寝返り事故防止クッション。ベルト型ベッドインベッドや手作りペットボトル

寝返り事故防止クッション8選。ベルト型ベッドインベッドや手作りペットボトル

多くのママが気になるという「寝返りをするようになった赤ちゃんの窒息事故」。寝返りをすると赤ちゃんがうつ伏せになってしまい、自力で元に戻るのが難しい時期には心配で眠れないという方が多いのではないでしょうか?
今回は、赤ちゃんの寝返りを防止するクッションの効果や事故防止のための使い方などを紹介していきます。寝返り防止クッションにはさまざまなタイプがあるため、各家庭のライフスタイルに合わせて選んでみましょう。
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赤ちゃんが寝返りしたら元の状態に戻してあげよう

赤ちゃんが寝返りしたら元の状態に戻してあげよう
寝返りは赤ちゃんの成長を感じることができて嬉しい気持ちが大きい一方、寝返りをしたまま窒息してしまわないかどうかが心配ですよね。赤ちゃんは寝返りをしたら、すぐに自力では仰向けに戻れません
寝返りは生後5~6か月からできるようになる子が多いですが、中には生後3か月でマスターする子もいます。
その後、1~2か月後にコロコロと転がるようになり、自分で元の体勢に戻れるようになります。自分で元の体勢に戻れないまではママやパパが赤ちゃんをうつ伏せから仰向けに戻してあげましょう。
うつ伏せ状態の赤ちゃんは窒息リスクが高いため、消費者庁では1歳になるまでは赤ちゃんを仰向けにして寝かせるよう呼び掛けています

赤ちゃんの寝返りを防止するクッションの効果とは

窒息を防止する

窒息を防止する
赤ちゃんが、ふかふかのマットレスや布団の上で寝返りをすると顔が埋まってしまい窒息してしまう恐れがあります。壁とベッドの隙間、落下対策として取り付けたベッドガードとベッドの隙間に挟まって窒息するケースも。
ほかには、親が寝返りをして気付かぬうちに赤ちゃんに覆いかぶさってしまい、赤ちゃんが亡くなる悲しい事故も起きています。そういった事態を防ぐために、寝返り防止クッションを正しく使用すれば、窒息事故をある程度防ぐことが可能です。
※寝返り防止クッションは、完全に寝返りを防止するものではありません

ベッドからの落下を防止する

ベッドからの落下を防止する
赤ちゃんが寝返りをして、大人用のベッドから落下してしまう事故があります。マットレスを床に敷いている家庭でも、高さがあるものだと赤ちゃんが頭を強く打ってしまう場合もあり危険です。
赤ちゃんの寝返りをストップさせてくれる寝返り防止クッションは、ベッドからの落下防止としても利用できます。

ミルクの吐き戻しを軽減する

ミルクの吐き戻しを軽減する
赤ちゃんがミルクを飲んだあとは、ミルクと一緒に胃に入ってしまった空気を出すためにゲップをさせます。うまく出してあげなければ、苦しそうにしたりミルクを吐き出してしまったりすることが多くあります。
赤ちゃんが勢いよく寝返りをするとミルクを大量に吐いてしまう場合も。そんな時に、赤ちゃんの体をクッションで固定し、嘔吐で窒息してしまわないよう横向きに寝かせて様子を見ることができます

乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防する

乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防する
なんの予兆もなく赤ちゃんが睡眠中に亡くなるSIDSは、仰向け・うつ伏せに関係なく発症します。窒息とは異なりますが、SIDSは生後2~6か月の赤ちゃんに多く、原因は不明です。
仰向けよりうつ伏せの方が発症リスクが高いとされているSIDSの予防として、クッションの使用は役立つアイテムとなります。

窒息防止のためにクッションを正しく使おう

窒息防止のためにクッションを正しく使おう
「寝返り防止クッションはいらない」といわれることがあります。寝返り防止クッションの使用は窒息リスクが高まるとされ、使用を控えている家庭もあるのが現実です。
しかし、正しく使えばいつどのタイミングで起こるかわからない窒息のリスクを下げるアイテムとして使えるものでもあります。

寝返り防止クッションは、必ず寝返りをさせないというわけではなく「寝返り防止」となります。夜間の長い時間は使用せず、短時間の昼寝で使用し、大人の目が届く範囲で使いましょう
タオルやぬいぐるみを赤ちゃんの顔周りに置いていると、首に巻き付いたり鼻や口をふさいだりしてしまう可能性があります。そのような物は一切置かない工夫も大切です。
夜間は国の定めた技術基準に適合したPSCマーク付きのベビーベッドに固い敷布団、軽い掛布団の環境に赤ちゃんを寝かせるのがベスト。掛布団のかわりにスリーパーを着せてあげるのもおすすめですよ。

寝返り防止クッションを選ぶ時のポイント

クッションのタイプで選ぶ

マット型


赤ちゃんを寝かせた両サイドに寝返りを防止するクッションが付いているのが「マット型」です。
月齢に合わせてマジックテープでサイズ調整が可能なため、クッションの位置を自由に変えられますよ。赤ちゃんの両脇下にクッションが固定されるように置くと、寝返り防止に役立ちます
両腕をクッション内側に入れてしまうと、赤ちゃん特有のバンザイ寝ができなくなり息苦しい体勢となってしまうので気を付けましょう。

ベッドインベッド型

赤ちゃんが、大人と同じベッドや布団で寝る時に活躍するのは「ベッドインベッド型」です。
大人のベッドからの転落を防止してくれ、睡眠中に親が赤ちゃんを押しつぶしてしまう心配がグッと減るメリットもあります。
適切に使うためには、以下の3つを参考にしてみてください。
  • 壁にぴったりと付ける
  • ベルト付きタイプを使う
  • ベッドではなく床に置いて使う
ベッドインベッド型は、折りたたみ式・ラウンド式があります。
折りたたみ式は収納や持ち運びに便利で、実家へ帰省する時やお友達のおうちへお邪魔する時に活躍しますよ。一方、ラウンド式は折りたたみができないため、基本はおうちでの使用に限られてしまいます。

ベルト型


マットレスや敷布団に取り付ける「ベルト型」は、本体に付いているベルトを赤ちゃんの胴体へ巻いて使います。マジックテープで胴体を固定するため、赤ちゃんの寝返り防止となりますよ。
赤ちゃんの体を固定したあとに、胸をトントンすると寝てくれる子にはぴったりです。しかし、眠ったあとに抱っこから布団へ降ろすと背中スイッチが入ってしまう子や、音に敏感な子にはマジックテープの操作で苦戦するかもしれません。

調整できて長く使えるものかどうかで選ぶ

調整できて長く使えるものかどうかで選ぶ
寝返りをできるようになるのは個人差がありますが、クッションを調整すると新生児~生後9か月、1歳ごろまで使えるものもあります。
商品によっては、クッションの下部分を開いておむつ交換ができたり成長に沿ってチェアベルトとして使えるタイプも。

洗濯機で洗える素材かどうかで選ぶ

洗濯機で洗える素材かどうかで選ぶ
汗やよだれ、ミルクの吐き戻しやうんち漏れでクッションが汚れてしまうことが多いのが赤ちゃん期です。クッションカバーを外して洗える、丸洗いできるものはママにとって助かりますよね。
汗っかきな赤ちゃんだからこそ、通気性がよく肌にやさしいとされる綿素材で洗えるものがおすすめです。

持ち運びのしやすさと寝かせる場所で選ぶ

持ち運びのしやすさと寝かせる場所で選ぶ
商品によって形状が異なるため、持ち運びしやすいかどうかも確認しておきましょう。
ベッドインベッド型は折りたたみ式だとかさばってしまいますが、赤ちゃんを寝かせたい場所に困らないメリットがあります。
マット型やベルト型は、大きなベッドインベッド型よりかさばらずに持ち運びやすいタイプが多いです。しかし、赤ちゃんを寝かせるためのマット等が必要なので事前に寝かせる場所の確認をしておく必要があります。

寝返り防止クッションのタイプ別おすすめ8選

ベルト・ベッドガード型

商品 画像 shop ポイント 価格 素材 サイズ
PLUSiiNE
寝返り防止シーツ
Amazon ベビシア 楽天市場 赤ちゃんの胴体をマジックテープで固定し寝返り防止ができる 4,000円 綿、ポリエステル 173×46cm(カバー)
COCOLOOQ
ベッドガード
Amazon ベビシア 楽天市場 柵・囲いなどがあるベッドの内側に配置できる 5,980円 ポリエステル/中綿ポリプロピレン 360×15×7cm

1.PLUSiiNE 寝返り防止シーツ

マジックテープで取り付け可能な寝返り防止ベルトです。ベビー用のマットレスや布団にシーツを巻いて使用するため、シーツ幅のサイズを確認しておきましょう。
シーツ取り付け後は、寝かせた赤ちゃんの体に合わせてベルトを調整するだけで簡単に寝返り防止となり役立ちますよ。
  • 価格:4,000円(税込み)
  • 素材:綿、ポリエステル
  • サイズ:173×46cm(カバー)

2.COCOLOOQ ベッドガード

ふんわりもっちりとしたクッション素材でできたベッドガードは、柵や囲いのあるベッドで赤ちゃんの寝返りを防止してくれます。また、寝返りで柵にぶつかりがちな赤ちゃんの体を守ってくれる効果も。
選べるカラーが豊富で、お部屋の雰囲気が一気にかわいらしくなりますよ。
  • 価格:5,980円(税込み)
  • 素材:ポリエステル/中綿ポリプロピレン
  • サイズ:360×15×7cm

マット型

商品 画像 shop ポイント 価格 素材 サイズ
O-BABY.net
BED IN BED AID
Amazon ベビシア 楽天市場 三角形のクッションが特徴で、赤ちゃんに窮屈感を与えない作りになっている 6,600円 綿/ポリエステル/ウレタンフォーム 60×35×13cm
PUPPAPUPO
寝返り防止クッション
Amazon ベビシア 楽天市場 雲の形がシンプルでかわいらしいデザイン 2,690円 綿/ポリエステル/ウレタンフォーム 45.5×27×14cm
こどものふとん
天竺ニット 寝返り防止クッション
Amazon ベビシア 楽天市場 ふんわりとした天竺ニットを使用し、肌にやさしいクッション 2,700円 天竺ニット/ポリエステル/綿等 43×18cm(マット)

1.O-BABY.net BED IN BED AID

高さのある三角形のクッションが、赤ちゃんの窮屈感をなくし安心した眠りへと導きます
クッションの詰め物以外は洗濯可能なので、汗やよだれなどの気になる汚れが出てきたら洗濯して衛生面を保てますよ。
  • 価格:6,600円(税込み)
  • 素材:綿/ポリエステル/ウレタンフォーム
  • サイズ:60×35×13cm

2.PUPPAPUPO 寝返り防止クッション

かわいらしい雲の形をした寝返り防止クッションは、パイル地でふんわりとした肌触りです。
マジックテープの位置を変えるだけで赤ちゃんの体のサイズにぴったりフィット。本体のカバーが洗濯できるところも嬉しいポイントです。
  • 価格:2,690円(税込み)
  • 素材:綿/ポリエステル/ウレタンフォーム
  • サイズ:45.5×27×14cm

3.こどものふとん 天竺ニット 寝返り防止クッション

肌が触れる部分には天竺ニットを使用しており、やさしい触り心地です。吸水性・通気性にすぐれているため、四季を問わず使える素材が赤ちゃんにぴったり。マジックテープでクッションの取り外し、位置の調整が可能ですよ。
  • 価格:2,700円(税込み)
  • 素材:天竺ニット/ポリエステル/綿等
  • サイズ:43×18cm(マット)

ベッドインベッド型

商品 画像 shop ポイント 価格 素材 サイズ
izxi
すやみん
Amazon ベビシア 楽天市場 赤ちゃんの成長に合わせてベッド下部リボンをほどくと広く使える 4,980円 綿/ポリエステル/ポリプロピレン 45×83×13cm
Z・NewMArk
ベッドインベッド 防水仕様
Amazon ベビシア 楽天市場 防水加工済みなため、吐き戻しやおしっこ漏れをしても中まで染み込まない 4,380~4,880円 綿 45×83×15cm
赤ちゃんデパート水谷 ベッドインベッド フレックス Amazon ベビシア 楽天市場 ミルクの吐き戻し防止に◎。チェアベルトとしても使える 15,400円 綿/ポリエステル/ポリプロピレン等 40×70×17cm

1.izxi すやみん

シンプルなデザインで、お部屋の雰囲気にもなじみやすいカラーのベッドインベッドです。
赤ちゃんが大きくなってきたら、ベッド下部のリボンをほどくと少し長くなるので成長に合わせて使うことも可能
  • 価格:4,980円(税込み)
  • 素材:綿/ポリエステル/ポリプロピレン
  • サイズ:45×83×13cm

2.Z・NewMArk ベッドインベッド 防水仕様

ベッド内側には防水加工がほどこされており、吐き戻しやおしっこ漏れでもベッドのクッションまで染みこまないようになっています。その上には吸水層があり、吸水した水分を透過させ湿気やムレも軽減してくれるすぐれもの。
  • 価格:4,380~4,880円(税込み)
  • 素材:綿
  • サイズ:45×83×15cm

3.赤ちゃんデパート水谷 ベッドインベッド フレックス

睡眠中の吐き戻し防止として頭の方が少し高くなった傾斜有りタイプのベッドインベッドです。
成長にともない、ベルト装着で赤ちゃんのお座りやお食事シートとしても使える多機能タイプ。
  • 価格:15,400円(税込み)
  • 素材:綿/ポリエステル/ポリプロピレン等
  • サイズ:40×70×17cm

ペットボトルで手作りクッションが作れる


大きなペットボトルを寝返り防止クッション代わりとするママもいます。手作りで簡単にできるので、本格的に寝返り防止クッションを購入する前に試してみるのもアリです。
準備物
  • 四角型2リットルのペットボトル(2本or4本)
  • フェイスタオル(ペットボトルの本数分)
  • 輪ゴムやバンド
中身が入ったペットボトルにフェイスタオルを巻き、上下を輪ゴムやバンドで留めるだけで完成です。低月齢の赤ちゃんなら両サイドに1本ずつ、乗り越えられるようなら2本まとめたものをそれぞれセットするのがおすすめ。
タオルが赤ちゃんの首に巻き付かないように、しっかりと輪ゴム等で固定しておきましょう。
※丸形ペットボトルは転がってしまい安定感がないので、四角型を用意してください
大きめのクッションやタオルを丸めただけで作る寝返り防止クッションは、赤ちゃんの窒息リスクが上がるため使用しないようにしましょう。

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まとめ

うつ伏せは赤ちゃんの股関節の発育によく、首を持ち上げる動作は筋肉の発達にもよいとされています。そのため、完全に寝返りを予防すると赤ちゃんの成長をサポートできなくなってしまいます。
寝返り防止クッションは正しく使うことで寝返りを防止し、窒息やSIDSのリスクを下げる効果があるものと考えておきましょう。