すぐに平干しをしてシワや型崩れを防ぎましょう

保管方法

浴衣保管方法
しっかりと乾燥させてから、必要であればアイロンをかけ、折り目や縫い目にあわせて畳むといいですよ。湿気やカビの発生を防ぐ、たとう紙と呼ばれる紙で包んでから収納するのが望ましいですが、そのままでも構いません。
収納時には、浴衣や甚平の近くに防虫剤や乾燥剤を入れておくことをおすすめします。防虫剤などは衣類に直接触れるとシミの原因にもなってしまうので気を付けましょう。

兵児帯(へこおび)とは?取り扱いに注意

兵児帯とは?取り扱いに注意
あまり聞きなれない方も多いのではないでしょうか?兵児帯と書いてへこおびと読みます。兵児帯はやわらかい生地を使用しており、締め付け感が少ない帯のことです。浴衣や甚平を着用したあとに、胴体周りにくるくると回し、巻きおわりを蝶々結びやリボン結びにしてアレンジを楽しむことができます。
着崩れしてもすぐに直せることがメリットで、初心者でも簡単に結べ、華やかに見えることから人気となっていますよ。もともとは、男性が浴衣や着物にあわせていましたが、現代では男女関係なく取り入れられるようになりました。

注意点

兵児帯注意点
兵児帯は、基本的に洗濯はしません。とはいっても、赤ちゃんや子どもは生地を汚してしまう可能性が大ですよね。
洗濯しなければいけないときは、必ず洗濯表示をチェックしましょう。素材の主成分が50%~100%の綿やポリエステルの場合はおうちで洗濯可能です。
絹でできた素材は洗濯すると縮んでしまい、ナイロン素材は色落ちの可能性ありでドライクリーニングのみとし、水洗いは不可と表記されているものもあります。また、絞り加工がほどこされている兵児帯は1度洗濯で伸びてしまうと元には戻らないので注意が必要です。
おうちで洗濯してもいいものか心配なときは、クリーニング店にお任せしてくださいね。子どもの兵児帯はポリエステルのものが多いので、そこまで慎重に考える必要はなさそうですが、念のため洗濯方法もチェックしておきましょう。

洗濯方法

必ず洗濯表示を確認し、できれば手洗いが望ましいです。兵児帯に刺繍や金糸が入っているものは、その部分に色移りの危険があるので気を付けましょう。手洗いの場合は、浴衣や甚平と同じようにバケツに水を張り、おしゃれ着用洗剤で手早く押し洗いします。
洗濯機なら、水流が弱いコースで兵児帯を洗濯ネットに入れ、おしゃれ着用洗剤を使用してください。脱水は短めに設定し、日陰で平干しハンガーを使用して型崩れを防ぐようにしてください。

保管方法

兵児帯は、型崩れしないようにふんわりと巻いて収納しましょう。浴衣や甚平と同じように、防虫剤などを一緒に入れておくと安心です。

夏におしゃれなベビー浴衣・甚平のおすすめ8選

男女OKなベビー浴衣・甚平2選

1.ガーゼ素材 甚平ロンパース

ガーゼ素材がやわらかで動きやすい甚平ロンパースです。汗を吸ってくれて、やわらかい生地なので普段づかいやパジャマにもぴったり。
イチゴやくまさんの柄などがやさしい色合いとなっていて、どれを選んでもかわいいですよね。ガーゼ素材なので、洗濯するとシワになってしまうことがデメリットですが、伸ばして干すと問題なく使えそうです。
  • サイズ:65/70/80/90
  • 素材:綿100%
  • 価格:3,080円(税込み)

2.マールマール 浴衣

少しお値段はしますが、ベビー服で有名なマールマールからも浴衣が販売されています。上下がわかれているセパレートタイプなので、見た目によらず簡単に着脱できますよ。
作り帯はマジックテープ仕様になっており、胴体に回して留めるだけなので簡単です。デザイン性が高く、おしゃれ感たっぷりの浴衣ですね。
  • サイズ:80
  • 素材:綿100%
  • 価格:9,350円(税込み)

男の子のベビー浴衣・甚平3選

1.甚平ロンパース

水玉や花火、恐竜の柄まで豊富なデザインがある甚平ロンパース。独特でさまざまなスタイルの生地ができるドビー織仕様で、やや光沢感もあるのが特徴です。着心地がよく、吸水性にも優れているので夏にもおすすめの素材ですよ。
生地はしっかりしていますが伸縮性がないので、大きめサイズが〇。
  • サイズ:70/80
  • 素材:綿100%
  • 価格:1,491円(税込み)

2.ベビー&キッズ 甚平スーツ

高級浴衣の一種である「綿紅梅」という格子状に太い糸を織り込んだ生地に型染めした浴衣です。生地表面に凹凸があるので、肌に生地が張り付かず、サラッと快適に過ごせるようになっています。
甚平なので、上着は内紐と外紐を結ぶさいにサイズ調整も可能ですよ。ほかには見ないようなかっこいい柄で、周りと差がつく1着となりそうですね。
  • サイズ:80/90/100/110/120
  • 素材:綿100%
  • 価格:3,858円(税込み)

3.2ピース ベビー浴衣

大人っぽいデザインでセパレートタイプなのが嬉しい浴衣です。はだけやすい襟元にはスナップボタンが付いているので、着崩れの心配なく固定できるところもいいですね。ズボンにもスナップボタンが付いており、新生児でも楽におむつ替えができます。
着方次第で、浴衣にも甚平風にもアレンジ可能なところもおすすめポイント。
  • サイズ:50-70/80/90
  • 素材:綿/ポリエステル/リネン
  • 価格:4,990円(税込み)

女の子のベビー浴衣・甚平3選

1.浴衣セット

通気性がよく、透け感が少ない素材を使用した浴衣です。ドレスタイプで、レースが付いた浴衣とふわふわの兵児帯がセットになっています。着させやすく、動きやすそうとの口コミが多く、満足しているママやパパが多いですよ。
  • サイズ:90/100/110/120/130
  • 素材:綿
  • 価格:2,980円(税込み)

2.2 WAY 浴衣

中はワンピース仕様で上から上衣を羽織るタイプの浴衣です。ワンピースは裾がフリルになっており、日常づかいとしてもOKで2WAYとしての利用が可能となっています。
すでにかわいいリボンの形が仕上がっている兵児帯は簡単に取り付けでき、着付けに時間がかかりません。鮮やかなカラーで目立つこと間違いなしの浴衣ですよ。
  • サイズ:80/90/100
  • 素材:綿100%/ポリエステル100%
  • 価格:4,980円(税込み)

3.モンキーパンツ 甚平

こちらは熟練の職人さんたちが1枚ずつ丁寧に縫製している甚平です。ほかでは手に入りにくい柄をスタッフみずから厳選しており、大きな椿小さな小花など、女の子にぴったりの柄があしらわれた甚平は日本伝統の古典柄でおしゃれですよね。
  • サイズ:80/90/100/110
  • 素材:綿100%
  • 価格:4,669円(税込み)

オリジナルのベビー浴衣・甚平を作ってみよう

オリジナルのベビー浴衣・甚平を作ってみよう
世界に1つだけのベビー浴衣や甚平を作ってあげたいと思われるママやパパもいると思います。型紙が必要な浴衣、型紙が不要ともいわれる甚平ともにコツを掴んでオリジナルの1着を仕上げてみるのもいいですよ

材料
布、縫い糸、型紙、まち針、チャコペン、裁断用ハサミ、ミシン、アイロンなど
ミシンは必ずしも必要ということではありませんが、短時間できれいに仕上げることができるので、使えれば便利なアイテムです。
材料の準備が終わったら、下記のような手順で仕上げていきます。
  1. 生地を選ぶ
  2. 製図を完成させる
  3. 裁断をする
  4. 縫う前のアイロンがけをする
  5. 上着を縫う
  6. ズボンを縫う
浴衣や甚平の生地は100均や手芸店で購入できます。赤ちゃんの体は小さいので、大きい柄よりも小さめの柄を選ぶと仕上がりがかわいいですよ。
生地は綿100%で、凹凸がある「リップル生地」や「サッカー生地」がおすすめ。風通しがいいので夏にぴったりな素材です。「しじら織」という生地は軽くて通気性がいいことから、こちらも人気ですよ。赤ちゃんや子どもは汗っかきなので、素材にはこだわりましょう。
ガーゼやリネンといった生地もありますが、洗濯すると縮んでしまうことも考えておくべきポイントです。
柄は、上下バラバラのものだと向きを気にしながら縫っていかなければならないので、全て同じ向きの柄を選ぶと向きをそろえる必要がなくていいと思います。作り方は、実際に作っている方の動画を見ながら仕上げていくとうまくいくのでチェックしてみてくださいね。
好きな柄のステテコを利用するママもいました。ママのこだわりが詰まった甚平となっていますね。
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まとめ

夏のイベントだけでなく、日常づかいとしても気軽に着用できる浴衣や甚平だと使い勝手がよくていいですよね。素材によっては速乾性・通気性に優れたものが多いので、初夏~秋口に活躍します。
ベビー浴衣や甚平は、大人顔負けのおしゃれでポップなデザインも多いですが、ママやパパとおそろいに近いものを選んでみてもいいですね。帯は兵児帯かゴムの帯を選んで締め付け感がないようにしてあげてください。
赤ちゃんにぴったりのかわいい浴衣や甚平を着せて、思い出に残る夏を過ごしましょう。