セカンドベビーカーいつから

セカンドベビーカーはいつから必要?B型・バギーの違いと選び方30選

最終更新日:2026年7月27日

ベビーカーを2台目として買い足すかどうかの検討は、子どもの体重が増えて1台目の取り回しが重くなる生後7か月から1歳半ごろに持ち上がります。判断が難しいのは、「セカンドベビーカー」がカテゴリー名ではなく購入順序を指す言葉であるためです。一般財団法人製品安全協会のSG基準では、乳母車の区分はA型(生後1か月または4か月から最長48か月)とB型(おすわりができる生後7か月から最長48か月)の2つだけで、セカンドという区分は存在しません。売り場でB型・バギー・AB型が同じ棚に並ぶのはこのためです。

先に要点:2台目が必要かどうかは月齢ではなく移動手段で決まります。電車・バス・階段が日常にある家庭は買い足しの費用対効果が高く、車移動が中心で子どもがよく歩く家庭は出番が限られます。買い足す場合の第一判断軸は重量よりも折りたたみ後の3辺実寸で、玄関・トランク・改札幅に収まるかを先に測ると失敗が減ります。SG基準上のB型は生後7か月が下限、上限は最長48か月かつ体重15kg・17kg・22kgのいずれかです。

セカンドベビーカーとは|「2台目」であってB型の別名ではない

セカンドベビーカーとして選ばれる2台目のB型ベビーカー

セカンドベビーカーという語は、1台目(ファーストベビーカー)を使い続けるのが不便になった家庭が買い足す2台目を指します。多くはB型が選ばれますが、B型の別名ではありません。1台目をレンタルで済ませた家庭がAB型を2台目として買うケース、帰省用にバギーだけを足すケースも同じ「セカンド」に含まれます。

売り場で並ぶ4つの呼び名を整理する

店頭とオンラインで混在している呼び名は、A型・AB型・B型・バギーの4つです。このうちSG基準にあるのはA型とB型のみで、AB型とバギーはメーカーと販売店が使う通称にあたります。AB型はA型の認可を取りながらB型並みに軽量化したもの、バギーはB型よりさらに機能を削って軽くしたものを指す運用が定着しています。

SG基準に「セカンド」という区分はない

製品安全協会のSG基準では、A型が生後1か月または首がすわる4か月から最長48か月、B型がおすわりのできる生後7か月から最長48か月と定められています。2台目かどうかで基準が変わることはありません。カタログの「セカンドベビーカーに最適」という表記は、あくまで軽量性とたたみやすさを訴求する販促表現として読む必要があります。

1台目の選定から見直す場合はA型B型AB型ベビーカーの違いと選び方、B型単体の詳細はB型ベビーカーはいつから?軽量コンパクトな選び方、新生児期からの1台目はA型ベビーカーはいつから?B型との違いで扱っています。

いつから使える?SG基準で決まっている月齢の下限

セカンドベビーカーの使用開始は生後7か月のおすわり期から

下限は生後7か月です。おすわりが安定し、背もたれの角度が浅いシートでも姿勢を保てることが前提になります。首すわりの4か月とおすわりの7か月を混同すると、リクライニングの浅いB型に早く乗せてしまう原因になります。

生後6か月から認可されているモデルがある理由

サイベックス リベルとベビーゼン YOYO2 6+は生後6か月から使用できます。これは欧州のEN1888を含む海外基準で設計されたモデルが国内に入ってきているためで、シート形状と拘束具の要件がSG基準のB型と異なります。6か月表記のモデルでも、おすわりが不安定な段階では見送るほうが安全側です。

買い足しが集中するのは1歳前後と保育園入園前

2台目の検討が増えるのは、体重が9kgを超えて1台目の持ち上げがつらくなる1歳前後と、送迎が始まる保育園入園前の2つの時期です。1台目が7kg以上ある場合、駅の階段や集合住宅のエントランスで片手保持ができず、この段階で買い足しが具体化します。

いつまで使う?卒業は月齢より体重と本人の意思で決まる

SG基準の上限は最長48か月ですが、実際には体重制限が先に来ます。国内主要モデルの耐荷重は15kg・17kg・22kgに分かれており、15kgのモデルは3歳前後で上限に達する子が出ます。4歳まで使う想定なら、耐荷重22kgのサイベックス リベルやベビーゼン YOYO2 6+のように上限の高いモデルを選ぶ必要があります。

実際の卒業タイミングは2歳半から4歳に分散する

歩行が安定する2歳前後で乗らなくなる子がいる一方、通園距離が長い家庭では4歳まで使い続けます。卒業を決めるのは月齢ではなく、子どもが自分から乗りたがらなくなるかどうかと、体重が耐荷重に達するかどうかの2点です。上の子の卒業が近いなら、買い足しよりも2WAYベビーカーステップボードで立ち乗りに切り替える構成のほうが総額を抑えられます。

必要かいらないか|移動手段別の判定と観点別まとめ

セカンドベビーカーが必要か迷う保護者の判断ポイント

買い足しの是非は、生活動線に階段と公共交通機関がどれだけ含まれるかで決まります。以下の条件に2つ以上あてはまる家庭では、2台目の稼働率が高くなります。

  • 通勤・通園で電車またはバスを週3回以上使う
  • 自宅または最寄り駅にエレベーターがない区間がある
  • 1台目の本体重量が7kg以上ある
  • 車のトランクに1台目を積むと他の荷物が入らない
  • 年に2回以上は飛行機または新幹線での帰省がある

出番が少なくなる条件

逆に、移動が車中心で、子どもが2歳前から30分程度歩けている場合、2台目の稼働は月数回にとどまります。この場合は購入より短期レンタル、あるいは1台目にステップボードを足す構成が現実的です。判断を先送りにできるのも2台目の特徴で、1台目と違って出産前に決める必要はありません。

セカンドベビーカーの「いつから・必要性」に関する情報源別まとめ

観点 一般的な認識 公的基準・一次情報 メーカー推奨 ベビシア編集部の見解
使用開始 「腰がすわったら」と月齢があいまいに語られる 製品安全協会SG基準はB型をおすわり期(生後7か月)からと明記 ピジョン・コンビ・アップリカは7か月、サイベックスとベビーゼンは6か月から 月齢表記より「支えなしで5分座れるか」を実地で確認する。6か月モデルでも不安定なら見送る
使用終了 「4歳まで」と月齢だけで語られやすい SG基準の上限は最長48か月。体重上限は製品ごとに設定 15kg(コンビ・アップリカ)/17kg(ピジョン)/22kg(サイベックス・ベビーゼン) 体重上限が先に来る。4歳まで使う想定なら22kgモデル以外は避ける
必要性 「あると便利」「いらなかった」と体験談が二分する 公的な必要性の基準はなし。国土交通省は公共交通での利用環境整備を進めている 各社とも「2台目・お出かけ用」と用途を限定して訴求 移動手段で決まる。電車・バス・階段が週3回以上なら費用対効果が出る
安全注意 軽さばかりが比較され、安定性は語られにくい 国民生活センターは転倒・転落の最多原因をハンドルへの荷物掛けと指摘 取扱説明書はハンドルへの荷物掛けを禁止事項として記載 軽量モデルほど後方転倒しやすい。荷物はアンダーバッグへ移す前提で選ぶ

失敗しない選び方6軸(実寸・重量・タイヤ・シート高・収納・開閉)

セカンドベビーカーの選び方はタイヤとシート高から確認する

カタログの「軽量」「コンパクト」は基準が統一されていません。次の6項目を数値で比べると、購入後の後悔が減ります。

1. 折りたたみ後の3辺実寸を最優先で見る

幅・高さ・奥行の3辺を確認し、玄関の空きスペース、車のトランク開口部、改札の幅に収まるかを事前に測ります。同じ「コンパクト」でも、サイベックス リベルの32×48×20cmとピジョン ビングル BB3の50×92.5×33.5cmでは占有体積が大きく異なります。自転車のカゴに入れたい場合は、三つ折りタイプに絞られます。

2. 重量は3.2kgから10.1kgまで幅がある

アップリカ マジカルエアーの3.2kg、コンビ アクビィの約3.6kg、ピジョン ビングル BB3の3.9kgが軽量帯です。一方、三輪のジョイー ライトトラックス エアは10.1kgあり、走行性と引き換えに携行性を落としています。片手で持ち上げる場面が想定されるなら4kg台まで、とにかく軽いものを求めるならバギーの2.8〜3kg台が目安です。実物の押し心地は、赤ちゃん本舗や西松屋の店頭で確認できます。

3. タイヤはシングルとダブルで得意な場面が違う

シングルタイヤは小回りが利き、溝にはまりにくい太径のものが増えています。ダブルタイヤは安定性が高く、踏切や側溝の格子を渡る場面で有利です。前輪径が16cm前後あるモデル(コンビ アクビィなど)は、歩道と車道の段差を乗り越えやすくなります。

4. シート高は地面の照り返し対策として効く

ハイシート仕様は座面が地面から離れており、夏場のアスファルト放射熱とホコリを避けやすくなります。同時に、乗せ降ろしで大人が腰をかがめる角度も浅くなります。座面の低いバギーを選ぶ場合は、ベビーカーシート 70×30cmのような敷き物で座り心地を補う想定を持っておくと安心です。

5. 収納カゴ容量は16Lから25Lに分かれる

ピジョン ビングル BB3が25L、コンビ F2 Limited AFが20.8L、ベビーゼン YOYO2 6+が16Lと、同じB型でも収納量に差があります。カゴが小さいモデルを選ぶ場合は、多機能ベビーカーバッグを前面に取り付ける構成にすると、ハンドルへの荷物掛けを避けられます。

6. 開閉方式は片手たたみと自立の2点で見る

子どもを抱いたまま畳む場面が想定されるなら、片手たたみに対応しているかを確認します。加えて、畳んだ状態で自立するかどうかで、駅のホームや店内での置き場所の確保しやすさが変わります。バガブー バタフライやコンビ アクビィは、この2点を両立させた設計になっています。

タイプ別比較とおすすめセカンドベビーカー&用品30選

先にタイプ別の傾向を整理し、その後に本体15点とベビシア取扱いの用品15点を並べます。人気ランキング形式ではなく用途別の並びにしています。価格は2026年7月時点の実勢帯で、モデルチェンジと販売店により変動します。

タイプ 使用開始 本体重量の目安 リクライニング 向いている場面
A型 生後1か月または4か月 5〜8kg ほぼフラットまで 1台目。新生児期からの日常使い
AB型 生後1か月 5〜7kg 深め 1台目をレンタルで済ませた家庭の2台目
B型 生後6〜7か月 3〜6kg 浅めまたはあり 2台目の主流。通園・電車移動
バギー 生後7か月 2.8〜4kg なしが多い 帰省・旅行・短時間の外出
# 画像 商品名 タイプ 対象・耐荷重 重量/折りたたみ 価格 特徴
1 ベビシア 2WAYベビーカーステップボード 2WAYベビーカーステップボード ベビシア用品 B型・バギーに後付け 4,980円 上の子の立ち乗り台。2台目の代替案
2 ベビシア ベビーカーステップボード(サドル付き) ベビーカーステップボード(サドル付き) ベビシア用品 B型・バギーに後付け 10,220円 サドル付きで座れる。年子向け
3 ベビシア ベビーカーシート 70×30cm ベビーカーシート 70×30cm ベビシア用品 B型・バギーに後付け 2,850円 薄いB型シートの座り心地を底上げ
4 ベビシア ベビーカーレインカバー 90×34×45cm ベビーカーレインカバー 90×34×45cm ベビシア用品 B型・バギーに後付け 2,430円 B型・バギーの外寸に合う小さめ
5 ベビシア ベビーカーカバー 117×53×33cm ベビーカーカバー 117×53×33cm ベビシア用品 B型・バギーに後付け 1,280円 車に積むときの汚れ移り防止
6 ベビシア ベビーカーカバー ブラックドット柄 ベビーカーカバー ブラックドット柄 ベビシア用品 B型・バギーに後付け 1,490円 玄関置きのホコリ対策
7 ベビシア ベビーカーアンダーバッグ ベビーカーアンダーバッグ ベビシア用品 B型・バギーに後付け 2,020円 小さいカゴの収納量を後付けで増やす
8 ベビシア 多機能ベビーカーバッグ 21×13×12cm 多機能ベビーカーバッグ 21×13×12cm ベビシア用品 B型・バギーに後付け 2,020円 ハンドル荷掛けの代わりに前面へ
9 ベビシア マルチクリップ 4本セット 38cm マルチクリップ 4本セット 38cm ベビシア用品 B型・バギーに後付け 1,000円 38cmで幌の浅いB型に届く
10 ベビシア ビーズマルチクリップ 2本セット 24cm ビーズマルチクリップ 2本セット 24cm ベビシア用品 B型・バギーに後付け 1,220円 短めで飛び出しにくい
11 ベビシア シューズクリップ 2個セット 27×6.5cm シューズクリップ 2個セット 27×6.5cm ベビシア用品 B型・バギーに後付け 1,200円 乗り降りが増える時期の靴落とし防止
12 ベビシア ベビー用蚊帳 折りたたみ ベビー用蚊帳 折りたたみ ベビシア用品 B型・バギーに後付け 3,590円 幌が浅いバギーの虫よけ
13 ベビシア キッズハット 日よけフラップ付き キッズハット 日よけフラップ付き ベビシア用品 B型・バギーに後付け 1,960円 短いサンシェードを子ども側で補う
14 ベビシア 携帯クッション 折りたたみ式 携帯クッション 折りたたみ式 ベビシア用品 B型・バギーに後付け 1,790円 旅行・帰省の携行品
15 ベビシア 抱っこ用ショルダーバッグ ヒップシート 抱っこ用ショルダーバッグ ヒップシート ベビシア用品 B型・バギーに後付け 3,880円 畳む場面の抱っこ補助
16 サイベックス リベル B型 生後6か月〜22kg 6.2kg/閉32×48×20cm 2万円台後半〜 三つ折りで自転車カゴに入る
17 ピジョン ビングル BB3 B型 生後7か月〜48か月・17kg 3.9kg/閉50×92.5×33.5cm 2万円台〜3万円台 シングルタイヤで最軽量級
18 コンビ アクビィ(Acbee) B型 生後7か月〜36か月・15kg 約3.6kg/閉46.7×95.5×33.7cm 2万円台〜3万円台 丸洗いシートとハイシート
19 コンビ F2 Limited AF B型 生後7か月〜36か月・15kg 3.6kg/閉46.7×95.5×33.7cm 2万円台〜3万円台 カゴ容量20.8Lでフル装備
20 アップリカ マジカルエアー B型 生後7か月〜36か月・15kg 3.2kg/閉44.5×93.2×31cm 1万円台後半〜 ワンタッチ開閉とシート丸洗い
21 バガブー バタフライ B型 生後6か月〜22kg 約7kg/機内持込サイズ級 5万円台〜 片手たたみと自立
22 ベビーゼン YOYO2 6+ B型 生後6か月〜48か月・22kg 6.2kg/閉44×52×18cm 5万円台〜 肩掛け携行が前提の設計
23 ジョイー ライトトラックス エア B型(1か月〜) 生後1か月〜15kg 10.1kg/閉53×85×28.5cm 1万円台後半〜 三輪で小回りが利く
24 J is for Jeep アドベンチャープラス B型 生後7か月〜15kg 5.6kg/閉25×111×31cm 2万円台〜 全輪サスペンションと大径タイヤ
25 エンドー クールキッズ CKバギー バギー 生後7か月〜24か月 2.85kg/閉24×104×22cm 1万円台前半〜 アルミボディで超軽量
26 GB ポキット バギー 生後6か月〜17kg 約4.8kg/折りたたみ後がバッグ大 2万円台〜 機内持込や電車移動を想定した超小型たたみ
27 カトージ TOBERU B型 生後7か月〜36か月 約4kg台/自立コンパクト 1万円台後半〜 国内メーカーの軽量モデル
28 ORANGE-BABY ココロンセカンド バギー寄りB型 生後7か月〜48か月・18kg 4.6kg/閉52×76×26cm 1万円台〜 安い価格帯ながらセーフティガードとフットブレーキを装備
29 西松屋 スマートエンジェル バギー バギー 生後7か月〜36か月 約3kg台/スリムたたみ 1万円未満〜 店頭で実物を押して確認しやすい
30 シルバークロス クリック AB型 生後1か月〜 約6.5kg/コンパクトたたみ 5万円台〜 1か月から使えて軽い

ベビーカー本体に合わせる用品は、サイズと固定方法で選びます。

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【豆知識】乳母車の日本上陸からベビーバギー誕生まで

日本に乳母車が入ったのは幕末から明治初期で、1867年に渡米した福沢諭吉が持ち帰った記録が慶應義塾に残されています。当時は座面の高い木製の押し車で、折りたためる構造ではありませんでした。

現在のバギーの原型が生まれたのは1965年です。英国の航空技師オーウェン・マクラーレンが、飛行機の脚部構造を応用して傘のようにたためるベビーバギーを考案し、アルミフレームで6ポンド台という当時としては異例の軽さを実現しました。日本で「バギー」という呼び名が定着したのは1980年代以降で、B型より簡易な軽量モデルを指す通称として広がっています。

「セカンドベビーカー」という言い方が売り場に定着したのは2000年代で、A型の高機能化で本体重量が増えた反動として生まれた需要です。

A型・AB型・B型・バギーの違い早見表

4区分の違いは、使用開始月齢とリクライニング角度、そして重量の3点に集約されます。2台目を選ぶ際は、1台目に足りなかった要素を基準に絞り込みます。おしゃれなカラー展開で選ばれることが多いのはサイベックス リベルとベビーゼン YOYO2 6+で、機能差より色数で候補が絞られる場面もあります。

比較項目 A型 AB型 B型 バギー
SG基準の区分 A型 A型として認可 B型 B型として認可されるものが多い
使用開始 生後1か月/4か月 生後1か月 生後6〜7か月 生後7か月
本体重量 5〜8kg 5〜7kg 3〜6kg 2.8〜4kg
収納カゴ 大きい 中程度 16〜25L 小さいか非搭載
実勢価格帯 4万〜8万円 3万〜6万円 1万〜5万円 5千〜1万5千円
2台目としての適性 低い 1台目がレンタルなら高い 高い 用途限定で高い

公共交通機関とエレベーターの実務|ベビーカーマークと改札幅

セカンドベビーカーを折りたたんで公共交通機関で運ぶ

2台目の稼働場所は、そのまま公共交通機関になります。国土交通省は2013年6月に公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会を設置し、2014年3月に統一のベビーカーマークを策定しました。マークが表示された場所では、ベビーカーを折りたたまずに利用できることが示されています。2014年度からは毎年5月にベビーカー利用に関するキャンペーンが実施されています。

改札とエレベーターの幅で詰まる場面

駅の自動改札は幅の狭い通路が主流で、拡幅通路以外は本体幅が広いモデルだと通過に手間取ります。本体幅44.5cmから52cmという差は、混雑時の通過速度に直結します。エレベーターが1基の駅では待ち時間が読めないため、階段を使う前提で片手保持できる重量かを確認しておきます。

バス車内では固定装置を使う

路線バスでは、車内の固定ベルトでベビーカーを留める運用が広がっています。折りたたまずに乗車できる一方、固定作業の間は乗務員の案内に従う必要があります。雨天時はベビーカーレインカバー 90×34×45cmのようにB型の外寸に合わせた小さめのカバーだと、車内で畳む手間が減ります。

【豆知識】事故データが示す「ハンドルに荷物」の危険

国民生活センターは、ベビーカーごとの転倒および子どもの転落について、原因として最も多いのがハンドル部分に荷物を提げたことだと公表しています。転倒と転落を合わせた被害人数は270人にのぼります。2台目に選ばれる軽量モデルは前後の重量バランスが軽い分、後方への転倒がより起こりやすくなります。

もう1つ多いのが折りたたみ時の指はさみです。畳む動作の途中で子どもが手を出す事故が報告されており、畳むときは子どもを一度離れた場所に立たせるか、抱き上げてから操作します。

対策は装備で解決できます。荷物はベビーカーアンダーバッグに移して重心を下げ、ブランケットや日よけはマルチクリップ 4本セット 38cmで幌に固定します。歩き始めの子が触れる位置には、飛び出しの少ないビーズマルチクリップ 24cmのほうが向きます。

年子・二人目の使い分けと48か月の総額試算

二人目が生まれた家庭では、2台運用・二人乗り・ステップボード追加の3通りに分かれます。上の子の年齢と歩行の安定度で適解が変わります。

3パターンの総額を並べる

構成 初期費用の目安 向いている条件 注意点
B型を買い足して2台運用 1万5千〜3万円 上の子が2歳半以降で自分で歩ける 大人が2人いる場面に限られる
二人乗りベビーカーへ買い替え 4万〜8万円 上の子が2歳未満で歩行が不安定 本体幅が広く改札とエレベーターで制約が出る
1台目+ステップボード 5千〜1万円台 上の子が2歳半以降で短距離なら歩ける 上の子の体重上限と1台目の適合を要確認

ステップボード構成は初期費用が最も軽く、2WAYベビーカーステップボードが4,980円、座れるサドル付きのベビーカーステップボード(サドル付き)が10,220円です。上の子が座りたがる時間が長いならサドル付き、立ち乗りで足りるなら2WAYが選ばれています。

2台目の持ち方に関する情報源別まとめ

観点 一般的な認識 公的基準・一次情報 メーカー推奨 ベビシア編集部の見解
二人育児 「二人乗りが必要」と早い段階で判断されがち SG基準に二人乗り専用の区分はなく、乳母車として同じ枠で扱われる 各社とも上の子の体重上限を個別に設定 上の子が2歳半以降ならステップボード構成が軽く、総額も1/4から1/8で収まる
購入かレンタルか 「短期ならレンタル」と漠然と語られる 公的な損益分岐の指標はない メーカー直営のレンタルやサブスクは月額制が中心 使用6か月未満はレンタル、12か月以上は購入が総額で有利になりやすい
持ち運び 「軽ければよい」と重量だけで比較される 国土交通省のベビーカーマークは折りたたまない利用を前提に整備 肩掛けストラップや自立機構を各社が装備 畳む頻度が高いなら重量より「片手たたみ+自立」の2点を優先する
お手入れ 「シートは洗える」とだけ紹介される 取扱説明書で洗濯可否と乾燥方法が指定されている コンビとアップリカは丸洗い対応シートを採用 洗える範囲はシート本体のみでベルト類は拭き取り指定が多い。購入前に分解手順を確認する

お手入れ・保管とリセールで残る価値

2台目は使用期間が短く、状態を保てば手放すときの価値が残ります。劣化を防ぐ手順は3つです。

タイヤと軸まわりの砂を落とす

屋外で使ったあとは、タイヤの溝と車軸に噛んだ砂を乾いたブラシで落とします。砂が残ると走行音の増加とベアリングの摩耗につながります。

シートは指定の方法で洗い、金具は拭き取る

丸洗い対応のシートでも、洗える範囲は本体のみでベルトとバックルは拭き取り指定というモデルが少なくありません。分解手順は購入前に確認します。

畳んだ状態でカバーをかけて保管する

玄関や物置に置く期間が長いなら、ホコリと直射日光を避けるカバーが効きます。ベビーカーカバー ブラックドット柄ベビーカーカバー 117×53×33cmは、畳んだB型とバギーの外寸に合う容量です。生地の色あせを抑えると、譲渡や売却時の評価が変わります。

よくある質問

セカンドベビーカーはいつから使えますか?

SG基準のB型は「おすわりができる生後7か月から」が下限です。モデルによっては生後6か月から認可されているものもあり、サイベックス リベルやベビーゼン YOYO2 6+が該当します。腰がすわる前に使うと姿勢が保てないため、月齢だけでなくおすわりの安定を確認してください。

セカンドベビーカーは何歳まで使えますか?

SG基準の上限は最長48か月(4歳)です。ただし体重制限が先に来ることが多く、15kg・17kg・22kgのいずれかが設定されています。3歳前後で15kgを超える子は、耐荷重22kgのモデルでないと卒業が早まります。

セカンドベビーカーは本当に必要ですか?

電車・バス・階段が日常の移動に含まれる家庭では買い足しの費用対効果が高く、車移動が中心で子どもがよく歩く家庭では出番が限られます。1台目が7kg以上で片手で持ち上げられない場合が、買い足しの検討ラインです。

B型ベビーカーとセカンドベビーカーは同じものですか?

同じではありません。セカンドベビーカーは「2台目」という購入順序を指す言葉で、SG基準にはA型とB型の2区分しかありません。2台目にAB型やバギーを選ぶ家庭もあり、B型の別名として扱うと選択肢を狭めます。

バギーとB型ベビーカーはどちらを選ぶべきですか?

1回あたりの乗車が30分を超えるならB型、外出先で座らせる時間が短いならバギーが向きます。バギーは3kg前後まで軽くなる一方、リクライニングと収納カゴが省かれることが多く、寝てしまう子には負担がかかります。

折りたたみサイズはどこを測ればよいですか?

幅・高さ・奥行の3辺すべてです。自宅の玄関の空きスペース、車のトランク開口部、改札の幅(一般的な有人通路以外は約55〜60cm)に収まるかを、購入前にメジャーで確認してください。カタログの「コンパクト」表記は基準が統一されていません。

電車やバスではベビーカーを畳む必要がありますか?

国土交通省は2014年3月に統一のベビーカーマークを策定し、マークのある場所では折りたたまずに利用できる旨を示しています。路線バスは車内の固定装置を使う運用が一般的で、乗務員の案内に従います。

ベビーカーのハンドルに荷物を掛けても大丈夫ですか?

国民生活センターは、ベビーカーごとの転倒・転落事故の原因として最も多いのがハンドル部分への荷物の掛け方だと注意喚起しています。荷物はカゴかアンダーバッグへ移し、子どもを降ろすときは先にバッグを外してください。

年子や二人目にはセカンドベビーカーと二人乗り、どちらが向きますか?

上の子が2歳半以降で歩ける場合は、B型1台にステップボードを追加する構成のほうが軽く、総額も抑えられます。上の子が2歳未満で歩行が安定しない時期は、二人乗りまたは2台運用が現実的です。

セカンドベビーカーはレンタルと購入のどちらが得ですか?

使用期間が6か月未満ならレンタル、12か月以上なら購入が総額で有利になりやすい水準です。旅行や帰省だけで使うなら短期レンタル、保育園の送迎で毎日使うなら購入というように、使用頻度で切り分けます。

ベビシアでは、セカンドベビーカーに合わせる用品をサイズ別に取り扱っています。

ベビーカー用品一覧 おでかけグッズ一覧

出典:一般財団法人製品安全協会「ベビーカー(TypeⅠ)SG基準」/国土交通省「ベビーカーマークについてのお知らせ」「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会 とりまとめ(2014年3月)」/国民生活センター「子どもの事故(テーマ別特集)」/各メーカー公式サイトの製品仕様(2026年7月時点)。